陸上100m-2017-5
「アジリティ対策-序論編」


〜おっさんの筋力の機密〜
40歳未満、あるいは30歳以下のウエイトトレーニングに勤しんでいる人は、疑問に思うことがあるかも知れない。

40歳から短距離を始めて、果たしてタイムは伸びるものだろうか?筋力などの低下によって、年々タイムは落ちていくものではないのか?

まず、私の場合は改善すべき弱点が多い反面、それらはトレーニングによって改善できると言う性質上、タイムはまだまだ伸びる可能性がある。スタート地点でのクオリティが低く、伸び代があるからだ。元陸上部が現役時代のベストタイムを目指すのとは少々事情が異なる。



上は個人的な理由となるが、生理学的にはどうなのか?

驚くべき結果を共有して頂きたい。

国民の体力を測定した統計によれば、敏捷性や垂直跳びなどは20代が他の年代よりも優れているが、筋力の指標となる握力に関しては40代が最高値を示すというのだ。

これはサプリ塾を読んでいるフィジカル野郎の話ではなく、一般人の統計なので、非トレーニング環境下では筋力は時間をかけてじっくりと熟成されて出力されると考える事ができる。普通は神経的にも筋量的にも、年月をかけて筋力という結果を産み出すようだ。

長年、揉み続けたり(?)、つり革につかまっていた成果ではなく、日常生活や業務などで地味に様々な物を掴み続け、40余年の歳月を経て人生におけるMaximumの握力へ到達すると言う道程やメカニズムを想像すると生命賛歌したくなるが、ともあれ、統計的に40代以降でも筋力に関しては若年者に劣ることがないことが分かる。



ウエイトトレーニーの世界なると年齢など関係ないのが常識である。

パワーリフティングやベンチプレッサーの世界では40歳以上のTOPリフターや有名リフターはザラであり、ナチュラルボディビルの世界においても30歳以降の選手の方が20代の選手よりも豊かな筋量を誇るのが一般的である。

筋力や筋量を十二分に発達させるには、トレーニングや栄養もさることながら、長大な時間が必要であることがわかる。



〜高齢者のスピード〜

高齢者は動きが遅いと言う認識を誰もが持つだろう。そうであるなら、その理由は筋肉の収縮速度が老化によって遅くなっているからではないかという推論を立てることができる。

しかしながら、実の所、高齢者と若者の筋肉そのものの収縮速度は変わらないことが実験によって証明されている。無負荷状態における筋肉が縮む速さは、年齢に関係なく一定なのだ。

筋肉の収縮速度と言った質そのものは変わらないのに、動作スピードに差が出るのは、筋量と筋力(神経系)の差であると結論づけることができる。

つまり、高齢者であっても、それが鍛錬者で筋量と筋力が比較の若者を上回っていた場合、動作スピードは若者よりも速い可能性が高いわけだ。

アジリティ対策-本編へ続く



【Ex】
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30代後半からの筋肉増強-本編
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サプリマスターの減量期 @2017-前半戦

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