〜オフサイクル時のメンタルタフネス対策〜-中編

Q:ファイナルETBを愛用していますが、特にメンタルタフネスが気に入っています。そのせいか、どうしてもオフサイクル中の活力に不満があります。何か良い対策はないでしょうか?
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前回はテストステロンブースターオフサイクル中の基本となる筋量と自尊心の維持について解説しましたが、今回はオフサイクル中のメンタルタフネスについて考察します。



テストステロンレベル向上に伴い、やる気や精神的活力が増大するのはテストステロンがドーパミン生成を促すからです。

ドーパミンは意思を伴った行動、つまり、自発的な行動を起こすのに必要な神経伝達物質です。また、ドーパミンレベルの低下は鬱と関係があるとされます。ドーパミンの前駆体であるチロシンの摂取が鬱や慢性疲労症候群に効果的である点もここにあるようです。

テストステロンブースターのオフサイクルに入り、ドーパミンレベルが元のフラットな状態に戻ると、それまでのエネルギッシュな感触や全能感が薄れて、物足りなさを感じる可能性は否定できません。

その際に有効なのがドーパミンレベルが高まるように仕向けるというストレートな方法です。



もっとも安直で実績が高いのが「チロシンの補給」です。

チロシンの供給源としてはUP!やファイナルパンプがあるので、テストステロンブースターオフサイクル期に、これらのサプリメントを採用するという手法がベタで古典的ではありますが、非常に有効です。

それに並ぶ手法として「ドーパミン生成刺激」が挙げられます。

チロシンが材料供給という直球ならば、この方法は生成を促す司令系で、テアニンの供給がこれに該当します。

テアニンは脳内でドーパミン生成を促す作用を持っています。GABAの直接補給はGABAが血液脳関門を突破できず、脳内へ到達できないことから、旧来の生理学的には「効果がある」とされません(※)が、テアニンは脳内へ到達してGABA生成を促進してリラックス効果をもたらすことが判明しています。一方で、意思、自発力を発生させるドーパミンの生成を促すという二面性を持つのです。

※ 血液脳関門を通れなくても結果的にはリラックス効果を発揮する→体内の各種臓器と脳は連絡を取り合い連動しており、GABAが臓器で受容されてリラックスすることで、脳へフィードバックされる

このような作用は意外にも低用量でも、効果を発揮することが多いようです。

エキストラアミノアシッド+テアニン1回分6カプセルには200mgのテアニンが含まれますが、UP!3カプセル中に含まれる50mgのテアニンやVIVO4カプセル中に含まれる25mgのテアニンでも十分な体感が得られる人もいます(ちなみに私はそのタイプ)。
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以上の点から考えると、スマートかつ即効性がありそうな手段として優れるのは、イライラ症が発現しない程度のチロシンと適度なテアニンが配合されたUP!をオフサイクル中のオプショナルサプリとして採用するのが良いでしょう。

テストステロンブースターによって、筋量が増えた場合、次のステップとして筋力を高めることがトレーニングサイクルとしても理に適っているため、筋力アップサプリとしての側面を持つUP!は、やはり最適といえます。

という具合に、今回は男らしいストレートな解決手段を紹介しましたが、次回はよりサプリ塾らしい多角的包括的な視点からの解決策を探ってみたいと思います。

後編へ続く



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