陸上100m-2017-3
「当日編」


〜スケジュール〜
ほぼ例年通りであったが、今回は昨年行わなかったゴロゴロローラーを再び採用した。

やや早めに出発し、陸上競技場側のジムへ立ち寄り、脊椎を伸ばすマッサージ器に15分ほど実を横たえ、その後、ついでに普通のマッサージ器で15分間身体をほぐし、神経伝達が良くなるようにとおまじないを行った。

タイムへの影響はあったかどうか分からないが、意外なところがコキッ!とはまり、特にどこも悪くないように思っていたので、こんな所がずれていたのかと驚いた。

その後、アップ用に開放されているサブトラックへ移動。全身の筋肉を一気に動かす競技では、2時間のウォーミングアップが必要と言われているが、真夏と言うこともあり、1時間弱行った。控え目ではあるが、自分の中では過去最長であった。

ウォームアップ後、スタート台でスタートの練習。昨年同様、この瞬間が唯一のスタート練習となった。スタート台のセッティングも、毎回、行き当たりばったり。位置決めやスタート練習をしっかりと行えば、即タイムアップに繋がると考えられるので、来季はスタート台を購入することにした。



〜レース〜
ウォーミングアップの手応えや体調はまずまずだったので、良い走りができるはずだと、早く走りたくて仕方なかった。自分の順番が待ち遠しかった。順番を待つ間、各々が他のレースのスタートにあわせて、スタートの練習を続けるが、私は最小限に留め、炎天下での体力温存に努めた。

緊張せずに良いスタートが切れた!そう思ったら、スタートやり直し!

他の選手も同条件ではあるが、この時点で私の心拍数はMAXになってしまい、MAXアドレナリンでガクガクする身体はスタート位置につくのがやっとの状態に。スタートしてみると、力がこもりすぎて、もがくような走りになってしまった。力めば力むほど、力を込めれば込めるほど、理から離れていくとは正にこのことであった。

年1回ではなく、複数回出場することで、レースに慣れておく必要やアクシデントに対する強さも必要であることを痛感した。

ただ、今回はスタミナ切れが起こらないように練習してきたので、最後の失速がなかった。



〜失速対策〜
人間がクレアチン燐酸系代謝を利用したスプリントなどの全力全身の力を発揮できる時間は8秒以下。ここにクレアチンフルチャージが成されると、約10秒に延長される。その場合、100mの一流選手であれば、100m走のほぼ全ての区間をATP-cp系で走り切ることができ、グリコーゲンは依然必要ではあるがその重要性の比重は高くない。

それでも私の場合は最後の3秒間以上は、クレアチン燐酸系がダウンし、筋中グリコーゲンに頼らざるを得なくなるので、レース日は無論、普段の練習中からある程度の筋中グリコーゲンを保持しておく必要があった。このような理由から、今年は厳しいカーボカットは行わず、良い練習を継続できるように、普段からある程度の炭水化物摂取を心がけた。

#25へ続く



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