減量最終調整-3

Q:とあるコンテストへの出場が迫っているのですが、イマイチ、パリッと絞れた感じになりません。

数値的には仕上がっているはずなのに、血管とストリエーションがバリバリの状態にならない原因として、微細なアレルギーや炎症、塩分、筋細胞外クレアチンなどが考えられるが、ホルモンバランスもまた大きな影響を持った要因である。

体脂肪率一桁台どころか、5%以下を目指して、長期間減量に取り組むことで、起こる問題の代表的な症状がやる気や性欲の低下低迷である。

これは厳格なダイエットや高頻度のハードトレーニングを長期間継続することによってテストステロン生成が低下することに起因している。



テストステロンは言わずと知れたアナボリックホルモンであるが、ご存じの通り、意志を伴った行動を司る、いわゆるやる気を起こす神経伝達物質であるドーパミンの分泌を促進し、精力や性欲を大いに高めると言った役目を持つ。

また、テストステロンは男性の筋肉増強における最重要ファクターであるだけでなく、体脂肪率を低く保つのにも、重要な働きを持つホルモンである。反対に女性ホルモンは体脂肪を付きやすくする働きを持つが、特にヘソから下の下半身の脂肪を増やす傾向がある。

数値的にはバッチリなのに、イマイチ、パリッと仕上がらないのは、テストステロンレベル低下した状態が続いているのかも知れない。特に下半身の状態が悪いのであれば、テストステロンレベルが低い上に女性ホルモンレベルは比較的高い状況なのかも知れない。



テストステロン生成はストレスの影響を大きく受けるので、トレーニング以外でのストレスをなるべく減らさないといけない。つまり、せめて日常生活における精神的なストレスを回避すべきである。

ただし、トレーニングによるストレスの影響を消せるものではないので、テストステロンレベルや免疫力が大きく低下している自覚がある場合は、トレーニング頻度を落とすか強度を下げるのも一つの手となる。

ある程度の条件を整えた上で、テストステロンレベルを高めるサプリメント、いわゆるテストステロンブースターを利用するのも古典的ではあるが手堅い手段となる。



12871999390080ファイナルETBはメンタルタフネスを改善するアダプトゲン成分が増強されているため、環境的精神的ストレスが多い方にお勧めのブースターではある。

また、L-ドーパを含むムクナエキスと強力なテストブースト特許成分「テストフェン」が配合されているため、減量中の性欲を回復させたい方にも非常にお勧めの一品となる。

プレワークアウトサプリメントとしても利用できる汎用性が高いETBと異なり、T-JACKは些か専門性が高い。



05071559_5aeff935ca3fbT-JACKはトンカットアリとコレウスフォルスコリのブランド成分を配合しつつ、女性ホルモンレベルを下げるチェストツリーエキスを配合している。女性ホルモンはテストステロンから作られるため、女性ホルモンレベルが低下すると、身体はテストステロンを生成する指令を出すため、チェストツリーエキスの作用はテストブーストに一役買うわけだ。

この男性ホルモンレベルを高めつつ、女性ホルモンレベルを下げる働きは、コンテスト前などの最終調整に持って来いの働きを示す可能性が高い。

脂肪細胞上のβアドレナリンレセプターを活性化するテストステロンのレベルが高まれば、落ちにくくなった皮下脂肪をもう一削りでき、女性ホルモンレベルを抑えることができれば、下腹部や太ももをパリッと絞って血管をうねらせるのに役立つだろう。

Ex:
減量最終フェーズにおけるホルモン調節




と言うことで、やる気の低下が感じられる人は、上の原因を疑い対処することで、意外なほどスムーズにもう一絞りが実現する可能性が高い。

オマケにやる気や性欲も回復するだけでなく、コンディションに差を付けられるかも知れない。

#8へ続く

「6パック計画は進んでいるか-2018-Part.2」へ続く



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