(2022年12月18日に書かれたものです)

前回までは勤務中などの日常生活でのアナボリズム維持をシンプルに達成するかについて解説したが、今回は定番であるトレーニング前の栄養補給に関して記したい。

ベスト、理想を言えば、トレーニングと名の付く行為の前には毎回、ロイシンやHMBによってmTOR経路刺激が強化されたEAA系サプリを摂りたい。例えば、ハイパードライブEAAやファイナルEAA+HMBである。

Ex:ロイシンで筋合成を強化


更に欲を言えば、上記のいずれかに、ラプターやファイナルパンプを加えるのがベスト・オブ・ザ・ベストとなる。

毎回のトレーニング内容が筋線維に微細な損傷を与えつつ、神経系も強化する一般的な超回復を意識したレジスタンストレーニングであれば、上のようなサプリメンテーションが最も適する。

しかし、トレーニング内容と目的が毎回異なる上に、頻度も高い場合は少々事情が異なる。



「プレワークアウトサプリを使い分ける」
下半身筋力強化目的のウエイトトレーニングらしいウエイトトレーニング。スプリントトレーニング。ドリルトレーニング。スタミナトレーニング。などと、強度が異なるトレーニングを頻繁に行う場合、全てのトレーニング前に強化型EAAを摂取していては莫大なコストがかかってしまう。

従って、2021年はウエイトトレーニングや下半身の高強度サーキット、強度高めのスプリントなどなど、強度が高く身体的ダメージが大きいプログラムの時に強化型EAAを利用した(※)。

amino900その他のトレーニング前には、大豆ペプチドのタブレット16gに、BCAA5gを加えた(※)ものをトレーニング前に利用した。BCAAを加えるのは、筋合成強化(mTOR経路刺激)目的である。大豆ペプチドは最も過小評価されている栄養素の一つで、実は身体作りに役立つというエビデンスが非常に豊富な上、パンプアップ効果も期待できる。

スタミナトレーニングや強度が明らかに低い日のトレーニング前はBCAAのみ(※)。

※ HMB摂取期や試合前はHMBタブも追加

※ 明らかに量や強度が高い日はフェノムも追加

Ex:プレワークアウトサプリ使い分け




と言った具合に、トレーニング内容によってトレーニング前のサプリメントを使い分けることで、比較的低コストの割には良い身体作りができたと思う。2021年の身体の写真はほとんどなく、調子を崩した回数が多く、期間も長かったので、インプルーブしたというよりは「あの状態からよく短期間で戻したな」という感想を持つ機会が多かった。



【Ex】
バルクアップメカニズム

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