小林製薬が製造している紅麹を用いたサプリメントによって、腎疾患などの健康被害が確認され、話題となっています。

小林製薬は自社のみならず、他社にも原料として販売していたため、それを含む他社製品も回収中です。

当店取り扱い製品には紅麹由来の成分が含まれたものはございません。



死者も発生しているそうですが、腎臓へのダメージは非可逆的と言われ、腎臓は自己再生、自己回復が難しい臓器とされる為、被害は深刻かつ大規模かも知れません。

さて、紅麹はいわゆるカビの一種で、日本では善玉として認知されていますが、シトリニンというカビ毒を生成することが解っており、シトリニンは腎細尿管上皮変性を起こすそうです。ただ、小林製薬はシトリニンを生成しない遺伝子配列の紅麹菌を発見、採用しており、今回の問題はシトリニンではないという発表です。

では何だろと、「紅麹 アフラトキシンB1」でググってみると、「小林製薬は、2024年3月14日、健康食品「紅麹サプリメント」の一部製品において、規格値を超えるアフラトキシンB1が検出されたことを発表しました。 」という一文を載せた株価分析の個人サイトがTOPに来ます。

他には紅麹とアフラトキシンに関して記述しているサイトはありません。もちろん、Googleにお金を払えば、検索にかからなくすることもできるようですが、DuckDuckGoで検索しても他にはヒットしないので、上の情報は信頼性が低い可能性があります。

そもそも、アフラトキシンB1は肝臓で代謝された際に強烈な発がん性物質となり、遺伝子を傷つけて発がんリスクを高めます(発がんイニシエーション)。このため、「1日あたり◯◯μgまでなら摂取しても大丈夫」と言った閾値がないので、可能な限り避けるのが理想的です。アフラトキシンB1は腎臓にもダメージを与えますが、まずは直球で肝臓がんや肝障害なので、今回の紅麹事件とは関係がないように思えます。

Ex:農薬に閾値はあるか?




小林製薬の発表によれば、シトリニン以外の何かが混入していたとのことです。今回は原因物質自体は未だ解明されていませんが、製造物と健康被害の因果関係が認められており、問題が波及していき、TV漬けのお年寄りはまたも「怖い怖い」となることでしょう。

腎障害は非可逆的で確かに恐ろしいですが、アフラトキシンB1を筆頭にしたカビ毒は実は非常に身近で、輸入食品はもちろん、輸入飼料(※)に普遍的に存在します。同じく国産食材や加工品も例外ではありません。

※ 餌から生物濃縮されるので、肉類にも含まれる

健康のために行っているナッツダイエットやコーヒーダイエットにも思わぬ落とし穴がある訳です。国内製造品で需要があったのに、製造終了となった製品の一部はカビだったりもします。カビは目に見えないものがほとんどなので、頑張っていても、知らず知らずの内にカビ毒を取り込んでいる可能性があるのです。



ただ、幸運なことに、サプリ塾を読んでいるようなスポーツサプリマニア(褒め言葉)は無自覚の内に、カビ毒対策ができているのです。

その話はアフラトキシンB1とクロセチンの話

で、既に解説済みです。
img11475059828
そして、レバーブロウに採用されている成分は毒性のある物質から肝臓を護るだけでなく、肝細胞の再生を促す成分も含まれますが、シリマリンやαリポ酸はグルタチオンレベルを高め、致死性のキノコ毒からも命と肝臓を護ると言われています。また、ダンディライオン(タンポポエキス)は肝臓のみならず、腎臓ケアやがん予防にも有効とされています。

つまり、メンタルタフネス&抗老化として愛用しているVIVOやお酒のお供として愛用しているレバーブロウによって、避けてるつもりであっても取り込んでしまっているカビ毒への対抗ができているのです。

Ex:肺からのカビ取り込み