Q:在宅勤務の機会が増えたので、その際にバターコーヒーによるショート断食法を試してみようと思いますが、コーヒーに溶かすのはバターだけではダメでしょうか?

前日の夕食をできるだけ早く済ませ、バターとココナッツオイルを溶かしたコーヒーを朝食に充て、昼食まで何も食べないことで、18時間前後の空腹状態を作り出すのがショート断食法です。

インシュリンにも血糖値にも何の影響も与えない脂質の朝一摂取は、体内での脂質代謝に関する遺伝子発現を活性化するため、グラスフェッドバターのみでも十分に意義がありますが、目的の比重によってはココナッツオイルを加えた方が良い場合もあります。



ショート断食時にココナッツオイルやMCTオイルを加えるメリットは、それらにオクタン酸(カプリル酸C8)が豊富に含まれているからです。

近年注目を浴びるようになった胃から分泌されるグレリンというペプチドは成長ホルモン分泌促進作用や抗炎症作用など様々な生理活性を持つことが解っていますが、グレリンが体内で作用するにはオクタン酸との反応が必須であるとされます。

実際にオクタン酸高含有食品の摂取によって、グレリン増加とIGF-1の増加(※)が確認されている為、低血糖状態を長時間保つ際のココナッツオイル摂取は低血糖状態と非インシュリン分泌によって、成長ホルモン分泌を増強しうると考えることができます。

※ アナボリックホルモンIGF-1は成長ホルモンによって分泌される

この作用は長時間の低血糖状態と相まって、脂肪燃焼に一役買うことになりますが、その成長ホルモン分泌増強作用(IGF-1レベル上昇によるアナボリック作用)は、サルコペニアと呼ばれる加齢に伴う筋量と筋力の低下予防の一助になるとアンチエイジング研究において注目されています。



バター+コーヒーのみでも、体脂肪燃焼効果やインシュリン感受性改善、一定のオートファジー効果が期待できますが、より燃焼効果を期待する場合や40代後半以降の人でサルコペニア対策(老化に徹底抗戦?)を視野に入れている場合はココナッツオイルやMCTオイルも加えた方が良いはずです。

ちなみに、バター+コーヒーも、ココナッツオイルも苦手な人はMCTオイルがしっかりと摂取できる上に、バターコーヒーダイエット以上の効果が期待できるファイナルパンプがお勧めです。

カフェインとチロシンがより脂肪燃焼を高め、フェルラ酸とMCTのスタックは成長ホルモン分泌作用とアナボリック作用を高め、アルギニン+シトルリン+ピクノジェノールの組み合わせは短期的には全身血流量のみならず脳血流増大による脳機能を改善する上、長期的にはテストステロンレベルを高める可能性があるので、ショート断食の体内環境と目的にこの上なく合致します。



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