〜骨粗鬆症予防にカルシウム投与編-前編〜
骨密度を気にして、自主的にカルシウム剤を摂取している、あるいは乳製品などのカルシウム含有食品を積極的に食べている人は多いかも知れないが、まさか医療行為として「カルシウムを摂りましょう♪」と言った指導や「とりあえず、カルシウムを出しておきますね(¥)」とカルシウム剤を処方されてはいないだろうか。

骨粗鬆症の原因は

A:破骨細胞の働きを抑える
B:骨芽細胞を助ける
C:カルシウム吸収を助ける

と言った働きを持つ女性ホルモンが加齢などで低下することによって起こりやすくなるが、最たる機序、つまり、女性ホルモンの骨に対する働きの多くはAであることが解っている。

閉経後にエストロゲンレベルが低下した人がカルシウム剤を摂取しても、骨密度に全く影響を及ぼさないという研究結果があるだけでなく、カルシウム吸収を促すビタミンD摂取の効果も骨粗鬆症に対してはあまり効果を期待できない。



Gemini_Generated_Image_p5zmjpp5zmjpp5zm骨はカルシウムが主体ではなく、タンパク質を始めとする多くの栄養素とホルモンによって構築されていることを理解していれば、「カルシウム優先」は無駄どころではなく、危険にすらなりうる。

Aを主軸に骨密度や骨粗鬆症の改善を考えるなら、カルシウムを積極的に摂取するという行為は優先順位の上位には来ないはずだ。

つまり、優先順位を考えると、「破骨細胞抑制低下」への対策が人体メカニクス的には最優先となる。

次いで、骨芽細胞活性による骨合成の促進。

そして、ついでのオマケ要素として、骨構成要素・・・各種栄養素のバイオアベイラビリティ向上へと至るのが必然的帰結となる。

中編へ続く



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