〜試してみようの巻〜
このシリーズではこれまでサプリメントの個人的フィードバックを主としていたが、今回はトレーニング話。
理想を述べると、ウエイトトレーニングにおいてはメインセットではなるべく重たい重量に挑戦したい。できれば、前回よりも1回でも多く挙げるか、少しでも重たい重量を扱いたい。
強度を重視で、可能な限り重たいウエイトでメインセットに挑みたい場合、メインセットに至るまでのウォームアップセットを長々と行うことやピラミッド式にじわじわとメインセットまで重量を上げていく行為は、クレアチンリン酸の損耗と乳酸蓄積によって最大のパワーを発揮できないために避けたほうが良いといわれている。
このシリーズではこれまでサプリメントの個人的フィードバックを主としていたが、今回はトレーニング話。
理想を述べると、ウエイトトレーニングにおいてはメインセットではなるべく重たい重量に挑戦したい。できれば、前回よりも1回でも多く挙げるか、少しでも重たい重量を扱いたい。
強度を重視で、可能な限り重たいウエイトでメインセットに挑みたい場合、メインセットに至るまでのウォームアップセットを長々と行うことやピラミッド式にじわじわとメインセットまで重量を上げていく行為は、クレアチンリン酸の損耗と乳酸蓄積によって最大のパワーを発揮できないために避けたほうが良いといわれている。
私の場合、せっかちなので極力ウォームアップセットを短くするかカットしてメインセットに挑むスタイルで長年トレーニングしてきた。
最近、たまたま2週連続でジムでトレーニングした際、手順を変えた所、違いに大きな差が出たので、考察などを書いてみたい。
二年ぶりにジムでインクラインダンベルプレスを行った。
ダンベルは26kgまでに増えていたが、現在、何kg挙がるだろう。なにせ上半身のウエイトトレーニングは二年ぶりなので、筋肉云々の前に関節が厳しそうだと思い、恐る恐る18kgからスタートした。
気持ちいい範囲でセットを終了しつつ、2kg刻みで重量を上げていく・・・。
すると、26kgのダンベルでもスコスコと気持ち良く挙げ下げできたので、片手3kg分の重りを手に巻きつけて行ってみると、これも面白いように反復できた。
30kgに満たない重量であったが、バランスディスクでオーバーストレッチをかけていたせいか、胸が深い筋肉痛になった。
さて、ちょうど一週間が経ち、またもジムへ向かった。
先週、簡単にダンベルを挙げ下げできたし、トレーニング感覚も戻ったはずなので、今日はビビらずにこれまで通りの方法で行ってみようと、22kgのダンベルからスタートし、次いで24kgのダンベルを挙げ下げして、手早くウォームアップセットを終了した。
そして、両手にリストウエイトとアンクルウエイトを巻きつけた中二病の如き出で立ちで、26kgのダンベルを挙げる・・・も、全然力が入らず、3レップスを捻り出すのがやっとだった。
「考察」
もっともらしい理屈では二週目はウォームアップセットが少なすぎて筋温上昇がいまいちで、何より、神経系のウォームアップが追いついていなかったとなる。
また、前回のダメージが大きすぎたことと、その後の栄養補給の手抜きなどによって、1週間後の回復が完全ではないか、筋力低下を起こしていた可能性もゼロではない。
ただ、個人的には最初に挙げた一般論ではなく、単に一定の年齢以上になった場合、筋温のみならず、主働筋への血流増加は元より、神経系の目覚めが遅くなってきたことが原因でないかと考えている。
若い時は筋肉が臨戦態勢に入るまでの時間が短く、私がかつて好んだ「いきなりメインセット法」でも良いトレーニングができたが、加齢に伴い、筋肉がMAXの出力を出せる条件、臨界に至る条件が変わってきたのではないだろうか。
もちろん、たった1回の比較なので、信頼性が全く無い個人的実験であるが、以前はトレーニングの質を高めることができた手法も、加齢によって効率が悪くなってくる可能性があるかも知れない。
ということで、とりわけ、マンネリ気味の方は、一度、ダラダラウォームアップ法やペチペチピラミッド法を試してみる価値があるかも知れない。
#14へ続く
【Ex】
〜プロテイン博士になれる講座〜
フィットネス一年生 栄養編#7 「プロテイン-基礎知識-前編」
フィットネス一年生 栄養編#8 「プロテイン-基礎知識-後編」
【関連】
サプリマスターのたった一人の被験者 #−2
「ハイパードライブ40タブ編」
サプリマスターのたった一人の被験者 #−1
「ハイパードライブ+ラプター編」
サプリマスターのたった一人の被験者 #0
〜イントロダクション〜
サプリマスターのたった一人の被験者 #1
「オフシーズンのサプリメンテーション2018-2019」
サプリマスターのたった一人の被験者 #2
「ハイパードライブ30タブ編」
サプリマスターのたった一人の被験者 #3
「フェノム & ヴェロックス」
サプリマスターのたった一人の被験者 #4
「帰宅直後サプリ」
サプリマスターのたった一人の被験者 #5
「ZMA摂取タイミング2019」
サプリマスターのたった一人の被験者 #6
「ファイナルETBの少なめ摂取」
サプリマスターのたった一人の被験者 #7「UCP-1遺伝子変異タイプの夕食」
サプリマスターのたった一人の被験者 #8「オフシーズンのアナボリックサプリサイクル」
サプリマスターのたった一人の被験者 #9「HMBタブ:9タブ/1日+ファイナルEAA+HMB編」
サプリマスターのたった一人の被験者 #10「バイオアベイラビリティを最大化したエキストラオキシドライブの定量摂取」
サプリマスターのたった一人の被験者 #11「アイソコアブラックオプス」
サプリマスターのたった一人の被験者 #12「ココアやカカオを加える理由」
サプリマスターのたった一人の被験者 #13加齢と長々ウォームアップ」
サプリマスターのたった一人の被験者 #14「高頻度高用量柑橘」
最近、たまたま2週連続でジムでトレーニングした際、手順を変えた所、違いに大きな差が出たので、考察などを書いてみたい。
二年ぶりにジムでインクラインダンベルプレスを行った。
ダンベルは26kgまでに増えていたが、現在、何kg挙がるだろう。なにせ上半身のウエイトトレーニングは二年ぶりなので、筋肉云々の前に関節が厳しそうだと思い、恐る恐る18kgからスタートした。
気持ちいい範囲でセットを終了しつつ、2kg刻みで重量を上げていく・・・。
すると、26kgのダンベルでもスコスコと気持ち良く挙げ下げできたので、片手3kg分の重りを手に巻きつけて行ってみると、これも面白いように反復できた。
30kgに満たない重量であったが、バランスディスクでオーバーストレッチをかけていたせいか、胸が深い筋肉痛になった。
さて、ちょうど一週間が経ち、またもジムへ向かった。
先週、簡単にダンベルを挙げ下げできたし、トレーニング感覚も戻ったはずなので、今日はビビらずにこれまで通りの方法で行ってみようと、22kgのダンベルからスタートし、次いで24kgのダンベルを挙げ下げして、手早くウォームアップセットを終了した。
そして、両手にリストウエイトとアンクルウエイトを巻きつけた中二病の如き出で立ちで、26kgのダンベルを挙げる・・・も、全然力が入らず、3レップスを捻り出すのがやっとだった。
「考察」
もっともらしい理屈では二週目はウォームアップセットが少なすぎて筋温上昇がいまいちで、何より、神経系のウォームアップが追いついていなかったとなる。
また、前回のダメージが大きすぎたことと、その後の栄養補給の手抜きなどによって、1週間後の回復が完全ではないか、筋力低下を起こしていた可能性もゼロではない。
ただ、個人的には最初に挙げた一般論ではなく、単に一定の年齢以上になった場合、筋温のみならず、主働筋への血流増加は元より、神経系の目覚めが遅くなってきたことが原因でないかと考えている。
若い時は筋肉が臨戦態勢に入るまでの時間が短く、私がかつて好んだ「いきなりメインセット法」でも良いトレーニングができたが、加齢に伴い、筋肉がMAXの出力を出せる条件、臨界に至る条件が変わってきたのではないだろうか。
もちろん、たった1回の比較なので、信頼性が全く無い個人的実験であるが、以前はトレーニングの質を高めることができた手法も、加齢によって効率が悪くなってくる可能性があるかも知れない。
ということで、とりわけ、マンネリ気味の方は、一度、ダラダラウォームアップ法やペチペチピラミッド法を試してみる価値があるかも知れない。
#14へ続く
【Ex】
〜プロテイン博士になれる講座〜
フィットネス一年生 栄養編#7 「プロテイン-基礎知識-前編」
フィットネス一年生 栄養編#8 「プロテイン-基礎知識-後編」
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サプリマスターのたった一人の被験者 #3
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