9月23日(月)の陸上マスターズへ向けて減量しているが、09月上旬のステータスは家庭用体組成計で体重67kg台、体脂肪率8%後半を示しており、昨年に比べて順調である。

減量後期でも私の場合、炭水化物を極端にカットするのではなく、割と強気で摂取している。

反面、夕食時はお米やパスタなどの炭水化物はできるだけ減らしている。

夕食時の炭水化物を極力減らす方法において、脂質の比率が増える、なんしは脂質摂取量に関して無頓着になりがちな傾向がある。

私の場合、お米を食べていないのだから、から揚げくらい食べても良いだろうとか、野菜にマヨネーズをかけても良いだろうと、脂質摂取量を気にしないことがあった。厳密なロカボや0カボダイエットを行っている人の中には、それでも充分な結果が得られる人が多いのかも知れない。

今期の減量においては、できるだけ脂質を避けて、タンパク質と野菜中心の夕食を心がけた。

恐らく、これが今回の減量が比較的スムーズに進行した一因となっていると思われる。



減量期において一般的には夕食時の炭水化物は良くないと信じられているが、時間栄養学の観点では、夕食時は炭水化物代謝に優れる反面、脂質のエネルギー化が悪いとされている為、夕食時の脂質摂取を減らす行為は理に適っている。

私の場合、UCP-1遺伝子変異タイプなので、脂質摂取による熱産生が低い可能性を持つ。この為、時間栄養学視点のみならず、遺伝的代謝特性と言った観点からも、夕方以降は脂質の摂取を極力避けた方が良い可能性が高い。

同じく遺伝的代謝特性視点で観ると、β2ADR遺伝子変異タイプでもあるので、摂取タンパク質のエネルギー化が多い為、減量目的の場合、夕食を中心にタンパク質比率が高い食事が向いているのかも知れない。



と言うわけで、似たような体質のみならず、「晩飯の炭水化物カットしているのに、減らないよなぁ」といった経験のある方は、「夕食時の脂質を極力減らすダイエット」を試して見る価値がある。

注意点としては夜だけプロテインダイエットは、初期こそ良い結果が得られるが、頭打ちも早い為、なるべく「プロテインだけ」の夕食は避け、多種多様な食材から栄養を摂取しつつ、チートデイと代謝刺激のハードトレーニングを週1〜2回採り入れるのが理想的。

ちなみにβ2ADR遺伝子変異タイプはタンパク質のエネルギー化が高い傾向にある為、しばしば、タンパク質摂取量を増やすことに腐心しがちになるが、筋肉増強の効率から考えると、先にアナボリズムを「長時間」、「強力に」高める方が効率的である。

#8へ続く



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