〜食事に対するスタンス〜
「まとめ」-補講編2
今回もこれまでで書き切れていない部分を紹介したい。
「まとめ」-補講編2
今回もこれまでで書き切れていない部分を紹介したい。
「脳機能維持と改善」
新規ニューロン形成時に重要な役割を果たすBDNFを増やす効果がある運動とその継続こそが年齢を重ねながらも脳機能を維持改善する最も有効な手段となるが、次点として口から摂り入れる栄養素の吟味も外すことはできない。
脳の神経細胞はエネルギー消費が激しく、酸素消費量が高いと言う都合上、他の臓器に比べて酸化ストレスが高い傾向にある。また、脳細胞はブドウ糖をエネルギー源とする上、酸化ダメージを受けやすいので、老化物質である「AGEs(最終糖化産物)」が蓄積しやすい。
認知症などの老化に伴う神経変性疾患は、アミロイドβペプチドやレビー小体などの凝集体が原因物質と考えられているが、それらの凝集過程、すなわち、活性酸素や過酸化脂質などが脳細胞へダメージを与える酸化修飾物を生成する際のダメージも影響があると見られている。そして、この酸化修飾タンパク質が件の凝集体の原因と目されている(※)。
※ 脳内で神経伝達物質の役割を果たすCaと混同して摂り込まれたストロンさんも主犯核格
Ex:
フェルラ酸の機密「アルツハイマーの予防と脳機能改善?」
酸化によって生成された高い反応性を持つ酸化修飾タンパク質は神経細胞死の原因と考えられているが、ポリフェノールやオメガ3脂肪酸(DHA/EPA)は各種活性酸素や過酸化脂質を除去するだけでなく、酸化修飾タンパクに直接的に作用して細胞ダメージを軽減すると言われている。
実際にポリフェノールやオメガ3脂肪酸(DHA/EPA)がアミロイドβペプチドの蓄積や学習能力の低下を抑制することが判っている。そのメカニズムとして、はこれらの栄養素が持つ抗酸化作用のみならず、抗炎症作用や老化遺伝子などの発現制御、プロテアソーム増強なども影響していると考えられている。
ユビキチン-プロテアソーム系やオーフォファジーは上の凝集体や代謝することができないAGEsなどの異常タンパク質を分解する役目を持つことが分かっている。
「筋肉増強の追求と抗加齢」
生涯に渡ってスポーツやトレーニングを楽しみたい場合は勿論、生産性や知的ヴァイタリティを高めたい場合、認知機能を始めとする脳機能の維持や改善が欠かせない。
その目的に役立つのが上で紹介した各種ポリフェノールやDHA/EPAであり、抗酸化作用が極めて高いルティンなどの各種色素である。
その他、脳機能に役立つ物質として、
・フォスファチジルセリン
・コリン(フォスファチジルコリン、α-GPC)
・イチョウ葉エキス
・ブドウ種子エキス
などが最もメジャーとなる。
これらの多種多様な栄養素をいちいちピックアップして、この先何十年も摂取する必要性があるのだろうか。
脳機能維持やアンチエイジングなどの対策は何年も継続し続けて意味を成すものなので、対策として最も重要な要素となるのが「易継続性」である。つまり、頑張って各種栄養素を揃えて毎日摂取するのも悪くはないが、上の栄養素を意識せずとも自然に摂取できている状態が理想的となる。
筋肉増強とスポーツパフォーマンスを高める為に開発された高級スポーツサプリメントには上に挙げた栄養素がしっかりとした用量で含有されているため、それらのサプリメント達を部分的にトレーニングサイクルへ採り入れるだけで、実の所、脳機能維持やアンチエイジング対策が無意識のうちに達成されているのだ。
ある程度の年齢に達した者が筋肉増強を果たすには規格化された各種有効成分が精密に配合された高級スポーツサプリメントが役立つが、それらを用いた運動の継続は同時に脳機能改善やアンチエイジングにも大きく寄与することになり、ひいては現役期間や全力期間が延長されて、実年齢を超越した肉体へと表現される。
「オートファジー」
異常タンパクの凝集は脳に代表されるが、筋肉やその他の組織においても蓄積され、機能的にも数値的にも、肉低年齢に影響を与える。
これらの異常凝集体の分解はオートファジーなどが担っているが、それらの意図的な活性化は容易ではない。積極的活性化の唯一の方法として、ファスティングが有効とされている。
つまり、ファスティングは体調管理や免疫賦活を目的として行われるが、肉体年齢の維持や若返りを企図する手段としても有効である為、代謝性有機機械である我々の肉体を円滑に作動させ続ける目的を持つのであれば、ファスティングを習慣化したい。
これに関しても、あまりに構えてしまうと、ハードルが高くなってしまうため、気軽に行えるような手法、習慣化を編み出すのが良い。
気軽なファスティングに関しては、セルフ人体実験における「ライトなファスティング」シリーズが参考になるだろう。
#25へ続く
【関連】
40代からの競技への挑戦
30代後半からの筋肉増強 イントロダクション
30代後半からの筋肉増強 #1
30代後半からの筋肉増強 #2
30代後半からの筋肉増強 #3
30代後半からの筋肉増強 #4
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30代後半からの筋肉増強 #9く
30代後半からの筋肉増強 #10
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脳の神経細胞はエネルギー消費が激しく、酸素消費量が高いと言う都合上、他の臓器に比べて酸化ストレスが高い傾向にある。また、脳細胞はブドウ糖をエネルギー源とする上、酸化ダメージを受けやすいので、老化物質である「AGEs(最終糖化産物)」が蓄積しやすい。
認知症などの老化に伴う神経変性疾患は、アミロイドβペプチドやレビー小体などの凝集体が原因物質と考えられているが、それらの凝集過程、すなわち、活性酸素や過酸化脂質などが脳細胞へダメージを与える酸化修飾物を生成する際のダメージも影響があると見られている。そして、この酸化修飾タンパク質が件の凝集体の原因と目されている(※)。
※ 脳内で神経伝達物質の役割を果たすCaと混同して摂り込まれたストロンさんも主犯
Ex:
フェルラ酸の機密「アルツハイマーの予防と脳機能改善?」
酸化によって生成された高い反応性を持つ酸化修飾タンパク質は神経細胞死の原因と考えられているが、ポリフェノールやオメガ3脂肪酸(DHA/EPA)は各種活性酸素や過酸化脂質を除去するだけでなく、酸化修飾タンパクに直接的に作用して細胞ダメージを軽減すると言われている。
実際にポリフェノールやオメガ3脂肪酸(DHA/EPA)がアミロイドβペプチドの蓄積や学習能力の低下を抑制することが判っている。そのメカニズムとして、はこれらの栄養素が持つ抗酸化作用のみならず、抗炎症作用や老化遺伝子などの発現制御、プロテアソーム増強なども影響していると考えられている。
ユビキチン-プロテアソーム系やオーフォファジーは上の凝集体や代謝することができないAGEsなどの異常タンパク質を分解する役目を持つことが分かっている。
「筋肉増強の追求と抗加齢」
生涯に渡ってスポーツやトレーニングを楽しみたい場合は勿論、生産性や知的ヴァイタリティを高めたい場合、認知機能を始めとする脳機能の維持や改善が欠かせない。
その目的に役立つのが上で紹介した各種ポリフェノールやDHA/EPAであり、抗酸化作用が極めて高いルティンなどの各種色素である。
その他、脳機能に役立つ物質として、
・フォスファチジルセリン
・コリン(フォスファチジルコリン、α-GPC)
・イチョウ葉エキス
・ブドウ種子エキス
などが最もメジャーとなる。
これらの多種多様な栄養素をいちいちピックアップして、この先何十年も摂取する必要性があるのだろうか。
脳機能維持やアンチエイジングなどの対策は何年も継続し続けて意味を成すものなので、対策として最も重要な要素となるのが「易継続性」である。つまり、頑張って各種栄養素を揃えて毎日摂取するのも悪くはないが、上の栄養素を意識せずとも自然に摂取できている状態が理想的となる。
筋肉増強とスポーツパフォーマンスを高める為に開発された高級スポーツサプリメントには上に挙げた栄養素がしっかりとした用量で含有されているため、それらのサプリメント達を部分的にトレーニングサイクルへ採り入れるだけで、実の所、脳機能維持やアンチエイジング対策が無意識のうちに達成されているのだ。
ある程度の年齢に達した者が筋肉増強を果たすには規格化された各種有効成分が精密に配合された高級スポーツサプリメントが役立つが、それらを用いた運動の継続は同時に脳機能改善やアンチエイジングにも大きく寄与することになり、ひいては現役期間や全力期間が延長されて、実年齢を超越した肉体へと表現される。
「オートファジー」
異常タンパクの凝集は脳に代表されるが、筋肉やその他の組織においても蓄積され、機能的にも数値的にも、肉低年齢に影響を与える。
これらの異常凝集体の分解はオートファジーなどが担っているが、それらの意図的な活性化は容易ではない。積極的活性化の唯一の方法として、ファスティングが有効とされている。
つまり、ファスティングは体調管理や免疫賦活を目的として行われるが、肉体年齢の維持や若返りを企図する手段としても有効である為、代謝性有機機械である我々の肉体を円滑に作動させ続ける目的を持つのであれば、ファスティングを習慣化したい。
これに関しても、あまりに構えてしまうと、ハードルが高くなってしまうため、気軽に行えるような手法、習慣化を編み出すのが良い。
気軽なファスティングに関しては、セルフ人体実験における「ライトなファスティング」シリーズが参考になるだろう。
#25へ続く
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