「私の抜け毛対策失敗談」
〜Introduction〜
AGAと呼ばれる男性型脱毛症は毛根のアンドロゲン受容体の感受性が高いことに起因している。効率よく取り付いたジヒドロテストステロンが毛乳頭でアポトーシス(細胞死)をもたらすカスパーゼの産生を亢進させるTBF-β2生成を促進することで発毛サイクルが短くなる。このアンドロゲン受容体の感受性はX染色体を介して伝わるため、男性に関しては完全に母親由来となる。

しばしば、悪玉と決めつけられるジヒドロテストステロンは5αリダクターゼという酵素によってテストステロンが変化したもので、ジヒドロテストステロンレベルはテストステロンレベルの高さに比例するというよりも、5αリダクターゼの活性に依存する・・・すなわち、遺伝的な5αリダクターゼ活性の高さに比例すると言っても良い。

で、何が言いたいかというと、私の母はアンドロゲン受容体感受性が高いタイプであり、それを受け継いだ私はオイリーで脂ギッシュなのだ。



〜失敗→復活〜
という訳で、苦にならない程度のジャブを繰り出すことで、ジャッジメント・デイを引き伸ばしているつもりである。

その地味な話に関しては、

健康小話「サプマス式抜け毛対策総集編」


『私のヘアケア-2023』の補講


にて紹介している。

さて、今回は完全に失敗したという話。

現在は原因に気づいて半年近く経ったので持ち直して来たが、ついに審判の日が来たかというくらい一気に抜けてしまったのだ。

その原因について解説したい。

これより先はプライベートモードに設定されています。閲覧するには許可ユーザーでログインが必要です。