イグナイトとファイナルバーンの併用
イントロダクション-後編

Q:ファイナルバーンとイグナイトを同時に摂取する場合の効果的な摂取方法を教えてください。

hardイグナイトとファイナルバーンを組み合わせる意義は、成分と作用の違いからも、安全性から考えても、目的と体質によっては「大いにあり」と言えます。

前回はあまり成分が被らない点と安全性から考えてみましたが、今回は体質や目的、シチュエーションからその意義について考えてみたいと思います。



「体質から考える」
普通であれば、イグナイトかファイナルバーンのどちらかを減量期のオプショナルサプリとして採用するのが基本となりますが、結果を急ぐ場合や減量反応が鈍くなってきた時に、この二つを併用する方法の人気があります。

一方、そのような事情と異なり、体質によっては端っからイグナイトとファイナルバーンをスタックすることが望ましい人も存在します。

それがβ3アドレナリン受容器に変異を持つタイプの人です。

通常、脂肪細胞上のアドレナリンレセプターへアドレナリンやノルアドレナリンが取り付くことで、脂肪細胞に溜め込まれた脂肪が血中へ放出されますが、β3アドレナリン受容器に変異があると、その反応が鈍いとされ、結果的にこのタイプの人は1日あたりの基礎代謝が200kcal前後低いと言われています。

日本人においては、その遺伝子保有率は34%と非常に高い確率で変異を持っています。


このタイプの人はアドレナリンが分泌されても、脂肪分解反応が鈍い為、サーモジェニックスがやや効きにくい体質と言えます。

どっちにするの?」で詳しく解説しましたが、β3アドレナリンレセプターに変異を持っている場合、どちらかと言えば、イグナイトよりもファイナルバーンが適します。ファイナルバーンは脂肪細胞からの脂肪酸放出をアドレナリン系に頼らない経路で促進する成分が充実しているからです。

ですが、アドレナリン系が全く効果がないと言う訳ではないため、劇的な効果がなくても、脂肪酸放出には地味に貢献しているため、少しでも燃焼率を高めたい場合は減量期にイグナイトとファイナルバーンをスタックする意義があります。

また、イグナイトのロディオラやコレウスフォルスコリも、アドレナリンとノルアドレナリンとは別の経路で脂肪燃焼を助けることやノルアドレナリンが分泌されることで食欲が抑えられることを忘れてはなりません。

以上のように、様々な経路とアプローチによる脂肪分解と燃焼促進、そして食欲抑制やエネルギーアップと言った包括的視点から、結果を急いでいる場合だけでなく、体質的に脂肪燃焼効率が悪い人もまたイグナイトとファイナルバーンを併用する意義が高いのです。



「β3ADR変異型の取説」
脂肪燃焼効率が悪い体質に関しては「イグナイト+ファイナルバーン」のような多角的アプローチを内包した手法を選択するのが効率的と言えますが、一つ注意点があります。

このタイプの人は「何とかかんとか、頑張って脂肪を燃やす!」という手段に出る前に、「これ以上、体脂肪を増加させない」と言う課題をクリアする必要があります。

その為には食事管理が重要となりますが、その補助として、GCS750やファイナルブロックなどを活用して体脂肪蓄積抑制に努めることが大切です。

特にβ3ADR変異型にとって、GCS750は重要なアイテムとなります(※)。

お復習いになりますが、β3ADR変異型は炭水化物摂取によるインシュリン分泌が鈍い為、炭水化物摂取によって上昇した血糖(血中グルコース)が体脂肪として蓄えられやすいという第二の弱点を持ちます。

たとえ過剰でなくとも、炭水化物摂取による体脂肪合成が起こりやすい為、折角、高級ファットバーナーをスタックして、体脂肪燃焼を促す事ができても、食事内容やその対策によっては最終的な収支が悪くなる可能性があるのです。

以上のことから、このタイプの人は「防御こそ最大の攻撃」と捉えて、食事管理や最強アイテムによって鉄壁の防御陣を敷いておくことが肝要となります。

同様にインシュリン模倣物質という観点からマッハ6も

本編へ続く



Ex:
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