「はじめに」
5α-リダクターゼ活性によるジヒドロテストステロン過多体質はX染色体を介して遺伝する都合上、私自身が5α-リダクターゼ活性バリバリ体質である為、サプリ塾では抜け毛予防に対する話が無駄に熱く細かいという特色があり、今回はその集大成的まとめです。

これを読むに当たり、予備知識的に以下の話をマスターしておいて頂ければ幸いです。







居残り補習授業オフライン#150
健康小話「サプマス式抜け毛対策総集編」


〜手法の前に〜
ネットやYOUTUBEを見渡すと「爆速で筋肉が付く方法」などと謳い文句が踊りますが、実のところ、十人十色の体質の前に四苦八苦の試行錯誤を重ねた上で、日々、仮説と検証を続ける必要がある筋トレに対するライフハック的なお手軽攻略法がないのはご存知の通りだと思います。

それと同様に、抜け毛対策に関しても、万人に通用するお手軽なライフハックは存在しません。その上、「発毛促進!」とか「抜け毛抑制!」と言った目先の目標の前に達成すべき優先順位の高い項目の壁が立ち塞がります。

例えば、「これを行えば発毛が促される!」という攻略法が存在し、それを実践し、それが効果を発揮したとしても、日々の食事から放射能や重金属をせっせと取り込んでいれば、当然にして、これらの排泄や肝臓での処理ができない毒物の最終排出手段の一つとして脱毛が起こり、それが発毛量を上回る可能性が高いことを頭に入れておく必要があります。

腸管における再吸収率が極めて高い物質(便や尿による体外排出が起こらない)は意外に多いのです。

㋭を無視しても、多種多様な食品添加物や残留農薬もまた処理しきれない分は毛髪などが身代わり地蔵になって、体外へと排出する機構を持っていると考えて、日々の食事を数%でも改善改良する価値があります。



〜肝臓サプリだけではないマルチプレーヤー・・・あるいはスーパースター〜
汚染度の低い食品や加工度が極めて高い超加工食品などを継続しやすい範囲で避けつつ、肝機能と腎臓機能を高めつつ、肝臓と腎臓の細胞を保護することで、上の問題の多くを解決することができるでしょう。
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その最もストレートな方法としてレバーブロウを勧めているのは

・クルクミンが異物の分解を促すだけでなく、リーキーガットを緩和して腸壁からの異物の取り込みを抑制

・シリマリンとシナリンが肝細胞を再生

・タンポポエキスによる腎臓保護

・主成分の多くが脱毛因子となるNF-κB(エヌエフ・カッパー・ビー)やTGF-β2を抑制・阻害する

・タンポポエキスは肝細胞増殖因子(HGF)産生促進作用があり、肝臓や腎臓器官再生促進作用を持ち、HGF産生の向上は発毛を促すことが解っており、毛包や毛根鞘を強化する育毛効果がある

・・・と言った数々の作用をレバーブロウが持つため、非常に優先度が高いと言っても過言ではありません。



「ノコギリヤシエキス(ソーパルメット)」
さて、脱毛予防に対する優先すべき要素を一定以上満たした場合、脱毛抑制に効果を発揮すると思われるのがノコギリヤシエキスだ。ノコギリヤシエキスは最もスタンダードで信頼のおける前立腺肥大防止サプリである。

テストステロンが5α-リダクターゼによってジヒドロテストステロンに代謝され、それが増大すると、前立腺肥大やそれに付随する頻尿や排尿障害が起こるが、ノコギリヤシエキスは5α-リダクターゼ阻害効果を持つ他に、前立腺や排尿機能に関する各種受容体と結合することで排尿機能を改善する。

あくまで排尿改善効果に関してだが、その効果はフィナステリド(プロペシアなど)と同等で、かつ副作用は少ないとされる。

ジヒドロテストステロンは元来女性ベースである人間の身体を男性化させる働きがあるため、ジヒドロテストステロン生成を強く阻害するフィナステリドはしばしば女性化乳房や性欲減退などの副作用を呈する。当然、男性的な筋肉を付けるという目的には適さない。

ノコギリヤシエキスは専門薬品に比べるとジヒドロテストステロン抑制作用は低いが、前立腺肥大抑制作用を発揮する為、同様に穏やかな抜け毛抑制作用が期待できる。

つまり、男らしい筋肉質な身体作りに大きなマイナスになることがない為、遺伝による体質的に5α-リダクターゼ活性による抜け毛が気になる人は、健康的な生活習慣とレバーブロウにノコギリヤシエキスを加えるのが良いだろう。

もちろん、遺伝的に5α-リダクターゼ活性体質でなく、ジヒドロテストステロン過多による脱毛や前立腺肥大のリスクがない人は使用する意義は低いと思われる。
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ちなみに、VIVO1日分に含まれる6mgのリコピンは前立腺の病気予防に役立ち、ノコギリヤシエキスと相乗効果があるとされる。



「岡田斗司夫氏」
NHKの長寿番組「猫のしっぽカエルの手」で主役を努めたハーブ研究家でガーデニストのベニシア・スタンリー・スミスさんが講演会で語られた「原発事故と携帯電話の電波塔の危険性を何度カメラの前で訴えても、テレビ(NHK)ではいつも見事にカットされる」という話が印象的だった。

同じ様に民放では化学合成品メーカーが大口のメインスポンサーであるため、岡田斗司夫氏曰く、「ホームレスにハゲはいない。つまり、シャンプーしなければ禿げない!」と持論を展開すると、必ずカットされるそうだ。

ホームレスの方が多かった地域で幼少の頃から観察する機会に恵まれていたはずなので、それほど間違ってはいないと思われ、テレビはシャンプーリンスがスポンサーなので、カットされるという話はあながち偏った意見ではないかも知れない。

これを信じるのなら、シャンプーリンスはやめて、湯だけで髪を洗う湯シャンを試してみるのも悪くないだろう。ちなみに、5α-リダクターゼ活性バリバリ体質の私は