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居残り補習授業オフライン#140
トレーニング小話「加齢による筋量減少・サルコペニア対策」


〜イントロダクション「サルコペニアのメカニズム1」〜
特に運動と食事に気を使っていない限り、20歳以降は緩やかに筋量が低下していきます。加齢による骨格筋の減少をサルコペニアと言い、平均的に45歳以降はその減少量・率が高まることが知られています。

筋肉量の減少、すなわち筋萎縮は加齢に伴い筋線維が減ることによって起こり、中でも速筋線維の減少が顕著とされます。



〜イントロダクション「サルコペニアのメカニズム2」〜
加齢に伴う筋量の減少はテストステロンや成長ホルモン、IGF-1などのアナボリックホルモンレベルの低下も関係します。

例えば、IGF-1レベルの低下は筋タンパク合成が低下するだけでなく、タンパク質分解系のひとつである「ユビキチン-プロテアソーム系」を抑制することができず、筋分解量が増大します。TNF-αはNF-κB(ネヌエフカッパービー)を活性化して慢性炎症を長引かせるだけでなく、同時にユビキチン-プロテアソーム系を活性化して筋分解を促すことが解っています。



〜イントロダクション「サルコペニアのメカニズム3」〜
各種炎症因子の増大もまた加齢性筋萎縮の原因に数えられます。

加齢によって、TNF-αやインターロイキン-1、インターロイキン-6などの炎症性サイトカインが増大します。TNF-αはNF-κBを活性化して慢性炎症を長引かせるだけでなく、同時にユビキチン-プロテアソーム系を活性化して筋分解を促すことが解っています。

健康小話「自覚、無自覚の慢性的な炎症を抑える」

インターロイキン-1やインターロイキン-6の増大もまた筋萎縮にかかわると考えられています。



〜イントロダクション「サルコペニアのメカニズム4」〜
筋肥大、いわゆる筋肉の発達には筋細胞周辺の筋サテライト細胞の活躍が必要ですが、筋サテライト細胞もまた加齢に伴い、その数と活性が低下します。

これは特に速筋線維で顕著であったとされます。



「1、ニューロン活性」
加齢による筋力低下もサルコペニア要因であるが、これは加齢に伴い各種ニューロンが減少するためである。

VIVOにはニューロンを保護する各種抗酸化物質だけでなく、ニューロンを保護・活性化するイチョウ葉エキスやバコパ、テアニンが十二分に含まれており、35歳以降の基本サプリとして採用するのが望ましいが、代替としてNBGを利用するのも良い。
ニューロン
骨格筋にはビタミンD受容体があり、ビタミンDレベルが低いとサルコペニアの進行が早いとされる。また、ビタミンD欠乏においては速筋の萎縮が強い。ビタミンDは活性の高い形態でVIVOやラプターに十二分に含まれている。



「2、NF-κB抑制、ユビキノン-プロテアソーム系抑制」
NF-κBの活性は筋萎縮にも強い影響を与えるが、体内各所で起こる様々な炎症を助長、慢性化することが解っている(抜け毛も促す)

今日では必要以上の過剰な炎症が老化を促進することが判明しており、過剰な炎症や慢性炎症を少しでも抑制することが若さを保つのに役立つとされる。

レバーブロウに含まれるクルクミンエキスはNF-κB活性を抑制することで、高い抗炎症作用を持ち、他のハーブ類は肝臓や腎臓などの炎症抑制に役立つ。
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HMBは筋合成を促すと同時に筋分解を抑制することで知られるが、とりわけ、ユビキチン-プロテアソーム系の抑制に優れる。
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HMBは、また、細胞膜の質を改善するのにも役立つ。加齢に伴い細胞膜の透過性が低下することで各種栄養素や抗酸化物質の細胞への受け渡しが低下するが、HMBによって改善されることが期待できる。この作用がある程度の年齢以上の人々にHMBの効果が高いという実験結果のメカニズムを担っているのかも知れない。



「7、ホルモンレベル」
IGF-1の増加や成長ホルモン分泌に関しては低血糖での運動、高ボリューム短インターバルトレーニング、短インターバルサーキット、グレリン活性、GHブーストサプリの活用などによって、一定の成果が得られるはずである。
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筋肉増強に最も影響するテストステロンに関しては、ETBやT-JACK、エキストラサバイブの利用によって、男性の多く(※)が解決可能となるが、トレーニングサイクル・・・例えば筋肥大期などをしっかりと定めて、トレーニングプログラムのコンセプトを明確にして投入するのがベストである。

※ 女性はテストステロンレベルUPに腐心するよりも、ロイシンやそれを主体としたマッハ6、HMBなどを主軸とした方が生産的


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