減量最終調整-1

Q:とあるコンテストへの出場が迫っているのですが、イマイチ、パリッと絞れた感じになりません。

減量の最終段階において、仕上がりが甘い場合、大きく分けて

・実は仕上がっているがコンディションが甘い
・まだ絞る余地が充分にある

と言った二つの可能性がある。

今回は前者について考えてみたい。



〜仕上がっているのに仕上がっていないとは?〜

体脂肪率が5%前後なのに、血管バリバリで筋肉が透けて見えるようなコンディションにならないのは、いくつか原因が考えられる。

まず、考えられるのは皮下のむくみである。

これは

・体内で微細な炎症が起こっている
・筋細胞外の水分滞留

に起因することが多い。

炎症の原因としては、個々の体質や食生活の問題も大きいが、まずはアレルギー反応を疑ってみるのが良いだろう。明かなアレルギー体質なら尚更であるが、そうでない人も数値(検査)に表れない程度のアレルギーを持つ事がある。

むくんでいる人は、取り敢えず、コンテスト前はあらゆる乳製品をシャットアウトしてみて欲しい。乳糖不耐性はストレートな反応がない人も、意外に牛乳由来のタンパク質に対して、微細な炎症反応を起こすことが知られている。

無論、乳糖不耐性の人は下痢や軟便によって、体内の水分とミネラルバランスが悪くなるので、即刻、乳製品を避けるべきである。

減量期間中は何かとタンパク質補給をプロテインに頼ってしまう人が多いと思うが、コンテスト間際だけは思い切って乳由来のプロテイン摂取をオフにしてみよう。



いきなり試すのも勇気が要るかも知れない。

そのような人は取り敢えず、就寝前のプロテインをオフにしてみよう。もしも、プロテインによって、炎症反応と水分滞留が起こっていた場合、たった一晩プロテインを抜いただけで、翌朝の腹回りなどのコンディションが良くなっていることが明白に解る。

就寝前に何かしらのタンパク源を摂取しないと不安で仕方ないと言う方は、

減量中、あるいはリーンボディ志向の就寝前栄養補給

が参考になるかも知れない。



たった一晩のプロテイン抜きによって、コンディションに変化が起こった人は、次の段階として、コンテスト直前の数日は不要な炎症を極力起こさないように、プロテインの代わりに低アレルゲンのタンパク質食品を採用したい。

鶏のササミなどのコンパクトなタンパク源を複数用意して持ち歩くのは、少々、面倒で割高かも知れないが、コンテスト直前の数日間だけの儀式と思えば良い。スッカリそれに慣れてしまい、むくみのないコンディションが気に入ってしまったら、コンテスト後もミルク系プロテイン抜きを継続してみるのもお勧めである。

しっかりと絞ることに成功し、体脂肪率が5%前後に近づけば、ホエイやカゼインなどのミルク系プロテインによって、普段の見た目では解らないほどの炎症が発生する体質かどうかは見分けやすくなるが、その他の原因物質の場合、些か特定は困難である。

その場合、無駄なTNF-αやインターロイキン8、白血球の暴走を抑えるような健康法を継続してみる価値がある。

また、グルテンアレルギーは比較的解りやすいので、365日の日常生活では無理でも、コンテスト直前だけは小麦などのグルテンを含む食品を徹底的に避けるのが良いだろう。

2へ続く



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