7月の頭くらいには、仕上がった腹筋を披露したい。

その様な目的がある場合、6月の現在は減量の最終段階に突入しているはずである。

まず、前編たる今回は、ベタに各ケースにおけるサプリメンテーションについて考えたい。



減量最終フェーズ
3減量後期〜仕上げ段階は、代謝の低下やサプリに対する反応の低下等々によって、減量スピードが鈍化しやすい。この現象を打破するためには、

・βアドレナリンレセプター活性
・チートデイの活用
・血流促進
・コルチゾール抑制
・チロシンやヨウ素の摂取、肝機能活性による甲状腺ホルモンレベルの維持

と言った対策を数多く採用し、平行して取り組むのがベストだ。

テストステロンや成長ホルモンは、脂肪細胞上のβアドレナリンレセプターを活性化させ、脂肪細胞からの脂肪酸放出を助けるため、鈍ってしまった脂肪分解を再び活性化させる。その為には、T-JACKやETBなどのテストステロンブースターやエキストラアミノアシッドやディープリカバリーなどのGHブーストが期待できる製品を採用したい。

更なるカロリー制限や食品選択と上記対策によって、血中に脂肪酸を導くことができたら、それを脂肪燃焼の終着駅であるミトコンドリアへスムーズに運び込みたい。その為には、CLA+魚油+L-カルニチンを組み合わせ、脂肪酸の細胞透過性を高めよう。

また、折角減量が進んでも、コルチゾールレベルが高いと腹部の脂肪がいつまでも残ってしまう現象に見舞われることがある。この現象を防止するには、余分なコルチゾール分泌を抑制するのに充分な用量のイチョウ葉エキスが配合されたUP!を追加したい。

UP!は毛細血管への血流を増やし、末梢への脂肪燃焼成分を届ける役目を果たすだけでなく、甲状腺機能を維持するのに役立つチロシンを供給する。

以上、減量が停滞気味の人や最後に向けて減量を加速したい人は、アルファリーン+ファイナルバーン+テストステロンブースター+UP!の組み合わせをお勧めしたい。ついでに、Exアミノかディープリカバリーがあれば言うことは無い。

ちなみに、VIVO1日分にも、ストレスによるコルチゾール分泌を抑制し、認知力を保つのに充分な量のイチョウ葉エキスが含まれている。



サーモジェニックスオフサイクル
OFF1回目、なんしは2回目のサーモジェニックスオフサイクルを迎えている人もいるだろう。

その場合、オフサイクル中の脂肪再沈着抑制と更なる分解&燃焼狙いで、アルファリーンと4WAYメガバーンの組み合わせをお勧めしたい。通常はどちらかのサプリだけで充分であるが、7月が間近となっているため、組み合わせることで相乗効果を狙いたい。

アルファリーンは単体でも脂肪合成の抑制とエネルギー消費の増大が期待できるが、4WAYメガバーンに含まれるL-カルニチンは勿論、CoQ10やシネフリンとの相性も非常に高い。シネフリンはアドレナリンに頼らずにβアドレナリンレセプターを刺激して脂肪酸放出を促し、血中に放出された脂肪酸をL-カルニチンがミトコンドリアへ運ぶが、アルファリーンのCLAがその透過を活性化し、CoQ10によって活性化されたミトコンドリアへの脂肪酸供給量の増大が期待できる。

組み合わせとしては、ほぼ完璧ではあるが、その酸化によるエネルギー生成を必要とするような体内環境、すなわち、アンダーカロリー状態か運動によるエネルギー消費が多い状態を保つことがコツとなる。



〜チートデイの活用〜
運動量が多い人や筋量が多い人は、週2日。それ以外の人は週1回のチートデイを設け、代謝の低下を防ぎたい。

チートデイは炭水化物を中心にカロリーを積極的に受け容れるが、具体例に関してはアスメシ-場外編4「勤務飯3:減量編@2017の減量中期〜後期をご参照頂きたい。

後編へ続く



Ex:
減量期三位一体スタック2
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