今回のファスティング。体脂肪率や内臓脂肪レベルは大幅に下がった。

ただ、体重を大幅に減らして、身体を軽量化することが第一の目標であったため、その点については満点ではない。

これはHMBやロイシンを含むサプリメントをいつくか採用していた影響が大きい。そして、ファスティング期間におけるこれらの栄養素の積極的利用は、ファスティング中に特有のオートファジーを緩和してしまうデメリットをはらむ。

ファスティング行為などによって、身体が飢餓状態に陥ると、我々の体内では自らの細胞を分解してリサイクルするオートファジー(自食作用)が亢進する。

オートファジーは古い細胞やミトコンドリアなどの細胞内小器官、エラーを起こした細胞を分解するが、その貪欲な自浄作用はウィルス感染した細胞や通常免疫では駆除しきれていない細菌までもを分解する役割を持つことが判明しており、分解排出が困難な糖化したタンパク質すら分解する可能性を持つ。

つまり、細胞自食作用は若返りやリセット効果だけでなく、PCのウィルスバスター的なパラサイト駆除作用まで持っているのだ。



折角、非日常的行為を何日か行うのであれば、この自食作用の恩恵に預かりたいと思うのは当然である。半ば身体に同化した原虫やウィルス、細菌を駆除したい。自分では気づいていない小規模かつ局地的な地獄の黒炎の如き止まらない炎症を細胞ごと消してしまいたい。

ファスティングするんだったら、今以上に健康になりたい!・・・わけである。

しかし、筋肉量を失うことを恐れ、1gでも筋分解が起こらないようにする栄養補給テクニックは、このオートファジー亢進と相反する点がある。

つまり、筋分解を防ぐために、絶食中にロイシンやHMBを多用すると、その強力なmTOR刺激によって、オートファジーが阻害されてしまう可能性があるのだ。



という訳で、ファスティングによって、様々な効果を実感することができるが、オートファジー亢進による若返りやパラサイトの一掃も実現したい欲張りさんであれば、ファスティング期間中のmTOR刺激はほどほどにしないといけない。

しかしながら、筋肉を少しでも減らしたくない場合においては、今回の私の栄養摂取計画は参考になる可能性が高いので、以下にダラダラと紹介したい。

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ライトなファスティング2021へ続く



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