筋肉質で引き締まった身体作りに際し、栄養面で重要となるのは

筋分解と筋合成のバランス改善:アナボリズムの亢進

消化吸収の改善:血中栄養到達率の向上

栄養分配の改善:脂肪細胞よりも筋肉への栄養分配を優先化

となるが、今回はシンプルサプリメンテーションにおける日常でのアナボリズムの亢進に関する方針を紹介したい。



「勤務中や就寝中など日常における筋合成を高める-前編」
筋分解と筋合成の話となれば、一般的にはトレーニング前〜直後の話が主体となるが、それは1日の24時間、1週間、1ヶ月と言った視点から観れば、点でしかないので、日常生活における筋分解量と筋合成量の収支に気を遣う・・・腐心することが重要となる。トレーニング前後に最高の栄養摂取ができたとしても、日常生活において筋分解が全開になってしまっていては全く意味を成さない。

そこで、40歳以降の日常生活におけるアナボリズムを亢進させるシンプルな手段を考えると、私の場合はファイナルETBとHMBタブが適した。

ここでお断りしておくと、まずはマッハ6が筆頭に挙がる。マッハ6こそがその「24時間アナボリック」というキャッチコピー通りの日常生活でのアナボリズム亢進を狙ったサプリメントだからである。

マッハ6はまた筋グリコーゲン合成を高める作用が高い為、練習や試合でグリコーゲンを大きく消費する場合にも適している。

私の場合、趣味で陸上の短距離を行うようになった(※)ので、マッハ6は大いに適しているのだが、筋量は増やさずに絞りたいという目的が強かったので採用を見送っていた。

※ 2021は3回、記録会へ出た



〜ファイナルETBの利点と運用〜
ファイナルETBは低下しだしたテストステロンレベルを回復させるどころか、中高生並みのレベルにまで高め効果を持つテストステロンブースターである。

体内で合成されるホルモンやホルモン様物質の中で、テストステロンは最も筋合成を高める作用が高いホルモンなので、この血中レベルが平常時よりも少しでも高まれば、筋合成を大きく刺激することができる(※)。

※ アンドロゲンレセプター発現量や感受性の違いによって、個人差がある

テストステロンブースターは筋肉増強目的や精力と性欲を高めるために使用するが、テストステロンレベルの向上はβ3アドレナリン受容器活性化して体脂肪率低減を助けるため、私のように筋量を残しつつ絞りたい人間には重宝されている。

2021年の私は試験的に、試合3〜4週間前以外は推奨量の半分、つまり、1日4カプセルと言った非常に少ない摂取量でサイクルしていた。これは筋肉増強というよりも、ETBのアダプトゲンとしてのメンタルタフネス目的で利用する際の摂取量となる。

ETBの半量飲みは意欲の維持や抗ストレスに効果を発揮したが、驚くべきことにそのショボい摂取量でも、筋肉の張りや質感、回復力の改善に大きな効果を発揮した。ありがたいのか、ありがたくないのか、もはや分からない(笑)が性欲も亢進した。

同じく体脂肪低減にも役立った。

非常に少ない摂取量でのサイクルでも、まずまずの効果を発揮したが、テストステロンブースターは使い続けると体感が薄れていくので、その欠点を補う必要がある。

#3へ続く



【Ex】
バルクアップメカニズム

実践と観察から学ぶ栄養学


【関連】
長編
30代後半からの筋肉増強

短編
アラフォー以降の予算を抑えたアナボリック刺激

筋肉増強を達成するための3つの真実-序
プロテインの話はもういいよ編

筋肉増強を達成するための3つの真実-序
エクスキューズ編

筋肉増強を達成するための3つの真実-その1
消化吸収を高め栄養素の正味摂り込み率を改善する

筋肉増強を達成するための3つの真実-その2
24時間アナボリック

筋肉増強を達成するための3つの真実-その3
各種ホルモンレベルを最適化する

筋肉増強を達成するための3つの真実-実践編1
筋肉増強に影響を与える個々の要因について

筋肉増強を達成するための3つの真実-実践編2
第一条件を満たすサプリ

筋肉増強を達成するための3つの真実-実践編3
第二条件と第三条件を同時に満たすサプリ

私のシンプルサプリメンテーション2021 実践編-1

私のシンプルサプリメンテーション2021 実践編-2

私のシンプルサプリメンテーション2021 実践編-3