素養を知るなら母を観よ-20
「フィットネス関連遺伝子の多型」-1
X染色体はあまり関係しませんが、運動能力や肥満に影響を与える可能性が高い遺伝子に関する話を数回に渡って紹介したいと思います。
まずは私の話。以前から興味のあった遺伝子検査を受けてみました。
「フィットネス関連遺伝子の多型」-1
X染色体はあまり関係しませんが、運動能力や肥満に影響を与える可能性が高い遺伝子に関する話を数回に渡って紹介したいと思います。
まずは私の話。以前から興味のあった遺伝子検査を受けてみました。
〜スポーツ遺伝子と肥満遺伝子の検査を受けた〜
「お、おで、準(ほぼ)節約エリートだった」
節約エリートとは
・産まれながらに、基礎代謝が200kcal低い「β3AR変異タイプ」は日本人の34%
・産まれながらに、基礎代謝が100kcal低い「UCP-1変異タイプ」は日本人の24%
といった状況の中、運悪くβ3-AR変異型とUCP-1変異型の両方を持った
0.34×0.24×100=8.16(%)
8%の確率で存在するカロリー節約型人間である。
この確立8%のカロリー節約エリートタイプは、β3-ARとUCP-1の両方が正常型の人に比べて、単純計算で1日あたりの基礎代謝が300kcalも低いと言われている。
今回の検査では、私は両親のいずれか片方から、β3-AR変異型とUCP-1変異型をひとつずつ受け継いでいることが解った。
この機関では両親二人共が変異型の場合と片方は正常で片方が変異型(ヘテロ型)の評価が異なる為、β3-AR変異型を一つ持つ者の基礎代謝低下量は-175kcal、UCP-1変異型を一つだけ持つ者の基礎代謝低下量は-45kcalとされている。
私の場合、ここに浪費型遺伝子ヘテロを持っている為、+40kcalの増加基礎代謝が加わり、結果的に(正常型の人に比べて)-175-45+40=-175kcal基礎代謝が低いと言う計算となる(※)。
※ あくまで実測ではない確率論なので、実際の表現型とは異なる(元データ≠出力物)
節約型遺伝子に関しては、
素養を知るなら母を観よ-16
「あなたのせいではない!・・・かも!?」-1
をご参照頂きたい。
私はフィットネスエリートではなく、太りやすい準節約型エリートだった訳だ。
この結果は予想外であったが、私は歓喜した。
いや〜、フィットネスに関して、講釈垂れても、どんな過程を経ても、その人を作り上げた物の大部分が才能という遺伝による賜だった場合、それは「俺理論」であって、万人、ましてや多種多様な体質を持った人達には当てはまらないじゃないの?って、常々思っていたわけ。
45歳となった今も体脂肪率一桁台をキープできているのは、才能ではなく、「知識」と「努力」であることに喜びを感じた次第。
反対に、結果が出やすい「〇〇するだけでok」なフィットネスエリートがお節介なメダパニ先輩を産む要因になるのだろう。
で、検査結果に付いてくるアドバイス。これが非常に・・・。
結局、-175kcal分頑張りましょう。こんな栄養を摂りましょう。BMIなどといったペラい表層の数字だけを見た内容。検査では遺伝子というミクロを見ているというのに。
と言うわけで、「今度、俺も遺伝子検査するんだ・・・」と思った人も、早まらずに少し待って頂きたい。
節約エリートであっても、準節約エリートであっても、やることは
・体脂肪合成の抑制
・激しめの運動
・ホルモン調節
しかないのだから。
反面、フィットネスエリートであるならば、
A:摂取カロリーをちょっとばかし減らす
B:イグナイトなどのアドレナリン系サプリ
AかB、いずれかの方法で、楽に体脂肪率を下げることができるはずである。
ちなみに私の場合、専らファイナルバーンや4WAYメガバーンを利用してきたが、どうやら正解だったようだ。
ファイナルバーンのカフェイン含有量は極控え目で、アドレナリンによるβ3刺激のみに頼らず、直接的にβ3を刺激するシネフリン、緑茶、ガルシニアを配合しているため、β3のアドレナリンに対する反応が悪い(アドレナリンによる脂肪酸放出が少ない)β3-AR変異型でも効果が期待できる。4WAYメガバーンは端っから、アドレナリン系をアテにしていない設計である。
また、テストステロンはβ3アドレナリンレセプターを増やす為、減量期にファイナルETBを投入することを提唱し、実際に自分自身が実践していたが、これもかなり有効であったと思われる。
#28へ続く
Ex:
β3ADR遺伝子変異タイプの内臓脂肪対策
徹底攻略「不活性型β3AR」
【関連】
己を知れ #序
己を知れ #1
己を知れ #2
己を知れ #3
己を知れ #4
己を知れ #5
己を知れ #6
己を知れ #7
己を知れ #8「素養を知るなら母を観よ?-1」
己を知れ #9「素養を知るなら母を観よ?-2」
己を知れ #10「素養を知るなら母を観よ?-3」
己を知れ #11「素養を知るなら母を観よ?-4」
己を知れ #12「素養を知るなら母を観よ?-5」
己を知れ #13「素養を知るなら母を観よ?-6」
己を知れ #14「素養を知るなら母を観よ?-7」
己を知れ #15「素養を知るなら母を観よ?-8」
己を知れ #16「素養を知るなら母を観よ?-9」
己を知れ #17「素養を知るなら母を観よ?-10」
己を知れ #18「素養を知るなら母を観よ?-11」
己を知れ #19「素養を知るなら母を観よ?-12」
己を知れ #20「素養を知るなら母を観よ?-13」
己を知れ #21「素養を知るなら母を観よ?-14」
己を知れ #22「素養を知るなら母を観よ?-15」
己を知れ #23「素養を知るなら母を観よ?-16」
己を知れ #24「素養を知るなら母を観よ?-17」
己を知れ #25「素養を知るなら母を観よ?-18」
己を知れ #26「素養を知るなら母を観よ?-19」
己を知れ #27「素養を知るなら母を観よ?-20」
己を知れ #28「素養を知るなら母を観よ?-21」
プロトタイプ「己を知れ」
「お、おで、準(ほぼ)節約エリートだった」
節約エリートとは
・産まれながらに、基礎代謝が200kcal低い「β3AR変異タイプ」は日本人の34%
・産まれながらに、基礎代謝が100kcal低い「UCP-1変異タイプ」は日本人の24%
といった状況の中、運悪くβ3-AR変異型とUCP-1変異型の両方を持った
0.34×0.24×100=8.16(%)
8%の確率で存在するカロリー節約型人間である。
この確立8%のカロリー節約エリートタイプは、β3-ARとUCP-1の両方が正常型の人に比べて、単純計算で1日あたりの基礎代謝が300kcalも低いと言われている。
今回の検査では、私は両親のいずれか片方から、β3-AR変異型とUCP-1変異型をひとつずつ受け継いでいることが解った。
この機関では両親二人共が変異型の場合と片方は正常で片方が変異型(ヘテロ型)の評価が異なる為、β3-AR変異型を一つ持つ者の基礎代謝低下量は-175kcal、UCP-1変異型を一つだけ持つ者の基礎代謝低下量は-45kcalとされている。
私の場合、ここに浪費型遺伝子ヘテロを持っている為、+40kcalの増加基礎代謝が加わり、結果的に(正常型の人に比べて)-175-45+40=-175kcal基礎代謝が低いと言う計算となる(※)。
※ あくまで実測ではない確率論なので、実際の表現型とは異なる(元データ≠出力物)
節約型遺伝子に関しては、
素養を知るなら母を観よ-16
「あなたのせいではない!・・・かも!?」-1
をご参照頂きたい。
私はフィットネスエリートではなく、太りやすい準節約型エリートだった訳だ。
この結果は予想外であったが、私は歓喜した。
いや〜、フィットネスに関して、講釈垂れても、どんな過程を経ても、その人を作り上げた物の大部分が才能という遺伝による賜だった場合、それは「俺理論」であって、万人、ましてや多種多様な体質を持った人達には当てはまらないじゃないの?って、常々思っていたわけ。
45歳となった今も体脂肪率一桁台をキープできているのは、才能ではなく、「知識」と「努力」であることに喜びを感じた次第。
反対に、結果が出やすい「〇〇するだけでok」なフィットネスエリートがお節介なメダパニ先輩を産む要因になるのだろう。
で、検査結果に付いてくるアドバイス。これが非常に・・・。
結局、-175kcal分頑張りましょう。こんな栄養を摂りましょう。BMIなどといったペラい表層の数字だけを見た内容。検査では遺伝子というミクロを見ているというのに。
と言うわけで、「今度、俺も遺伝子検査するんだ・・・」と思った人も、早まらずに少し待って頂きたい。
節約エリートであっても、準節約エリートであっても、やることは
・体脂肪合成の抑制
・激しめの運動
・ホルモン調節
しかないのだから。
反面、フィットネスエリートであるならば、
A:摂取カロリーをちょっとばかし減らす
B:イグナイトなどのアドレナリン系サプリ
AかB、いずれかの方法で、楽に体脂肪率を下げることができるはずである。
ちなみに私の場合、専らファイナルバーンや4WAYメガバーンを利用してきたが、どうやら正解だったようだ。
ファイナルバーンのカフェイン含有量は極控え目で、アドレナリンによるβ3刺激のみに頼らず、直接的にβ3を刺激するシネフリン、緑茶、ガルシニアを配合しているため、β3のアドレナリンに対する反応が悪い(アドレナリンによる脂肪酸放出が少ない)β3-AR変異型でも効果が期待できる。4WAYメガバーンは端っから、アドレナリン系をアテにしていない設計である。
また、テストステロンはβ3アドレナリンレセプターを増やす為、減量期にファイナルETBを投入することを提唱し、実際に自分自身が実践していたが、これもかなり有効であったと思われる。
#28へ続く
Ex:
β3ADR遺伝子変異タイプの内臓脂肪対策
徹底攻略「不活性型β3AR」
【関連】
己を知れ #序
己を知れ #1
己を知れ #2
己を知れ #3
己を知れ #4
己を知れ #5
己を知れ #6
己を知れ #7
己を知れ #8「素養を知るなら母を観よ?-1」
己を知れ #9「素養を知るなら母を観よ?-2」
己を知れ #10「素養を知るなら母を観よ?-3」
己を知れ #11「素養を知るなら母を観よ?-4」
己を知れ #12「素養を知るなら母を観よ?-5」
己を知れ #13「素養を知るなら母を観よ?-6」
己を知れ #14「素養を知るなら母を観よ?-7」
己を知れ #15「素養を知るなら母を観よ?-8」
己を知れ #16「素養を知るなら母を観よ?-9」
己を知れ #17「素養を知るなら母を観よ?-10」
己を知れ #18「素養を知るなら母を観よ?-11」
己を知れ #19「素養を知るなら母を観よ?-12」
己を知れ #20「素養を知るなら母を観よ?-13」
己を知れ #21「素養を知るなら母を観よ?-14」
己を知れ #22「素養を知るなら母を観よ?-15」
己を知れ #23「素養を知るなら母を観よ?-16」
己を知れ #24「素養を知るなら母を観よ?-17」
己を知れ #25「素養を知るなら母を観よ?-18」
己を知れ #26「素養を知るなら母を観よ?-19」
己を知れ #27「素養を知るなら母を観よ?-20」
己を知れ #28「素養を知るなら母を観よ?-21」
プロトタイプ「己を知れ」