居残り補習授業オフライ#93では、遺伝的に痩せにくい人が減量に挑戦する際の多角的アプローチを紹介しています。

そこで紹介しきれなかったアプローチを今回は解説してみます。


β3ADR遺伝子変異タイプの弱点〜

β3ADR遺伝子に変異を持つタイプの特徴として最初に挙がるのが正常型と比較した場合に基礎代謝が200kcal低いことです。

これはβ3ADR遺伝子変異タイプは、褐色脂肪細胞において、ノルアドレナリンによって起こる熱産生の応答性が低いことに端を発しています。

次に、内臓脂肪が付きやすい点です。これはβ3アドレナリンレセプターが内臓脂肪に多いという特徴に由来します。β3ADR遺伝子変異タイプは、内臓脂肪におけるノルアドレナリン(+アドレナリン)による脂肪分解反応(脂肪酸放出反応)が弱い為です。

そして、β3ADR遺伝子変異タイプには、忘れてはならない第三の弱点があります。それが正常型に比べてインシュリン抵抗性が起こりやすく、比較的血糖の処理が苦手とされる点です。



〜β3ADR遺伝子変異タイプの血糖処理〜

血中の糖分、すなわち、グルコース(ブドウ糖)が速やかに筋肉へと摂り込まれてグリコーゲン化されれば、多少の炭水化物摂取では体脂肪合成がそれを上回ることはありません。もちろん、筋肉におけるGLUT4の活性が高まる運動習慣があることが前提となりますが。

β3ADR遺伝子変異タイプは、些か、血糖の処理が苦手なようで、運動習慣があっても、一度に多量の炭水化物、とりわけ、血糖値の上昇が早い単糖類などを食べ過ぎてしまった場合、途端に体脂肪として蓄積されやすい可能性があります。先に紹介した特性上、速やかに内臓脂肪に反映されるようです。

と言うことで、例え運動習慣があっても、β3ADR遺伝子変異タイプは油断せずに、普段から炭水化物の摂取量に気を遣いつつ、その吸収を遅らせる工夫をした方が良いでしょう。もちろん、血中グルコースを積極的に筋中グリコーゲンとして蓄えるように仕向けるGCS750やマッハ6などのテクニカルなサプリメントを利用するのがベストになります。

同様に、トレーニング直後の無罪放免ゴールデンタイムにグリセミック指数の高い糖質を摂りたい時でも、筋肉への栄養分配を改善するGCS750やマッハ6を利用するのが安全策となります。



〜防御こそ最大の攻撃?〜

本編では脂肪を手放しにくい体質において、如何に体脂肪を燃やすかというアプローチをいくつか紹介しましたが、今回は如何に体脂肪をそれ以上増やさないかという防御に関する知識とテクニックについてでした。

防御は一見地味ですが、正常型の人はもちろん、体脂肪を落としにくい人にとっては特にそれ以上増やさないという取り組みは最重要課題となります。何せ、増えてしまっても、容易に減らせられないのですから。

と言うわけで、β3ADR遺伝子変異タイプの人が痩せようと志した場合、運動云々よりも、まずは防御を徹底しましょうという基礎的な話でした。



β3ADR変異+UCP-1変異でも痩せられる!
#0 イントロダクション

#1 個人的体脂肪燃焼運動2019

#2 まだ間に合う「真夏に向けた減量」

#3 個人的体脂肪燃焼運動2019 その2

#4 個人的体脂肪燃焼運動2019 第二フェーズ編 @ジム

#5 個人的体脂肪燃焼運動2019 第二フェーズ編 @野外

【関連】
居残り補習授業 #101の補講「脂肪燃焼全部乗せプラン」 その1
居残り補習授業 #101の補講「脂肪燃焼全部乗せプラン」 その2
居残り補習授業オフライン #100の補講「30代後半からの筋肉増強」
居残り補習授業 #91の補講
居残り補習授業 #88の補講「抜け毛対策」
居残り補習授業 #75の補講
居残り補習授業 #73の補講
居残り補習授業 #71の補講
居残り補習授業オフライン #67の補完-1
居残り補習授業オフライン #60の補講-序
居残り補習授業オフライン #60の補講-前編
居残り補習授業オフライン #60の補講-後編
居残り補修授業オフライン#57の実際の話
居残り補習授業オフライン#27のB面
居残り補習授業オフライン#28の書き忘れ
居残り補習授業オフライン#34の追記
居残り補習授業オフライン#35の補講
居残り補習授業オフライン#41の補講-1
居残り補習授業オフライン#46の追記
サプリ塾内副読本(参考書)