風邪をひいてしまった時の栄養補給-後編

Q:風邪をひいてしまいました。

1.このような場合、しっかりとご飯を食べた方が良いのでしょうか?

2.風邪の時に意識して補給すべき栄養素など、あるのでしょうか?


今回は質問2について考えてみたいと思います。

辛い熱風邪やインフルエンザに罹っている時は、直感的に「俺の筋肉は今!絶賛分解中に違いない!!」と感じるはずです。

実際に風邪などの消耗性疾患に罹っている時は、血中のアミノ酸レベルは大きく低下し、風邪が治るとともに血中アミノ酸レベルが回復することが判っています。これは風邪やインフルエンザによる消耗によってアミノ酸消費が増え、その後、再び血中濃度が安定するのは、消耗によって不足した分を筋肉から補っているからだと考えられています。

発熱それ自体は直球でATPを消費する活動なので、もちろんエネルギーを大量に消費しますが、各種白血球の生産はアミノ酸と亜鉛が必要不可欠であるため、エネルギー消費から観ても、免疫生産からみても、風邪やインフルエンザの時には多量のアミノ酸が必要とされるカタボリックな状態に陥ることは当然の帰結となります(※)。



EAA HMB筋肉を護りたいという目的のみならず、免疫力の最大化を図り、早期回復を目指す場合においても、アミノ酸補給は重要な要素となるのです。この際に役立つのが、必須アミノ酸を主体としたグリコ「プロスペックアミノパウダー」やFL「EAA+HMB」です。

インフルエンザや熱風邪の際は、消化活動にエネルギーを回さない絶食や半絶食の方が免疫力が高まって回復が早くなると言われているので、タンパク質が消化の最終段階まで完全分解された遊離アミノ酸状態のEAA主体サプリしかないでしょう。

筋肉命で筋分解抑制目的が強い場合は、アンチカタボリック効果が高いHMBを含む「EAA+HMB」が適します。トリプトファンをしっかりと摂取して、しっかりと眠ることで回復を早めたい場合は、「プロスペックアミノパウダー」が適します。



ncgこれらにグルタミンと亜鉛を加えることで、実践的栄養学視点における栄養補給の基本的な流れを補完することができます。

グルタミンはカロリー制限下での筋分解抑制効果が高いアミノ酸なので、食べられない熱風邪の時には心強い味方となりますが、そもそも、グルタミンは免疫力を高めるアミノ酸なので、風邪の際に勧められるアミノ酸の代表格です。

亜鉛は細胞分裂の際に必要な酵素生成に欠かせない必須ミネラルです。特にその需要は、味を感じる舌の細胞「味蕾」や腸管上皮細胞、皮膚、精子等々において、広く知られていますが、当然ながら千万単位億単位の数が消耗される白血球において顕著です。亜鉛と免疫力の関係は非常に関連性が高い為、海外のトローチなどには亜鉛が当たり前のように配合されています。

風邪やインフルエンザに罹っている時は多かれ少なかれ、睡眠の質が低下するため、また、回復のためには深い睡眠を心がけるべきなので、亜鉛単体よりも、亜鉛を主体とした快眠もサポートするZMA系サプリを採用するのが理想的です。

1kgこの場合、ノーマルのものよりも、高い抗炎症作用と免疫賦活作用を持つと言われるカンカニクジュヨウエキスが配合されたエキストラアミノアシッドがベストになります。

※ 筋分解だけに絞って考えると、ヒートショックプロテイン効果で高熱による体感(主観)ほどの筋分解は起こっていないと思われる(ただし、その生成や他の代謝活動にアミノ酸が必要)

応用編へ続く



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