ライトなファスティング2021
「分析編」


体重は3kgほど減らして、体脂肪率は2%ほど減らす!といった目標を立てて、ファスティングを行ったが、結果は体重:2.65kg減、体脂肪率:3.3%減と大成功だった。

それもそのはず、端っから期間を決めておらず、「結果が出るまで続ける!」といった強引な方針だったからだ。最終的に結果が出るまで、丸8日もかかった。

なのに、タイトルの「ライトな」とは、これ如何に?

その理由こそが今回、体組成計の数字上は、全く筋量が減らなかったことに大きく関係している。
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〜ライトなルール〜
期間を決めずに、目標値に達するまでやめない!というのは些かハードに思えるが、実は一点、緩いルールを設けていた。

そのルールが、「EAA飲み放題!」である。

ファスティング期間中は、1日数回、ファスティングドリンク「ファスティングプレミアム」などの酵素ドリンクを利用するが、その合間合間の好きな時にすきなだけ、ファイナルEAAを飲んでも良いというルールで行った。
また、4日以上のファスティングにおいては、ファスティングドリンクを量・頻度共に減らす傾向があるが、納期を設ない長期戦が予想される今回はファスティングドリンクも、好きな時に好きなだけ飲んで良いというルールとした。

これらの理由によって、精神的にも、身体的にも、かなり楽に乗り切ることができた。



〜EAA飲み放題の理由〜
ファスティング行為の真骨頂は減量効果ではなく、極低カロリー状態によって惹起されるオートファジーの活性化である。通常の代謝機構では処理できない糖化した細胞などのゴミを貪食細胞に食べてもらうことによって一掃することで、身体機構をリフレッシュすることができるのだ。

しかし、今回はオートファジー活性が狙いではなく、体重と体脂肪率を減らすことだけを目的とした。

そして、筋量を減らさないという目標があったのだ。

低カロリー状態、極低カロリー状態において、筋量を減らさないようにするには、血中アミノ酸濃度を常時高く保つ必要がある。それを達成した場合、極低カロリー状態によるオートファジー活性はあまり期待できないかも知れない。なにせタンパク質をリサイクルする必要がないので。

血中アミノ酸濃度を常に高く保つにはアミノ酸源を補給する必要があるが、ファスティングは消化器官を完全に休ませることが目的のひとつなので、普通のタンパク質食品やプロテイン類は適さず、完全分解されたEAAパウダーのみが唯一適すると言っても良い。

ただし、遊離アミノ酸は血中アミノ酸濃度を最速で最高レベルに高める反面、持続時間が短いという欠点を持つ。

そこで、EAA飲み放題戦略である。こまめにEAAを補給することで、血中アミノ酸レベルの低下を防ぐことができ、カタボリズムの亢進による筋分解を抑制し、極低カロリー状態においてもアナボリズムを高めることが可能になる。

特にファイナルEAA+HMBは、アンチカタボリック効果とアナボリズムの亢進効果に優れたロイシンとHMBが強化された遊離必須アミノ酸パウダーなので、オートファジー効果を狙わない筋量重視、体脂肪率低減重視のファスティングにおいては唯一無二のアイテムとなる。



〜EAA飲み放題の理由2〜
今回は減量重視のファスティグであった為、以下の効果にも期待した。

EAAによる「アミノ酸で汗ドバ〜!」効果

である。

また、私はβ2ADR遺伝子変異タイプなので、体質的にアミノ酸のエネルギー化(酸化)が激しいが、そのような体質の人間は極低カロリー状態においては、筋分解が加速しやすい可能性が高い。

しかし、

ファイナルEAA+HMBは比較的筋肉が付きにくいとされるβ2ADR遺伝子変異タイプにも効果覿面

である為、ファスティングによって筋量を減らしたくないという目標下においては、採用しない手はない。



〜筋量が維持された謎〜
丸8日間のファスティグであったにも関わらず、体組成計の数字上は全く筋量が減らなかった。もちろん、あくまで高級機とはいえ家庭用体組成計での数値なので、多少は減っていたとは思うが、見た目的にも大胸筋を始めとした筋肉がペタンとなることはなく、むしろ、いつも以上にボリュームがあったくらいだ。

その理由としては、ロイシン&HMB強化のファイナルEAAの不断給餌とも言える血中アミノ酸レベルを常に高める作戦が功を奏したと考えられるが、伏兵が存在したかも知れない。

それが「ファイナルEAA+HMB」+「HMBパウダー」作戦である。
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たった一人の被験者未満2
にて紹介した魔改造的運用方法が私の中では未だに流行っていたのだ(※)。

※ ファイナルEAA+HMBは十分に完成された製品なので、真似してみる必要はありません

HMBはカタボリズムの抑制に非常に優れるとされるが、高用量のHMB補給によって、実際に定説、額面通りのアンチカタボリック効果が得られた可能性が高い。

もちろん、休んだ日もあったが、基本的にファスティング期間中は筋力維持や筋量維持の為にトレーニングを通常以上に頑張る傾向があり、今回も例外違わず、そして通例以上に頑張ったことも、影響していると思われる。また、そのような高頻度のハードトレーニングとHMBは非常に相性が良い。



・・・というような複数の要因、強烈な因子によって、筋組織の糖新生によるエネルギー化が阻止され、極低カロリー状態におけるエネルギー源確保の矛先として、通常以上に脂肪細胞が充てられたが為に、体脂肪率3.3%減という素晴らしい成果が出たと考えることができる。

最後に。
筋量、筋力そのままに、体重と体脂肪率だけがガクッと下がるとどうなるか?

走ることやトレーニングが超気持ちよく、楽しい!





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