〜プロローグ〜
4月10日(火)にグリコパワープロダクションの方と色々とお話をする機会を得られました。
その際の内容を理解しやすくするための予備知識として、補講という形を借りて、つらつらと書き流したいと思います。
4月10日(火)にグリコパワープロダクションの方と色々とお話をする機会を得られました。
その際の内容を理解しやすくするための予備知識として、補講という形を借りて、つらつらと書き流したいと思います。
「無酸素性作業閾値」
ウォーキングなどの軽い運動を行っている際、酸素を利用してグリコーゲンや体脂肪からエネルギーをほぼ完全に賄うことができる。いわゆる(完全な)有酸素運動である。ATP生成のスピードは遅いが、乳酸が発生しないために、長時間にわたって身体を動かす際に役立つ。
その状態から、徐々に運動強度を上げていくと、有酸素代謝ではATP合成が追いつかなくなり、乳酸を発生させる無酸素性代謝へと切り替わる。
この転換点を無酸素性作業閾値(AT)と呼ぶ。無酸素性代謝閾値、嫌気性代謝閾値とも呼ばれる。
AT以上の強度での運動では、酸素を用いた有酸素代謝(酸化的リン酸化)はフル回転でATPを生成しつつ、更に無酸素性代謝(解糖系)が加わりATPと乳酸を作り出す。
運動を長く続けたい場合や完全な有酸素系代謝で運動を行いたい場合、AT以下の出力で運動する必要がある。持久的運動を楽にこなしたい場合、ATに至らない強度を保つのがコツとなる。
ATに達して、乳酸が発生し出すキーとなるのは強度であるが、AT自体は訓練によって値を伸ばすことができる。つまり、訓練を続ければ、ある程度の強度までゼーゼーハーハーとならずに運動を継続することが可能になる。
#2へ続く
【唐突な用語解説】
無酸素閾値と無酸素運動の限界-1「無酸素性作業閾値」
無酸素閾値と無酸素運動の限界-2「全力活動限界時間は1分!」
「BDNF」
ウォーキングなどの軽い運動を行っている際、酸素を利用してグリコーゲンや体脂肪からエネルギーをほぼ完全に賄うことができる。いわゆる(完全な)有酸素運動である。ATP生成のスピードは遅いが、乳酸が発生しないために、長時間にわたって身体を動かす際に役立つ。
その状態から、徐々に運動強度を上げていくと、有酸素代謝ではATP合成が追いつかなくなり、乳酸を発生させる無酸素性代謝へと切り替わる。
この転換点を無酸素性作業閾値(AT)と呼ぶ。無酸素性代謝閾値、嫌気性代謝閾値とも呼ばれる。
AT以上の強度での運動では、酸素を用いた有酸素代謝(酸化的リン酸化)はフル回転でATPを生成しつつ、更に無酸素性代謝(解糖系)が加わりATPと乳酸を作り出す。
運動を長く続けたい場合や完全な有酸素系代謝で運動を行いたい場合、AT以下の出力で運動する必要がある。持久的運動を楽にこなしたい場合、ATに至らない強度を保つのがコツとなる。
ATに達して、乳酸が発生し出すキーとなるのは強度であるが、AT自体は訓練によって値を伸ばすことができる。つまり、訓練を続ければ、ある程度の強度までゼーゼーハーハーとならずに運動を継続することが可能になる。
#2へ続く
【唐突な用語解説】
無酸素閾値と無酸素運動の限界-1「無酸素性作業閾値」
無酸素閾値と無酸素運動の限界-2「全力活動限界時間は1分!」
「BDNF」