〜居残り補習授業オフライン#133の補講 Part.1〜
サプマスでお買い上げの際に付属する2022年1月のおまけ読み物居残り補習授業オフライン#133では、トレーニング前〜最中〜直後の栄養補給に関する考察を最新の視点で紹介しています。

A4裏表という物理的な紙面の関係上カットした話や読了後に生まれる疑問について、このシリーズにて補足したいと思います。

大まかには、

・BCAA(ロイシン)さえあればいいんじゃね?

・EAAとBCAAの使い分け

・EAAもラプターも持っているんですけど?

・ハイパードライブ亡き後のプレワークアウトサプリ

・番外編:私のプレ&ポストワークアウト

と言った内容で展開する予定です。

では早速解説します。
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1、トレ前はBCAAだけではだめか?
結論から言うとOKである。

ただし・・・と言う前に、この問いはどういうことを訊いているのかというと、

「トレーニング前にEAAを摂取するのがトレーニング直後からのアナボリズムを高めるのに最も有効とされますが、それは結局、ロイシンの力によるものなので、ロイシンが柱となるBCAAでも同じことではないでしょうか?」

という意味である。

筋合成が活発になる・・・筋細胞にアミノ酸が積極的に同化される状態、すなわち、アナボリックな状態になるのは、血中アミノ酸濃度が通常の2倍になった時ではなく(!)、血中のロイシン濃度が高まった時である。

細胞膜は血中アミノ酸濃度を全て把握するという効率の悪いことをしている訳ではなく、ロイシンをモニターしているのだ。センサーとしての働きを持つ分子(※)が細胞内のロイシンを感知することで筋合成のスイッチがオンになるように設定されており、タンパク合成を司令する遺伝子が翻訳されるのを促進するmTOR経路が活性化する。

※ ロイシルtRNA合成酵素:ロイシンセンサーとして働く

今やトレーニング愛好家の経典であり、古典にもなりつつある「トレーニング前にEAAを摂取することで、トレーニング直後の筋合成が3倍以上に跳ね上がった」という研究結果も、EAAに含有される必須アミノ酸ロイシンの成果によるところが大きいことは誰にでも想像がつくはずだ。

かの有名な実験かつ、今や誰もが指針としているトレ前のEAA摂取は、同じくロイシンを豊富に含むBCAAで代用可能ではないだろうかと考えるのは自然なことである。

恐らくであるが、トレ前EAA摂取とトレ前BCAA摂取のトレーニング直後における正味筋合成量の差は数%と思われる。もちろん、エビデンスがないので、推論になるが、トレーニング前にEAA代わりにBCAAをきっちりしっかりと摂取する方法は、トレ前EAA法に比べて大きく劣ることはない。
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ただし、ロイシンのみでいくら筋合成を活性化しても、血中に筋肉の材料である必須アミノ酸(EAA)の濃度が高まっていないと、実際の筋合成量は高まらないとされている。

また、同じEAAでも、ロイシン含有量を高めたEAAの方がより筋合成を高めることも解っている。

この二点から考えると、筋肉量をとにかく少しでも増やしたい場合や筋肉量をとにかく早く増やしたい場合、年齢的な問題がある場合、ホルモンレベルの欠点を補いたい場合、等々の目的がある時はトレーニング前はEAA・・・できればロイシンが強化されたEAA摂取が望ましいと結論づけることができる。

#2へ続く



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