DNS「VELOX(ヴェロックス)の徹底解説です。

D12000750101_OP1VELOX(ヴェロックス)は50mlの小さなボトルに詰められた液体を一気に飲み干す、使い切りタイプのプレワークアウトサプリメントです。

液体故に「ズキューーーン!!」と言った感じの即効性が期待できるのが特徴です。今回は具体的にはどんな体感が期待できるのかを考えてみます。



〜パンプこそ全てだ!〜

「筋肉がはち切れんばかりの『パンプ』と焼け付くような『バーン』こそが全てだ!」と言ったのは彼のアーノルド・シュワルツェネッガーである。今日ではウエイトトレーニングなどのレジスタンストレーニング時における強度そのものこそが重要と考えられている。また、その中でもネガティブムーブメントなどにおけるエキセントリック収縮(伸張性収縮)時の負荷が重要視されている。

確かに強度という物理的な刺激の増大こそが筋力やパワーを高める際に最も重要な指標となるが、パンプもまた筋肉を肥大させる要素として重要な働きを持ち、近年再評価されるようになった。

筋肉を酷使して筋肉を一時的な水ぶくれ状態にする行為やその見栄え、手応えは「充実したトレーニング感」や自尊心が得られると言った自己満足感の増強だけがその効果ではなく、パンプした状態が一種のアナボリックシグナルとなると今日では考えられている。炎症ホルモンやサイトカインが局所的に増大することで、アナボリックホルモンの分泌が促進され、筋肥大につながるのだ。

神経伝達の発達といった視点からも、微細筋損傷といった物理的視点からも、強度こそが全てと言っても良いが、今もってパンプも重要であり、パンプは化学的には非常に優れた筋肉増強テクニックのひとつなので、気持ちよさと自己満足感まで得られるお得な手段として自信をもって筋肉を徹底的に張らせることに取り組む価値があるのだ。



〜パンプアップ増強の基本のき〜

筋肉を一定以上の強度で何度も何度も収縮させることでパンプが起こるが、それを助長するのが筋肉への血流量の増大である。

筋肉への血流量を改善するには様々な方法があるが、最もストレートでポピュラーな方法が血中の一酸化窒素(NO)を増やすことである。増大した血中のNOは血管を押し広げ、血液の循環を促進するからだ。

この血管内のNO生産量を増やすのが、その前駆物質であるアミノ酸のアルギニンである。腸から吸収されたアルギニンは血管上皮細胞へ辿り着き、一酸化窒素合成酵素の働きによって、NOの材料となる。実際にアルギニン単体をmg単位で摂取しただけでも、血中NOの増大が起こることが解っているが、アルギニン単体を摂取した場合、そのいくらかは腸管→門脈→肝臓→血液といった運搬過程においてアルギニン代謝が起こる上、体内半減期や血中NOピークと言った無敵の「エンペラータイム(持続時間)」が長いとは言えない。

そこで登場するのが、シトルリンである。アミノ酸の一種と表現されるシトルリンは体内でアルギニンへと転換されるアルギニンの前駆物質である。シトルリンは胃や肝臓での破壊を受けにくいため、血中アルギニン濃度を高めるのに役立つと言われている。

そして、口から摂取されたアルギニンがNOを増やすまでの時間と摂取したシトルリンがアルギニンに変化してNOを増やすまでには時間差が発生する為、これらを同時に摂取した場合、NOが生成され続ける時間の延長と血中NOピーク濃度の増大が起こることがいくつもの実験により判明している。

つまり、アルギニンとシトルリンを同時に摂取すれば、それぞれの単体摂取時よりも血中一酸化窒素レベルが大きく高まるだけでなく、その持続時間まで延長されるのだ。



高用量のアルギニン&シトルリン

NO増大による血流量改善にだけ注目した場合、その比率は1:1が最適と言われている。

VELOXにはアルギニンとシトルリンがその適正値である1:1で配合されている。しかも、1回分の小さな1ボトルにアルギニン1,200mgとシトルリン1,200mgという充分すぎる用量だ。

VELOXは血中NO濃度を増大し、血流量を改善する基本中の基本を十二分に満たしているだけではない。ただでさえ、吸収が速いとされる遊離されたフリーフォームのアルギニンとシトルリンが水溶化しているため、更に高い性能と即効性が期待できるのだ。

トレーニング前にVELOXを仕込んだら、何も考えずにパンプアップのみに腐心すれば、未体験の鋼の如き硬度を伴った膨張感が筋肉に起こるだろう。

後編へ続く



Ex:
男のロマンを追求

パンプ重視のスタック

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