8月のおまけ読み物「令和最新シリコンバレーダイエット解説と断続的断食の現実」のイントロダクションとして、私の断続的断食について紹介しているが、印刷物である紙面の都合上、省かれてしまった内容を記したい。
1、断続的断食はお勧めか否か?
太ってもいいので、兎に角、身体を大きくバルクアップしたいという人以外は一度は試してみる価値があるだろう。試してみて、具合が良ければ、習慣化することを勧めたい。
バルクアップ志向の人も、年がら年中、増量期でないのなら、サイクルの一環として採用するのが理想的だ。何故なら、期間を決めずにだらだらと増量期を続けるよりも、増量期の飽食によって低下してしまう筋肉のインシュリン感受性を改善し、再び筋肉の反応を高めるのがセオリーであり、バルクアップテクニックの一つになるが、毎日長時間、低血糖低インシュリン状態を現出させる断続的断食こそインシュリン抵抗性改善に役立つからだ。
もちろん、アンチエイジングやコンディショニングを重視する人なら、尚更試してみる価値がある。
2、メリット@私の場合1
サプマスのInstagramを見て頂いている方の目には、私が丁寧な食生活を心がけているように映るだろう。
確かに、ジャンキーでインスタントな食品を頻繁には食べないが、ハードにトレーニングした日に非常に糖分が多いお菓子類を沢山食べることがある。「高負荷」と表現しても良いその糖質摂取量に耐えうるインシュリン感受性を保つために、普段は低血糖低インシュリン状態で過ごし、トレーニングでは筋肉への負荷並びにグリコーゲン消耗を心がけている訳だ。
つまり、チョコレートなどを沢山食べても、大丈夫なようにトレーニングと断続的断食をしているといっても過言ではない。
3、メリット@私の場合2
私は断続的断食に短期的に感じられるようなアンチエイジング効果などはないかも知れないが、年月をかけてジワジワと差が出てくるのだろうと言う考えだ。断食専門の研究からも、顕著な効果を得たいのであれば、3日間以上の断食が適する。
即応的な体感、体現こそ薄いが、断続的断食を毎日続けるということは低血糖低インシュリンレベルの状態を毎日長時間保つことになる。
この状態はどういうことかと、以前解説した話を思い出して欲しい。長寿人の観察から得られた長寿三大要素の一つが低インシュリンレベルである。
血中インシュリンレベルが低い人間の方が長生きすることが解っており、低インシュリン状態の継続はおそらくサーチュイン遺伝子の発現を始めとした様々な健康増進に関わる(※)遺伝子が発現するエピジェネティクス効果をもたらすからだろう。
※ 健康増進に関わるというのは人間視点からの表現となり、実際はその個体の生存を有利にする遺伝子
また、朝食抜きで昼食まで長い時間食事を摂らない行為は結果的に、長寿三大要素の「低体温」ももたらす。ただし、免疫力低下など身体に悪影響が出るほどの低体温ではなく、頻繁かつ好きなだけ食事を摂る場合に比べての話で、実際に36.4(朝)〜36.9(夜)と低い方ではない。
後編へ続く
【関連】
居残り補習授業オフライン#164の補講-前編
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太ってもいいので、兎に角、身体を大きくバルクアップしたいという人以外は一度は試してみる価値があるだろう。試してみて、具合が良ければ、習慣化することを勧めたい。
バルクアップ志向の人も、年がら年中、増量期でないのなら、サイクルの一環として採用するのが理想的だ。何故なら、期間を決めずにだらだらと増量期を続けるよりも、増量期の飽食によって低下してしまう筋肉のインシュリン感受性を改善し、再び筋肉の反応を高めるのがセオリーであり、バルクアップテクニックの一つになるが、毎日長時間、低血糖低インシュリン状態を現出させる断続的断食こそインシュリン抵抗性改善に役立つからだ。
もちろん、アンチエイジングやコンディショニングを重視する人なら、尚更試してみる価値がある。
2、メリット@私の場合1
サプマスのInstagramを見て頂いている方の目には、私が丁寧な食生活を心がけているように映るだろう。
確かに、ジャンキーでインスタントな食品を頻繁には食べないが、ハードにトレーニングした日に非常に糖分が多いお菓子類を沢山食べることがある。「高負荷」と表現しても良いその糖質摂取量に耐えうるインシュリン感受性を保つために、普段は低血糖低インシュリン状態で過ごし、トレーニングでは筋肉への負荷並びにグリコーゲン消耗を心がけている訳だ。
つまり、チョコレートなどを沢山食べても、大丈夫なようにトレーニングと断続的断食をしているといっても過言ではない。
3、メリット@私の場合2
私は断続的断食に短期的に感じられるようなアンチエイジング効果などはないかも知れないが、年月をかけてジワジワと差が出てくるのだろうと言う考えだ。断食専門の研究からも、顕著な効果を得たいのであれば、3日間以上の断食が適する。
即応的な体感、体現こそ薄いが、断続的断食を毎日続けるということは低血糖低インシュリンレベルの状態を毎日長時間保つことになる。
この状態はどういうことかと、以前解説した話を思い出して欲しい。長寿人の観察から得られた長寿三大要素の一つが低インシュリンレベルである。
血中インシュリンレベルが低い人間の方が長生きすることが解っており、低インシュリン状態の継続はおそらくサーチュイン遺伝子の発現を始めとした様々な健康増進に関わる(※)遺伝子が発現するエピジェネティクス効果をもたらすからだろう。
※ 健康増進に関わるというのは人間視点からの表現となり、実際はその個体の生存を有利にする遺伝子
また、朝食抜きで昼食まで長い時間食事を摂らない行為は結果的に、長寿三大要素の「低体温」ももたらす。ただし、免疫力低下など身体に悪影響が出るほどの低体温ではなく、頻繁かつ好きなだけ食事を摂る場合に比べての話で、実際に36.4(朝)〜36.9(夜)と低い方ではない。
後編へ続く
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