16年越しのシリーズ更新となるこの「玄米は誰が食べるのか? 」・・・。

オチに向けて段階的に理解を深めていくというプロットだったのだが、更新が空いてしまったのは途中で私の頭がこんがらがってしまい、それに向き合わなかったからである。今更ながらの更新は、ここに来てようやく確信に至ったからだ。

それでは発表したい。

Q:玄米は誰が食べるべきなのか?

A:そんなもん、人によるがな!



〜消化の祝福〜
何度も述べているが、私は常々、「どのプロテインがー?」とか「まずはプロテインから」なんてのたまう前に、「日々の食事における消化吸収に腐心せよ!」と力説してきたが、当の私は胃腸がすこぶる強く、食べたもののほとんどが完全吸収され、至極太りやすい。

玄米は消化吸収されにくいので、消化吸収の一軸視点であれば、「そんなら、玄米は胃腸が強い人向けやん?」という結論に至るだろう。

しかし、私の場合、胃腸が強くても、腸が短いという特性を持っている。インスタなどで私の身体をご確認頂いている方には説明不要となるが、筋肉質な見た目に反して、体重が異常に軽いのである。これは除脂肪体重において筋肉や骨に次ぐウエイトを占める腸の体積が少ないことに起因している。

アメリカ武者修行を終えた際の元パンクラシストの花澤選手が、「欧米の総合格闘技選手は皆、見た目に反して体重が軽く、これはどう考えても、腸の長さの違いとしか思えない」とよく言っていたものだが、実際に日本人は他の民族よりも、数メールも腸が長いことが知られている。

普通、その日に食べたものは24時間以上の時を経て、トイレの灯りと対面することになるが、私の場合、朝に食べたものはその日の夕方には外界へ放たれることになる。



さて、そんな私が丸一日、浸水させて丁寧に炊いた玄米を食べるとどうなるか?

それはよく噛まずに食べた粒々コーンよろしく、そのままの姿で現出するのだ。

つまり、「俺、胃腸強ーい」なんてイキっていても、腸が短い場合、未精製の穀物の消化は苦手なのだ。胃酸(ペプシン)や胆汁、各種プロテアーゼがどばどば出たところで、穀物の完全消化には長いトンネルをくぐり抜けるという過程が必要となるからである。

・咀嚼によるグリセミック指数の変化




〜腸長の祝福〜
穀物適応を果たした遺伝子系とそうではない遺伝子系という新たな軸を加えて俯瞰すると、途端に違った推論が浮かび上がってくる。

農耕適応を遂げた人の体内では、穀物が長い腸を時間をかけて通過する間に消化酵素や腸内細菌(長い腸を好むタイプ?)へ十分にさらされて穀類の完全消化が図られているのだろう。

ひょっとしたら、南方由来、縄文系由来の遺伝子を色濃く引き継いでいる人や部分的に引き継いでいる人(眉骨と眉丘筋※の発達、激眉、耳たぶ、耳垢、体毛等々)は、私と同様に胃腸が強くとも、未精製穀物などの消化が苦手な場合が多いかも知れない。

※ (ボトックスの場合もあるだろうが)レギュラーキャラに眉丘筋がないせいで眉毛が動かない俳優が出てくると表情が乏しく感じ、ドラマや映画に入り込めない・・・

ということで、様々な視点を加えると、「俺は玄米で結果を出したから、みんなも玄米食えよ」なんてYOUTUBER的、インフルエンサー的なアドバイスは雑で乱暴すぎると言っても過言ではないだろう。

どうやっても、玄米が苦手な人が存在し、その数は少ないないと思われる。

#5へ続く



【関連】
玄米は誰が食べるのか? #1
玄米は誰が食べるのか? #2
玄米は誰が食べるのか? #3
玄米は誰が食べるのか? #4

シリーズ己を知れ