〜イントロダクション1〜
数日間のファスティングは健康増進目的も兼ねた自由研究的な趣味として定期的に行っており、数年前から朝食抜きの16時間前後の断続的断食を緩めに続けている。
同年代と比べると「肉体的には若い!」となるが、それが定期的な継続断食や毎日の断続的断食によるものとは正直なところ、断言できない。
義父(故人)は70代になってもほとんど白髪がなく、その弟も同様であった。そして、その特性は優性遺伝(※)なのか、ワイフも義兄も同様に、現在も白髪がなく、何の努力もしていないのに異常に若々しい。
※ 若白髪やクセ毛は優性遺伝
自分の両親や姉弟、叔父叔母を観察する限り、私の家系や私自身はレア遺伝子を持ち合わせてはいないが、それなりに加齢に抗えているのは、サプリメンテーションも含めた食生活とトレーニングの影響が大きいと捉えている。
近年の抗加齢学における一つの到達点として、30歳以降の見た目や肉体年齢は才能が半分で、もう半分は生活習慣(食生活と運動)の影響を大きく受けるとされる。何故に食生活と運動の影響が大きいのかというと、それらがその個体が元々持っている遺伝子のスイッチのオンオフを決め、それがその個体の形質を左右するからだ(エピジェネティクス)。
つまり、大した才能(遺伝子)を持たない私の形質は間違いなく不断のトレーニングと理想的食生活によるエピジェネティクスの賜物であり、断食もまたその一要因に過ぎないと解釈していた・・・。
数日間のファスティングは健康増進目的も兼ねた自由研究的な趣味として定期的に行っており、数年前から朝食抜きの16時間前後の断続的断食を緩めに続けている。
同年代と比べると「肉体的には若い!」となるが、それが定期的な継続断食や毎日の断続的断食によるものとは正直なところ、断言できない。
義父(故人)は70代になってもほとんど白髪がなく、その弟も同様であった。そして、その特性は優性遺伝(※)なのか、ワイフも義兄も同様に、現在も白髪がなく、何の努力もしていないのに異常に若々しい。
※ 若白髪やクセ毛は優性遺伝
自分の両親や姉弟、叔父叔母を観察する限り、私の家系や私自身はレア遺伝子を持ち合わせてはいないが、それなりに加齢に抗えているのは、サプリメンテーションも含めた食生活とトレーニングの影響が大きいと捉えている。
近年の抗加齢学における一つの到達点として、30歳以降の見た目や肉体年齢は才能が半分で、もう半分は生活習慣(食生活と運動)の影響を大きく受けるとされる。何故に食生活と運動の影響が大きいのかというと、それらがその個体が元々持っている遺伝子のスイッチのオンオフを決め、それがその個体の形質を左右するからだ(エピジェネティクス)。
つまり、大した才能(遺伝子)を持たない私の形質は間違いなく不断のトレーニングと理想的食生活によるエピジェネティクスの賜物であり、断食もまたその一要因に過ぎないと解釈していた・・・。
〜イントロダクション2〜
ウエイトトレーニングに初めて触れた20代前半はどんなにショボい器具や種目、どんなにショボい重量でトレーニングを行っても立ちどころにパンプが起こったものである。
現在はわざわざパンプを狙うように仕向ければ、十分なパンプは起こるが、トレーニングの大半は自重でのウォーミングアップ的なレジスタンストレーニングとなり、回数も求めていないので、意識しない限りは特定の筋肉に強いパンプは起こらない。
ところが、2024年の3月に10日間ちょっとのやや厳しめのファスティングを行ったところ、
・楽めの自重トレでパンプが起こるようになった
・短距離走の動きに切れが出た
・筋力が高まった
という現象が起こった。
一番驚いたのは、スプリントにおいて産まれて初めて動きの切れを実感できたことであるが、注目すべきは若かりしころのようなエブリパンプ感である。
血管壁や血管柔軟性、血液粘性、NO生成率が高い・・・つまり、まるで身体が若返ったかのようであった。
アンチエイジングとは加齢速度をペチペチと遅らせるような地味で泥臭いもので、大きな一発逆転効果はないというのが定説であり、私もエピジェネティクス観点からそう思っていた。
3日間程度のファスティングによって、加齢によって低下する幹細胞の働きが再び活性化することが判明しているが、それでもその効果を十全に得るには頻度を上げるしかないだろう。
ファスティングのアンチエイジング効果に対しては、そのように考えていたのだが、長めのファスティングにおいては些か事情が異なり、一発逆転効果がありそうな事実を発見した。
後編へ続く
【Ex】
実践と観察から学ぶ栄養学
【関連】
ファスティング-まとめ
強制換羽に学ぶ長期ファスティングの可能性 前編
強制換羽に学ぶ長期ファスティングの可能性 後編
ファスティングをサイクルに採り入れる意義 前編
ファスティングをサイクルに採り入れる意義 後編
ちょいハードなファスティング 2024-始動編
ちょいハードなファスティング 2024-結果編
ちょいハードなファスティング 2024-実践&応用編
ちょいハードなファスティング 後日談編
ウエイトトレーニングに初めて触れた20代前半はどんなにショボい器具や種目、どんなにショボい重量でトレーニングを行っても立ちどころにパンプが起こったものである。
現在はわざわざパンプを狙うように仕向ければ、十分なパンプは起こるが、トレーニングの大半は自重でのウォーミングアップ的なレジスタンストレーニングとなり、回数も求めていないので、意識しない限りは特定の筋肉に強いパンプは起こらない。
ところが、2024年の3月に10日間ちょっとのやや厳しめのファスティングを行ったところ、
・楽めの自重トレでパンプが起こるようになった
・短距離走の動きに切れが出た
・筋力が高まった
という現象が起こった。
一番驚いたのは、スプリントにおいて産まれて初めて動きの切れを実感できたことであるが、注目すべきは若かりしころのようなエブリパンプ感である。
血管壁や血管柔軟性、血液粘性、NO生成率が高い・・・つまり、まるで身体が若返ったかのようであった。
アンチエイジングとは加齢速度をペチペチと遅らせるような地味で泥臭いもので、大きな一発逆転効果はないというのが定説であり、私もエピジェネティクス観点からそう思っていた。
3日間程度のファスティングによって、加齢によって低下する幹細胞の働きが再び活性化することが判明しているが、それでもその効果を十全に得るには頻度を上げるしかないだろう。
ファスティングのアンチエイジング効果に対しては、そのように考えていたのだが、長めのファスティングにおいては些か事情が異なり、一発逆転効果がありそうな事実を発見した。
後編へ続く
【Ex】
実践と観察から学ぶ栄養学
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強制換羽に学ぶ長期ファスティングの可能性 前編
強制換羽に学ぶ長期ファスティングの可能性 後編
ファスティングをサイクルに採り入れる意義 前編
ファスティングをサイクルに採り入れる意義 後編
ちょいハードなファスティング 2024-始動編
ちょいハードなファスティング 2024-結果編
ちょいハードなファスティング 2024-実践&応用編
ちょいハードなファスティング 後日談編