プロテイン摂取によるオナラの頻度や臭い、便の状態の悪化に対する攻略法は多数挙げられるが、人それぞれ原因が異なる為、(自称)エキスパートが「これ!」と推奨する方法を試してみても、全く効果がない場合が多い。
故に、プロテイン摂取によって問題が起こる人は、
フィットネス一年生
「プロテイン編」
を参照しつつ、各々の原因について推察と検証を重ねてみて欲しい。
故に、プロテイン摂取によって問題が起こる人は、
フィットネス一年生
「プロテイン編」
を参照しつつ、各々の原因について推察と検証を重ねてみて欲しい。
プロテインの素材自体が体質にあっていた場合、多くの場合、消化キャパシティに見合った適切な摂取量、なんしは消化を促進するテクニックやアイテムの駆使によって、オナラや便の不快感を呈することはほとんどなくなる。
タンパク質摂取において適切な消化という視点は重要ではあるが、今回は別の視点から、プロテイン摂取による便とオナラの問題解決を考えてみたい。
それが、ココアの森永製菓が行った小規模実験である。
実験では1日に10gのココアを2週間摂取した人たちは、
・排便回数が増加し便通が改善
・糞便中のアンモニア量が減少、便臭改善効果
という結果が得られた。
この現象に寄与していたのが、ココアに含まれる食物繊維であり、その中でもリグニンであるとされる。
実験では食物繊維による便のかさ増し効果とリグニンによるアンモニア吸着によって、上の効果がもたらされていると考えられているが、食物繊維自体はプレバイオティクスの働きが強く、腸内細菌叢改善効果が高いため、その影響も関与していると思われる。
たった10gのココアで便の臭いが改善されるのであれば、いつものプロテインに10gのココアやカカオを加えてみるのも非常に有効な手段である。
また、チョコ味やココア味を選択しても、香料に頼っている製品が大多数でココア含有量は極めて低いが、製品の10%に本物のココアを使用したファイン・ラボのココア風味であれば、そのままでも、ココアによる便や臭いの改善効果を感じることができるかも知れない。
もちろん、この製品に、更に5〜10gのココアやカカオを加えて、Wチョコテイストに仕上げてみるのも良い手だ。
というわけで、プロテイン摂取によるオナラ臭やその頻度の改善には、「完全消化」だけでなく、食物繊維の働きも重要となるが、毎日のプロテイン摂取時に軽く食物繊維を加えるという食物繊維摂取の習慣化は制御性T細胞の活性化につながり、結果として免疫の暴走や慢性炎症を抑制することになるので、サイトカインの暴走が気になるこのご時世においても、見逃せない要素である。
#13へ続く
【Ex】
〜プロテイン博士になれる講座〜
フィットネス一年生 栄養編#7 「プロテイン-基礎知識-前編」
フィットネス一年生 栄養編#8 「プロテイン-基礎知識-後編」
【関連】
サプリマスターのたった一人の被験者 #−2
「ハイパードライブ40タブ編」
サプリマスターのたった一人の被験者 #−1
「ハイパードライブ+ラプター編」
サプリマスターのたった一人の被験者 #0
〜イントロダクション〜
サプリマスターのたった一人の被験者 #1
「オフシーズンのサプリメンテーション2018-2019」
サプリマスターのたった一人の被験者 #2
「ハイパードライブ30タブ編」
サプリマスターのたった一人の被験者 #3
「フェノム & ヴェロックス」
サプリマスターのたった一人の被験者 #4
「帰宅直後サプリ」
サプリマスターのたった一人の被験者 #5
「ZMA摂取タイミング2019」
サプリマスターのたった一人の被験者 #6
「ファイナルETBの少なめ摂取」
サプリマスターのたった一人の被験者 #7「UCP-1遺伝子変異タイプの夕食」
サプリマスターのたった一人の被験者 #8「オフシーズンのアナボリックサプリサイクル」
サプリマスターのたった一人の被験者 #9「HMBタブ:9タブ/1日+ファイナルEAA+HMB編」
サプリマスターのたった一人の被験者 #10「バイオアベイラビリティを最大化したエキストラオキシドライブの定量摂取」
サプリマスターのたった一人の被験者 #11「アイソコアブラックオプス」
サプリマスターのたった一人の被験者 #12「ココアやカカオを加える理由」
サプリマスターのたった一人の被験者 #13加齢と長々ウォームアップ」
タンパク質摂取において適切な消化という視点は重要ではあるが、今回は別の視点から、プロテイン摂取による便とオナラの問題解決を考えてみたい。
それが、ココアの森永製菓が行った小規模実験である。
実験では1日に10gのココアを2週間摂取した人たちは、
・排便回数が増加し便通が改善
・糞便中のアンモニア量が減少、便臭改善効果
という結果が得られた。
この現象に寄与していたのが、ココアに含まれる食物繊維であり、その中でもリグニンであるとされる。
実験では食物繊維による便のかさ増し効果とリグニンによるアンモニア吸着によって、上の効果がもたらされていると考えられているが、食物繊維自体はプレバイオティクスの働きが強く、腸内細菌叢改善効果が高いため、その影響も関与していると思われる。
たった10gのココアで便の臭いが改善されるのであれば、いつものプロテインに10gのココアやカカオを加えてみるのも非常に有効な手段である。
また、チョコ味やココア味を選択しても、香料に頼っている製品が大多数でココア含有量は極めて低いが、製品の10%に本物のココアを使用したファイン・ラボのココア風味であれば、そのままでも、ココアによる便や臭いの改善効果を感じることができるかも知れない。
もちろん、この製品に、更に5〜10gのココアやカカオを加えて、Wチョコテイストに仕上げてみるのも良い手だ。
というわけで、プロテイン摂取によるオナラ臭やその頻度の改善には、「完全消化」だけでなく、食物繊維の働きも重要となるが、毎日のプロテイン摂取時に軽く食物繊維を加えるという食物繊維摂取の習慣化は制御性T細胞の活性化につながり、結果として免疫の暴走や慢性炎症を抑制することになるので、サイトカインの暴走が気になるこのご時世においても、見逃せない要素である。
#13へ続く
【Ex】
〜プロテイン博士になれる講座〜
フィットネス一年生 栄養編#7 「プロテイン-基礎知識-前編」
フィットネス一年生 栄養編#8 「プロテイン-基礎知識-後編」
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「フェノム & ヴェロックス」
サプリマスターのたった一人の被験者 #4
「帰宅直後サプリ」
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