居残り補習授業オフライン#166では多角的アプローチによるメンタルヘルス&タフネス改善の自動化と題して、勝手にやる気が湧いてくる環境作りについて紹介しています。

意欲の低下や鬱傾向に対して直球的に頑張るのではなく、体内環境並びに自分を取り巻く環境を整えること、習慣を変えることで自動的に活力が出てくるように多角的なアプローチを考察しています。

今回は紙面の都合上、カットされた話その1です。



〜脳側の準備〜
意識や意思は身の回りの環境や体内環境の影響を大きく受けるため、環境を整える、変えることで脳機能を改善し、意欲や活力を向上させることができる。

脳の神経細胞はコルチゾールなどによって退縮し、脳そのものもストレス過多によって縮んでしまうことが解っているが、同時に可逆性を持つ。つまり、新たな神経細胞の発生させ成長させることも可能なのだ。

その新規ニューロン形成という働きを助けるのがBDNFと呼ばれる脳由来神経栄養因子で、新規ニューロン形成のみならず、既存の脳神経細胞の修復や情動の改善という役目も持つ。実際にうつ病と血中BDNF濃度の低下には相関がある。

環境からの信号によってプラスの刺激を得られた場合、脳は活性化するが、その際に脳の柔軟性が高まっている方が脳機能改善効果は高い。つまり、常日頃から、BDNFやNGF(神経成長因子)レベルを高めておくことが重要となる。



〜運動が第一〜
BDNFはトレーニングやテクニカルな競技練習によって生成量を増やすことができる。

恐らくトレーニングこそがBDNFを増やす最も有効な手法であるため、サプリ塾を読んでいるようなマニア(褒め言葉)はそれを満たしているはずである。

より多くのBDNF生成を目指す場合、新しい種目や競技の追加、高心拍数運動への挑戦などを試して頂きたい。



〜BDNFを増やす食品〜
img11475059828第一条件を満たしている場合、食品によるBDNF増強を期待できる。BDNF生成量を増やす食品の中でも特に有効と思われるのがクルクミンである。ということは、レバーブロウ愛好家は毎日摂取していることになる。

大豆ペプチドもBDNFを増やす働きがあり、古くからの研究で大豆ペプチドによる脳機能改善効果が認められてきたのはBDNF増強効果の影響かも知れない。

ボケ防止を含め、脳機能改善効果は生涯にわたるテーマとなるため、長く続けて行くこと、つまりは長く続けられる手法を選択するのが良い。

単純に肝臓や健康のためにレバーブロウを採用している人、ワークアウト前後や食間に大豆ペプチドを摂取している人はBDNF生成が勝手に促進されているかも知れないが、その他にも継続しやすい方法を考えてみたい。
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