長期間続く下痢、長引く下痢-4

Q:気がつけば3ヶ月ほど、ずっと、下痢が続いています。ヨーグルトなどを沢山食べるようにしていますが、一向に改善しません。やっぱり、専用の乳酸菌サプリなどを利用した方が良いのでしょうか?

マーケティングの視点から観察すると、世の中の多くの人々は、絆創膏を求めていると言っても過言ではありません。

膝を擦りむいた場合、普通の絆創膏を貼る、あるいは赤チンを塗ることで「解決」となる訳ですが、実の所、そこに存在するのは臨床試験等の科学的根拠ではなく、単なる擦り込まれた習慣であり、人々は周りが用意した解答に従うことで安心を得ている訳です。

新しいタイプの絆創膏であれば、放置するよりも早く綺麗に治る可能性はありますが、状況によっては完全な解決という訳ではありません。

例えば、普通よりも明らかに頻繁に転んでしまことによる怪我であれば、転けないような対策を立てる、あるいは脳の病気を疑うと言った視点から解決策を模索する必要があります。この場合、転倒しにくくなって、初めて解決したと言えるのです。

新しい収納や自動掃除ロボを買えば、部屋が綺麗になると思ってしまうのですが、自分自身の根本的な習慣やシステムを改革しない限り、汚部屋が片付かないのと同じ構造と言えば解りやすいでしょうか。



長期の下痢やそれに伴う血便が現れた場合、多くの人は病院へ行き、何らかの病名と「ストレス」などの適当な原因を与えられて薬を処方されると、途端に安心してしまうのです。そのプラシーボ効果で治ることもあり、また、単純単一の原因が判明して薬に頼らずとも完治することもあるかも知れないで、全くの無駄ではないケースもあるでしょう。

ところが、これまでに紹介してきた負の炎症ループに突入した上に、リーキーガット症候群に陥ってしまった人の場合、絆創膏で傷を隠す程度の処方で快方に向かうとは思えません。あまつさえ、いくつかの薬を併用し、継続することで、症状を緩和することができても、「頻繁に転ぶ人が転ばなくなる」と言った根治は不可能です。

答えは一つではなく、複合的な原因を内因する場合、外的な環境要因をも含めて、様々な角度から原因を探る必要があります。

メカニズムや因果を意識して、身体の端々に延長されて表現される原因因子を探る習慣・・・観察眼を身につけたいものです。

#5へ続く



【Ex:思考の習慣化】
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