〜骨粗鬆症予防にカルシウム投与編-中編〜
骨粗鬆症の原因は女性ホルモンレベルの低下による破骨細胞抑制の低下(骨が分解される)と骨芽細胞の活性低下(骨の代謝、新生が落ちる)であり、特に破骨細胞の抑制力が落ちることが主となる。

その対策としてまず、せっせとカルシウムを摂ることではないことは明らかで、破骨細胞の働きを抑えることに注力すべきである。

当然、そのような薬もあり、幸運にも最初っから処方されることもあるだろう。

その行為と結果に満足し、何の疑いも持たない人はそのままで良いが、長期的、一生という超長期的に服用した際の見えざるリスクや他の薬との兼ね合いを懸念する人は他のアプローチを模索すべきだろう。

つまり、食生活でなんとかならないの?って話だ。



「食品界のスーパースター」
中編にあたる今回の話は大豆や大豆プロテインの話の続きを書きたいがゆえの前振りを兼ねている。サプリ界のスーパースターがクレアチンであるように、大豆もまた優れたマルチプレーヤーなのだ。

大豆は優れたタンパク源であるだけでなく、ホルモン様作用を持ったイソフラボンの供給源である。

大豆イソフラボンは体内で、あたかも女性ホルモンのような作用を発揮する女性ホルモン模倣物質とも言える。しかしながら、その作用(活性)は女性ホルモンの1,000〜10,000分の1の効果しか持たない。

女性ホルモンレベルが体質的に高すぎることやエストラジオールレベルが高い人は乳がんや子宮系の病気に罹りやすいとされるが、アーミッシュやモンゴル人の食生活から考えると、ひょっとしたら、肉や乳製品などに残留する合成女性ホルモン剤やIGF-1の影響もあるかも知れない。

これらのリスクを持つ人(女性だけでなく、肉や乳製品大好きな男も)は大豆イソフラボン摂取によって、そのリスクを減らせる可能性が高い。女性ホルモンとしての活性(効果)が極めて低い大豆イソフラボンが女性ホルモン受容体に先回りして取り付くことで、女性ホルモン過多の弊害や女性ホルモンとしての活性が高すぎるエストラジオールの悪影響を抑制することができるからだ。



一方、女性ホルモンレベルが著しく低下してしまった場合、大豆イソフラボンは穏やかなエストロゲン作用を発揮してくれる。

つまり、大豆イソフラボンは弱いながらも、破骨細胞の働きを抑えつつ、骨芽細胞を助け、ついでにカルシウム吸収を助けてくれるのだ。

前述の通り、大豆イソフラボンのままでは女性ホルモンの1,000〜10,000分の1の活性しかないが、日本人の半数くらいは腸内細菌によって、大豆イソフラボンが100〜1,000分の1の活性を持ったエクオールへと転換されることが解っている。

つまり、大豆のエストロゲン様作用による骨粗鬆症予防効果の恩恵を受けやすいのは、雑に2人に1人くらいと言える。

だだし、適度なエストロゲンブロッカー(エストラジオール、合成エストロゲン対策)としては、多くの人にとって有用である可能性が高いため、がんの予防や下半身痩せのおまじないとして、大豆食品を積極的に取り入れても良いだろう。

ちなみに、大豆イソフラボンの研究者によれば、厚労省が定める上限値はあまりに乱暴で低すぎるとのことである。私も日本人は味噌、醤油文化によって大豆イソフラボン適応していると思っている。

もう一つ、余談になるが、大豆によってセレン過多になることはない。それよりも、セレンのバイオアベイラビリティが最大限に高められた上、200μmg近く配合された外国のビタミン系を気にするべきだ。
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大豆の供給源としては納豆、豆腐、味噌、枝豆、きなこ、ソイプロテインとなる。その大半は食物繊維が残っており、お通じの改善まで期待できるが、人によってはお腹に合わない場合もある。

特に納豆は体質によっては受け付けない人もいるので、その場合は無理に食べない方が良い。一方、体質に合う上に、好物である人は食べ続けるのが良いだろう。その理由の一つとして、納豆はアンチエイジング栄養素として重要視されつつあるポリアミン(スペルジミン)の貴重な供給源だからだ。

また、個人的には放射能汚染や某ワクチンによって、心筋梗塞や脳梗塞は無論、網膜静脈閉塞症や網膜動脈閉塞症による視野欠損が増えたと解釈しているが、納豆のナットウキナーゼはこれらの予防にも役立つ。

さて、大豆はスーパースターではあるが、選び方には若干の注意が必要となるため、長期にわたって利用する際は留意して頂きたい。



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