〜プロローグ〜
私にとって、陸上競技マスターズはコストパフォーマンスが悪い。

野良の自称スプリンターは単に自分の正確なタイムが知りたい(=トレーニングや栄養摂取の答え合わせ)だけなので、登録費とエントリー代金が結構な金額な上に「開催されない!」を3度も食らった身としては、この情勢においてタイムを計測するためだけに、マスターズを利用するのはコストが高いだけでなく、「結果的に今期は計れなかった」というリスクを無視できない。

一方、市の記録会は非常に安価でかつ、近くで開催されるため、気軽に参加しやすい(※)。

と思い至り、市の大会にギリギリでエントリーした。

開催日は5月1日。秋のマスターズを想定していたので、全く身体は仕上がっていない。

記録会までの期間はないので、せめて身体だけは少しでも軽くしておこうと、試合3日前の乾燥重量を67kg台・・・できれば66kg台にもっていこうと考え、ある程度の食事制限を行った。

結果として、4月24日、つまり、レースの一週間前には67kg台になったが、5月1日に予定されていた記録会は延期となった。

今回はその過程における私の夕食時の一コマを解析することで、何かの参考になればと思う。

※ ただし、娘の友人の弟などと一緒に走らないといけなかったりするので、図太さが必要



4月22日
夕食のタンパク質源は鶏のモモ肉が一枚。
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普通に焼いて食べるつもりだったが、ちょうど、手前ベーコンを燻す予定だったので、皮をパリパリに焼いてから一緒にスモーク。
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手前ベーコンとアスパラと春キャベツを炒めたものを添えて、頂きま〜す。
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いや、君、ちょっと間違っているよね?



一見、上はいかにも、フィットネス系の減量食にみえる。夜は炭水化物抜きのタンパク質中心なので、脂質はOK✌的な。

しかし、体質などによっては、効果が出にくい可能性を持つ。

まず、時間栄養学の観点から考えると、晩は朝よりも脂質代謝が劣り、脂質摂取による脂肪蓄積効率が高い。また、晩は朝よりも炭水化物代謝が優り、多少の炭水化物であれば脂肪蓄積の心配は少ない上に、睡眠に対してプラスに働く。

次に、UCP-1遺伝子変異タイプは脂質の代謝(エネルギー化)が苦手で、脂質摂取による脂肪合成が起こりやすい。

また、極端な炭水化物カットは筋中グリコーゲンレベルの低下を起こし、トレーニングのクオリティを下げる可能性を持つ。

つまり、UCP-1遺伝子変異タイプである私が良い練習と回復(睡眠)を維持しながら、減量を進めていくには、夜は脂質を減らしつつ、高タンパク、少〜中炭水化物の内容が適するだろう。

Ex:UCP-1遺伝子変異タイプの夕食




今回は記録会まで10日を切ってしまっていたので、兎も角、とりあえず67kg台に落とすが為の食事だったので、これでもよかったのだが、改良したのが下の図。
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食物繊維を増やすことで、少しでも脂質の吸収を減らそうという工夫である。

また、肉類の摂り過ぎは腸内細菌叢バランスを乱すが、味噌と納豆によってバランスを保てないものかという狙いもある。

・・・ということで、晩は炭水化物カットしているのに全然結果がでないなぁと思っている人がいたら、お洒落なフィットネスでは語られない要素を見落としているのかも知れないという話。

IMG_2307先生、野鳥のスモークはタンパク質に入りますか?骨、心臓、肝臓ごと全て食べるので、カテゴリー的にはSpecialized「マルチビタミン&ミネラル」ですな。



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