居残り補習授業オフライン#148
健康小話「癌にならないようにする生活は結果的に快適な乗り物(肉体)作りに役立つ」


〜イントロダクション〜
「人生100年時代」を掲げる(※)一方で、「二人に一人ががんになる時代」と多額の予算をかけて喧伝するさまに、憤りを感じずにはいられない。

それを素直に受け入れて、「手厚いがん保険に加入」し、高頻度の検診によってがんの早期発見に努めるというアプローチもある(※2)だろうが、今回はそれをよしとしない場合について考えてみたい。

まず第一にがんにならないような心がけ、生活を標榜するべきである。

※ 100歳まで生きるはずもなく、そもそも、自立した快適な健康体としての健康寿命は低下する一方

※2 あくまで個人的主観と経験であるが、私がこれまで見てきた身内や友人知人、その親達は「ちょっと、がん治療行ってくる」と初めは自分で運転して病院へ通っていたが、次第に皆弱っていった



〜イントロダクション2「がんにならない生活とは?」〜
がん細胞は体内で日々、大量に発生し、そして逐一、免疫細胞によって駆逐されている。

つまり、がんを成長させない体内環境とは自然免疫力が高い状態であり、運動、食事、抗ストレス、抗酸化、生活習慣の質が良くバランスが取れていることを示す。

ひるがえれば、食事や抗酸化、生活習慣の質の追求は自然免疫を高めることになるので、結果的に抗癌だけでなく、様々な感染症から身を守る手段となるという利点が大きい。



〜イントロダクション3「ターボがんはあるか?」〜
日本においては「ターボがんが妄想」と、これまたメディアを使って火消しに必死であるが、その根拠を示す明確なデータは存在する。

例えば、アメリカ疾病予防管理センター (CDC)のデータや国防総省の防衛医療データである。

従来の発がんイニシエーターとは異質となるその根源についての議論は置いておくとして、急激ながん患者の増加は人々の急激な自然免疫活性の低下(※)がメカニズムの一因を担っていると思われるため、やはり、リスクや新型のイニシエーションを持った人は常日頃から自然免疫を高める努力を怠ってはならない。

※ 大量発生している帯状疱疹の因子は至ってシンプルで免疫力の大幅な低下



【関連】
がんにならない生活習慣、食生活を考える


腫瘍が消えた話




「超加工食品を減らす」
スペイン・ナバラ大学が行った2万人を対象にした15年間に及ぶ追跡調査によれば、超加工食品を摂れば摂るほど、がんなどによる死亡率が高まることがわかっている。超加工食品とは主に加工肉、工業的乳製品(ケーキ、お菓子)、工業的お菓子、菓子パンのようなもの、砂糖入りドリンク(砂糖ではなく、果糖ぶどう糖液糖と思われる)、揚げ物などである。

これらの食品は多くの人が抱く、何となく身体に悪そうというイメージ通りのものではあるが、単純なメカニズムとしては栄養バランスが悪く、ホルモン感受性に短期的にも長期的にも悪影響を与えるからであろう。そして、工業的に大量生産される超加工食品は手作りの加工食品と異なり、メインの素材以外のものが多く含まれているという点も大きい。

この事実は実のところ、ヨーロッパ諸国よりも遥かに規制が甘い日本(※)においては無視できない要素である。EUでは数種類しか食品添加物が認められていないが、日本では桁違いである上に、加工肉においては製品の質量と体積を「かさ増し」する為に、肉には補填剤の注入が行われている。その上で、便利なコンビニ弁当やカップ麺を利用することが当たり前になっている。

※ 規制も罰則も厳しいEUにおいても食品偽装は後をたたず、罰則がゆるい日本では推して知るべし(ちなみに、ウクライナからEUへ大量に食料が輸入されるようになったが、EUの安全基準を満たさず・・・)



「超加工食品を減らす2」
シリアスアスリートや完全なる聖人であれば、お菓子や店屋物などを完全に断つことは可能かも知れない。しかし、それらのものが楽しみの一つである場合やストレス解消手段である人も多く、何より、忙しいスケジュールの中で利用せざるをえない人が大多数だろう。

なので、「完全に断つ」、「バッサリ減らす」のではなく、できる範囲で1品ずつ減らしていく工夫をするのが現実的だろう。例えば、