肝機能と代謝維持
Q:ここ1年ほどで、若干ですが冷え性気味になり、代謝が落ちたようで、体脂肪が乗りやすくなった気がします。30代後半からの筋肉増強「甲状腺ホルモン編」や書籍、他サイトを読んだ上で、甲状腺ホルモンレベルの低下を考えましたが、つい先日受けた検査では、TSH、T4、T3のいずれも、正常な範囲内でした。
脳下垂体から分泌されたTSH(甲状腺刺激ホルモン)によって、甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは、体内の様々な代謝を調節する重要な役割を果たします。甲状腺で生成される甲状腺ホルモンの多くは、ホルモン効果の弱いサイロキシン(T4)で、T4が肝臓で転換されたトリヨードサイロニン(T3)が高い活性を持ちます。甲状腺ホルモンの多寡や甲状腺の異常に関しては、通常はTSH、T4、T3の量やバランスから判断を下します。
Q:ここ1年ほどで、若干ですが冷え性気味になり、代謝が落ちたようで、体脂肪が乗りやすくなった気がします。30代後半からの筋肉増強「甲状腺ホルモン編」や書籍、他サイトを読んだ上で、甲状腺ホルモンレベルの低下を考えましたが、つい先日受けた検査では、TSH、T4、T3のいずれも、正常な範囲内でした。
脳下垂体から分泌されたTSH(甲状腺刺激ホルモン)によって、甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは、体内の様々な代謝を調節する重要な役割を果たします。甲状腺で生成される甲状腺ホルモンの多くは、ホルモン効果の弱いサイロキシン(T4)で、T4が肝臓で転換されたトリヨードサイロニン(T3)が高い活性を持ちます。甲状腺ホルモンの多寡や甲状腺の異常に関しては、通常はTSH、T4、T3の量やバランスから判断を下します。
数値的には全く異常がなく、甲状腺自体も問題がない場合、当然ながら脳下垂体も正常と思われます。おまけに、昆布やヒジキなどは多くはないけど、人並み〜人並み以下は摂取しており、チロシンを含むタンパク質もしっかりと摂取している!・・・このような場合、甲状腺ホルモンとして体内での活躍が最も期待される遊離型のT3レベルが低下している可能性があります。
前述の通り、甲状腺で主に作られるのは活性が低いT4で、これが肝臓で代謝されて活性の高いT3に転換されます。活性酸素などによるダメージ等、何らかの理由によって、肝機能が低下していると、このT4→T3への転換が低下すると言われています。ザックリとした検査では読み取ることができなくても、遊離型T3が少しでも減少していれば、時間に比例して体型などに影響が出ることもあるでしょう。
と言うわけで、今回のケースは稀かも知れませんが、肝機能低下の疑いと徴候がある人は、直接的にお薬に頼るよりも、肝臓ケアを心がけた方が良い場合もあります。何せ、お薬でT4を補っても、適時適量が肝臓でT3に転換されないと投薬の目的を果たせないからです。
肝臓のケアと言っても、様々ですが、まず、肝臓で分解・解毒できない物質(アレ)を無駄に摂り込まないことが最優先です。お手軽で魅力的な話はいくらでもできますが、この視点を第一に置かない限り、全てが白々しいこと千万です。
次に分解時に多少の負担となるお酒や薬物、添加物、化学物質等の摂取量抑制に努めます。ただ、この辺りは持って生まれた才能の影響を受けるので、その量如何によっては「何ともないぜ!」的な人も多くいると思います。
そして、日々、解毒を助け肝臓を保護する栄養素を摂取できれば、言うことありません。
1、肝臓保護:グルタチオンレベル向上と抗酸化
肝臓での分解時に発生する活性酸素から、肝臓を保護することが、T3レベルの維持に肝要と言われています。シリマリンやALAはグルタチオンレベルを高め、肝臓保護と肝細胞での活性酸素除去に役立ちます。
2、肝細胞の再生:シリマリン、シナリン
シリマリンが肝細胞の再生を助け、肝機能を改善することは古くから知られていますが、アーティーチョークに含まれるシナリンもまた肝細胞再生をサポートすると言われています。
3、解毒のサポート:ウコンなど
ウコンに含まれるクルクミンは、肝臓における解毒の第一段階を助けるだけでなく、飲酒によって発生するアセトアルデヒドの分解を促す事が知られています。
4、腎臓ケア:ダンディライオン
ダンディライオンは腎臓ケアをサポートすると言われていますが、腎臓でもT4→T3が起こっているので、腎臓を大切にすることは、巡り巡って代謝の正常化に寄与するものと思われます。腎臓もまたダメージを受けやすい臓器なので、良からぬ物を溜めない為にも、充分なケアが必要です。
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前述の通り、甲状腺で主に作られるのは活性が低いT4で、これが肝臓で代謝されて活性の高いT3に転換されます。活性酸素などによるダメージ等、何らかの理由によって、肝機能が低下していると、このT4→T3への転換が低下すると言われています。ザックリとした検査では読み取ることができなくても、遊離型T3が少しでも減少していれば、時間に比例して体型などに影響が出ることもあるでしょう。
と言うわけで、今回のケースは稀かも知れませんが、肝機能低下の疑いと徴候がある人は、直接的にお薬に頼るよりも、肝臓ケアを心がけた方が良い場合もあります。何せ、お薬でT4を補っても、適時適量が肝臓でT3に転換されないと投薬の目的を果たせないからです。
肝臓のケアと言っても、様々ですが、まず、肝臓で分解・解毒できない物質(アレ)を無駄に摂り込まないことが最優先です。お手軽で魅力的な話はいくらでもできますが、この視点を第一に置かない限り、全てが白々しいこと千万です。
次に分解時に多少の負担となるお酒や薬物、添加物、化学物質等の摂取量抑制に努めます。ただ、この辺りは持って生まれた才能の影響を受けるので、その量如何によっては「何ともないぜ!」的な人も多くいると思います。
そして、日々、解毒を助け肝臓を保護する栄養素を摂取できれば、言うことありません。
1、肝臓保護:グルタチオンレベル向上と抗酸化
肝臓での分解時に発生する活性酸素から、肝臓を保護することが、T3レベルの維持に肝要と言われています。シリマリンやALAはグルタチオンレベルを高め、肝臓保護と肝細胞での活性酸素除去に役立ちます。
2、肝細胞の再生:シリマリン、シナリン
シリマリンが肝細胞の再生を助け、肝機能を改善することは古くから知られていますが、アーティーチョークに含まれるシナリンもまた肝細胞再生をサポートすると言われています。
3、解毒のサポート:ウコンなど
ウコンに含まれるクルクミンは、肝臓における解毒の第一段階を助けるだけでなく、飲酒によって発生するアセトアルデヒドの分解を促す事が知られています。
4、腎臓ケア:ダンディライオン
ダンディライオンは腎臓ケアをサポートすると言われていますが、腎臓でもT4→T3が起こっているので、腎臓を大切にすることは、巡り巡って代謝の正常化に寄与するものと思われます。腎臓もまたダメージを受けやすい臓器なので、良からぬ物を溜めない為にも、充分なケアが必要です。
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