居残り補習授業オフライン＃166では「多角的アプローチによるメンタルヘルス＆タフネス改善の自動化」と題して、勝手にやる気が湧いてくる環境作りについて紹介しています。

意欲の低下や鬱傾向に対して直球的に頑張るのではなく、体内環境並びに自分を取り巻く環境を整えること、習慣を変えることで自動的に活力が出てくるように多角的なアプローチを考察しています。

今回は紙面の都合上、カットされた話その2です。



〜脳が先か、腸が先か？〜
当然と言えば当然であるが、原初の生物には脳は存在せず、腸が食べ物を摂取するか否かの判断や捕食物への身体の誘導といった意思、意識と言えるものを生み出していた。その腸の神経細胞が進化したものが脳と言われている。それ故に、腸内ネットワークにおける神経伝達物質と脳のそれが一致しているのだ。

体内における神経伝達物質生成は腸が圧倒しており、近年では神経伝達物質生成バランスを司る腸内環境が精神状態のみならず性格にまで影響していることが解ってきた。腸内で生み出された神経伝達物質の多くは血液脳関門こそ突破しないが、迷走神経などを通して脳へフィードバックされるからだ。

精神安定には腸内環境を整える、腸内細菌叢バランス改善を目指すのが良いとされる所以である。

頭でいくら頑張ろうとか、うつ状態から抜け出そうとか、明るく振る舞おう、ポジティブになろうと決意するよりも、腸によってオートマチックに脳を活性化させることを狙う方が確実性が高いのである。



〜腸活〜
世間ではようやく「腸活」ブームとなったが、ポータルサイトの三文記事で紹介されているような方法よりも、咀嚼と胃での消化、そしてリーキガット改善が最優先となる。

その辺りに関しては、

居残り補習授業オフライン＃162
健康小話「サプリ塾式腸活」

をご覧頂きたい。

さて、私の場合を軽く紹介したい。私はすこぶる胃腸が丈夫で、腸が短い体質のため、私に最も効果のある方法は食物繊維を多く摂るといった至極単純なものとなる。そして、胃が強いにもかかわらず、次に効果が高いのはクリアやVIVOなどの消化酵素をしっかり含む製品を利用することである。

乳酸菌云々はあまり体感がないのだが、唯一お手軽手法で効果があった方法を紹介したい。
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