〜育毛剤とスピリチュアルは似ている〜・・・前編
育毛剤の効果はあるか?この問いに関する私の回答は「ある!」になる。ただし、それにはいくつかの条件を伴う。
「育毛剤なんて効くわけない!」、「お金をつぎ込んだのに全く効果を感じなかった!」という人が大半だと思うが、それは順序が間違っているからだ。発毛、育毛に対するアプローチがほぼそれだけ、それ一辺倒になっているから至極当然の帰結ではないだろうか。
さて、頭髪ケア製品は数多に存在するが、似て非なるもの代表が発毛剤と育毛剤である。
育毛剤の効果はあるか?この問いに関する私の回答は「ある!」になる。ただし、それにはいくつかの条件を伴う。
「育毛剤なんて効くわけない!」、「お金をつぎ込んだのに全く効果を感じなかった!」という人が大半だと思うが、それは順序が間違っているからだ。発毛、育毛に対するアプローチがほぼそれだけ、それ一辺倒になっているから至極当然の帰結ではないだろうか。
さて、頭髪ケア製品は数多に存在するが、似て非なるもの代表が発毛剤と育毛剤である。
発毛剤は髪の毛が生えてくることが見込める医薬品であり、発毛を促進するミノキシジルと抜け毛を防ぐフィナステリドが有名だ。
これら単品、あるいは併用によって、発毛効果を得られる人が多い。
しかしながら、ミノキシジルは心臓血管系へのリスクがあるだけでなく、その使用をやめた時の「リバウンド」なる伝説が有名である。やめてしまうと、余計に髪が減る現象があると、経験者の間ではまことしやかに語られているのだ。
フィナステリドの作用は抜け毛の原因となるジヒドロテストステロンがテストステロンから転換されるのを防ぐことで、抜け毛を減らす。常識的にはジヒドロテストステロンは悪玉ホルモンとされているが、ドーパミン生成(あるいはドーパミン作動性ニューロン活性)由来の活力(意欲)をもたらすと考えられるだけでなく、そもそも、男性の身体を男らしく保つホルモンであることを忘れてはならない。
我々の身体は基本的には女性がベースとなっており、男性はその睾丸からのテストステロンによって、男らしい見かけや脳機能へと変化させているに過ぎない。
つまり、ジヒドロテストステロンのいたずらな抑制はビッチテイツ(乳首や乳房の肥大)を始めとする身体の女性化や意欲の低下を招くことがある。
いずれにしても、これらの薬品の継続は多少のリスクや不具合があっても、自身のライフパラメーターを頭髪へ全振りしても良いという人には有益かも知れないが、健康増進やフィットネス的観点からはマイナス要素の方が大きい。
一方、育毛剤はハーブや生薬によって、頭皮の血行を促進することを主とする製品が大半で、医薬品のような発毛効果は認められていない。
つまり、育毛剤に過度な期待を持ち、それだけに頼ってしまう、発毛に関する努力と投資はそれだけになってしまった場合、効果が全く無いのは当たり前である。その前に取り組まねばならないことをおさえていないからだ。
脱毛の原因はジヒドロテストステロン過多やジヒドロテストステロン感受性の差だけではない。
何度か解説しているが、体毛は解毒の最終手段とも考えることができる。肝臓や腎臓、そして便からの排泄では処理できなかった重金属などを頭髪などの体毛へ溜め込んだ後、それらが抜け落ちることで、キャパオーバーの毒を排出しているのだ。
これに気が付いてるならば、重金属を多く含む食品や缶詰のみならず、カップ麺やインスタント食品、ソーセージ、ハムなどの抜け毛を促す危険な食品添加物満載の超加工食品は嗜む程度に留めるはずだが、「育毛剤一点張り」の人はきっとそうではないだろうし、まして肝臓や腎臓のケアが必須であることに及び至らないだろう。
当然、髪の材料であるタンパク質の充足、毛母細胞の分裂に必須の亜鉛の充足に、一体どれだけの発毛チャレンジャーが気を使っていることだろうか。
そして、更にサプリマニアであれば、「皮膚の外から何か不思議な成分で頑張って血行促進〜?それより先に身体の中からアプローチする方が実は直接的じゃないか」となる。
それは近年のトレーニング愛好家には既に定着済みの血流改善栄養素の利用である。一酸化窒素(NO)前駆体、NO合成酵素活性体、NOそのもの、血管抵抗性低減物質、血液粘性低下物質、血管内平滑筋のリラックス、血管壁改善物質などなどだ。
(アルギニン・シトルリン、ブドウ種子エキス、ピクノジェノール、ビニトロックス、ビート、レッドスピナッチ、緑茶、EPA、イチョウ葉エキス、マグネシウム、CoQ10)
ドの付く愛すべきサプリマニアならずとも、これら体内からの血流改善と各種抗酸化の充実こそが何よりも優先されるべきという解答に至る。
肝臓腎臓ケア、食生活の改善、身体の内側からのアプローチ・・・これらを全て満たした上での育毛剤の使用は何かしらの実感体感をもたらすはずだ(※)。
※ 発毛サイクル改善の確認には年単位の観察が必要
後編へ続く
【Ex】
居残り補習授業 #132
「トレーニング前の入浴とオフ日の入浴、ヘアケア」
居残り補習授業 #132の補講 Part.1
居残り補習授業 #132の補講 Part.2
【関連】
レバーブロウで脱毛予防!? Part.2-前編
レバーブロウで脱毛予防!? Part.2-後編
多角的考察による抜け毛対策-まとめ
レバーブロウで脱毛予防!?-イントロダクション
レバーブロウで脱毛予防!?-1
レバーブロウで脱毛予防!?-2
レバーブロウで脱毛予防!?-3
サプリマスターが解決 #136「肝機能と代謝維持」
これら単品、あるいは併用によって、発毛効果を得られる人が多い。
しかしながら、ミノキシジルは心臓血管系へのリスクがあるだけでなく、その使用をやめた時の「リバウンド」なる伝説が有名である。やめてしまうと、余計に髪が減る現象があると、経験者の間ではまことしやかに語られているのだ。
フィナステリドの作用は抜け毛の原因となるジヒドロテストステロンがテストステロンから転換されるのを防ぐことで、抜け毛を減らす。常識的にはジヒドロテストステロンは悪玉ホルモンとされているが、ドーパミン生成(あるいはドーパミン作動性ニューロン活性)由来の活力(意欲)をもたらすと考えられるだけでなく、そもそも、男性の身体を男らしく保つホルモンであることを忘れてはならない。
我々の身体は基本的には女性がベースとなっており、男性はその睾丸からのテストステロンによって、男らしい見かけや脳機能へと変化させているに過ぎない。
つまり、ジヒドロテストステロンのいたずらな抑制はビッチテイツ(乳首や乳房の肥大)を始めとする身体の女性化や意欲の低下を招くことがある。
いずれにしても、これらの薬品の継続は多少のリスクや不具合があっても、自身のライフパラメーターを頭髪へ全振りしても良いという人には有益かも知れないが、健康増進やフィットネス的観点からはマイナス要素の方が大きい。
一方、育毛剤はハーブや生薬によって、頭皮の血行を促進することを主とする製品が大半で、医薬品のような発毛効果は認められていない。
つまり、育毛剤に過度な期待を持ち、それだけに頼ってしまう、発毛に関する努力と投資はそれだけになってしまった場合、効果が全く無いのは当たり前である。その前に取り組まねばならないことをおさえていないからだ。
脱毛の原因はジヒドロテストステロン過多やジヒドロテストステロン感受性の差だけではない。
何度か解説しているが、体毛は解毒の最終手段とも考えることができる。肝臓や腎臓、そして便からの排泄では処理できなかった重金属などを頭髪などの体毛へ溜め込んだ後、それらが抜け落ちることで、キャパオーバーの毒を排出しているのだ。
これに気が付いてるならば、重金属を多く含む食品や缶詰のみならず、カップ麺やインスタント食品、ソーセージ、ハムなどの抜け毛を促す危険な食品添加物満載の超加工食品は嗜む程度に留めるはずだが、「育毛剤一点張り」の人はきっとそうではないだろうし、まして肝臓や腎臓のケアが必須であることに及び至らないだろう。
当然、髪の材料であるタンパク質の充足、毛母細胞の分裂に必須の亜鉛の充足に、一体どれだけの発毛チャレンジャーが気を使っていることだろうか。
そして、更にサプリマニアであれば、「皮膚の外から何か不思議な成分で頑張って血行促進〜?それより先に身体の中からアプローチする方が実は直接的じゃないか」となる。
それは近年のトレーニング愛好家には既に定着済みの血流改善栄養素の利用である。一酸化窒素(NO)前駆体、NO合成酵素活性体、NOそのもの、血管抵抗性低減物質、血液粘性低下物質、血管内平滑筋のリラックス、血管壁改善物質などなどだ。
(アルギニン・シトルリン、ブドウ種子エキス、ピクノジェノール、ビニトロックス、ビート、レッドスピナッチ、緑茶、EPA、イチョウ葉エキス、マグネシウム、CoQ10)
ドの付く愛すべきサプリマニアならずとも、これら体内からの血流改善と各種抗酸化の充実こそが何よりも優先されるべきという解答に至る。
肝臓腎臓ケア、食生活の改善、身体の内側からのアプローチ・・・これらを全て満たした上での育毛剤の使用は何かしらの実感体感をもたらすはずだ(※)。
※ 発毛サイクル改善の確認には年単位の観察が必要
後編へ続く
【Ex】
居残り補習授業 #132
「トレーニング前の入浴とオフ日の入浴、ヘアケア」
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