「無症状者の代表格である子供のVirus対抗メカニズムから対策を考える」-後編

〜子供の免疫環境を擬似再現する〜
子供は自然免疫が強い上に、ポンコツ抗体が少なく、血管が丈夫、おまけに免疫の要とも言われる腸内細菌叢において重要な働きを持つ善玉菌の比率が高い・・・このような体内環境、免疫環境が未感染、なんしは感染しても無症状である確率を高めていると考えられています。

とりわけ、自然免疫による水際での強固な防御網が感染予防と症状の緩和に役立っている為、これを中心とした免疫環境を実践栄養学に基づいた手法によって再現することが大人の感染対策として役立つことは明白です。



〜高い自然免疫力の再現
・グルタミンはマクロファージと好中球、NK細胞などの自然免疫を司る細胞の餌となり、その数と活性を高める


・アルギニンはNK細胞を始めとしたリンパ球の活性を高める

・カンカニクジュヨウは免疫力アップハーブとして人気の高いエキナセアの有効成分である「エキナコシド」の含有率が本家エキナセアよりも高い為、免疫力アップにも有効

・亜鉛は細胞分裂に必須のミネラルで、細胞分裂・生成が活発な白血球などの免疫細胞や皮膚などで多く消費される

・セレニウムは感染症予防に役立ち、白血球の一種を増やすことが解っている

・トレーニングは惰性でダラダラと行わず、なるべく短い時間で終わるように計画する

グルタミンは十二分に充足している時には、ひょっとしたら体感が薄いアミノ酸かも知れませんが、条件下つき必須アミノ酸と呼ばれるように、体内で不足している時に補ってあげると驚くほどの体感を得ることができる場合があります。不断給餌の如く、小まめに摂取するのも悪くありませんが、身体が最も必要としているタイミングをピンポイントで狙い撃って補給するのも一つの方策になります。

ウエイトトレーニングを始めとしたトレーニング行為は長期的には免疫力の強化に役立ちますが、直後などの極々短期の視点で観ると、免疫力を低下させます。

当然ながら、グルタミンのベスト摂取タイミングの一つがトレーニング直後であり、実際に多くの実験によって、免疫力の改善と感染予防効果が証明されています。もう一つのベストタイミングは就寝前なので、ピンポイントシュートを狙いたい場合はこれらのタイミングがお勧めです。

また、グルタミンはリンパ球の餌となり、獲得免疫の生成を助ける為、結果的に不良抗体による弊害を予防する可能性を持ちます。


ボディケアや回復促進目的で、トレーニング直後や就寝前にエキストラアミノアシッドを摂取している人が多いと思いますが、その場合、結果的に最も必要なタイミングで最も必要である亜鉛、セレン、カンカニクジュヨウを補給していることになります。

アルギニンは多くのスポーツサプリメントに、多量に含まれている為、スポーツサプリメント愛好家が敢えてアルギニン単体を摂取する必要はありませんが、トレーニング直後などにエキストラアミノアシッドを摂取している人は結果的にアルギニン経路での免疫ケアが達成されているのです。

以上のように、サプリマニアならずとも、多くのスポーツサプリメント愛好家や実践栄養学の実施者は、特に何かをどうすると言うわけではなく、今まで通りの習慣を続けるだけです。



〜血管丈夫!の再現〜
SARS-CoV-2は血管内に多く発現しているACE2タンパクをレセプターとして取り付く特性上、血管内皮細胞に炎症を起こし、血栓を発生させやすくすることが判明していますが、子供の多くは血管内皮細胞が丈夫なせいでダメージや血栓の発生が少ないと考えられています。

ご存知の通り、大動脈を筆頭に血管壁は弾力性の高いコラーゲンを主体としています。

ウィルスによる炎症やその駆除によって発生する大量の活性酸素は外敵駆除の働きを持つ一方で、諸刃の剣となって、血管内壁を損傷しますが、非常に高い抗酸化力を持ったCoQ10は活性酸素によるコラーゲン分解及び損傷を抑制することが解っています。

また、CoQ10の摂取は血管壁のコラーゲン分解と損傷を抑制するだけでなく、コラーゲン生成を活性化することによって、血管壁の弾力性を改善すると言われています。

CoQ10はアンチエイジング志向や高心拍数運動を行う人に人気がありますが、同様に1レップの最大重量を競うウエイトリフティングやパワーリフティングの選手にも人気と需要があります。これは究極の一撃を絞り出すために、高い圧力を心臓にかけることが影響しているようです。

ちなみに、コラーゲンの生成にはビタミンCが必須ですが、コラーゲン生成を促進するには常に一定の血中ビタミンCレベルが保たれていることが理想とされているため、吸収率と体内持続時間の高い天然型のビタミンCを採用するのが理想的になります。


血管内の抗酸化とダメージ抑制においてCoQ10と双璧をなす雄といえば、パプリカキサントフィルを主体としたエキストラオキシドライブです。

カロチノイドの中でも、最も細かい構造のパプリカキサントフィルは細胞外だけでなく、細胞内にも高い抗酸化力を発揮し、とりわけ、赤血球との親和性が高く、酸化などによる赤血球へのダメージを軽減すると言われています。

パプリカキサントフィルは、赤血球の変形能改善による抹消への酸素運搬能力向上のみならず、血管内の酸化やダメージの抑制、感染由来のドロドロ血液による肺胞への負担軽減が期待できます。


抗酸化力による血管壁ダメージ軽減や血栓の予防と言えば、上の2つの栄養素に軍配があがりますが、こと血栓予防に関して言えば、納豆も負けていません。


・・・といった具合に、トレーニング愛好家や競技者にとって、馴染みの深い栄養素や食品をこれまで通り継続するだけで、血管壁へのダメージや血栓対策ができていることになります。血管壁に良いレシチンは納豆からも摂取できますが、卵なども採り入れることで、より高い効果が期待できるでしょう。



〜良好な腸内細菌叢バランスの再現〜
乳幼児期に決定されてしまう腸内細菌叢の改善は一日にして成らずで、絶え間なきジャブの応酬の如く、不断の継続が必要となることは、古くからのサプリ塾塾生であれば、ご存知の通りです。

継続するという最も地味な努力がそのハードルを高めていましたが、近年は便利になったもので、良好な腸内細菌叢を維持するのに役立つ、シンバイオティクスと消化酵素が配合されたサプリが登場しています。

各種消化酵素とシンバイオティクスに特化した「クリア」。

その名作中の名作である「クリア」を丸っと配合した「VIVO」。

これら二つ・・・とりわけ当店においては、常時売れ筋TOP5に入る人気の定番製品であり、やはり、この分野においても、特に何かわざわざ対策を考えるまでもなく、多くの方が自然に対応できているのです。




〜おわりに〜
しばしば、ウエイトトレーニーや競技者に大きな効果をもたらす訳でもない新しい栄養成分がもてはやされたりしますが、実のところ、実績のある質実剛健な成分とそれらの的確なサプリメンテーションこそがパフォーマンス向上のみならず、感染症予防と対策に最も効果的であることがわかります。

そして、その結果として、短い視点ではQOT(トレーニングの質)の向上、長い視点では生涯現役期間の延長として表現され、実際に実感できるはずです。

上の定番ルーティンを当たり前のようにこなしている人は、10年後もハードトレーニグを行っている自分の姿が余裕でイメージできることでしょう。



Ex:
免疫力は男は母由来、女は父親由来

風邪とマスター まとめ

【関連】
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