減量をスタートしてから最終的なコンディションに至るまで、同じ調子、同じパターンで継続する人もいるが、慣れや停滞防止目的で数段階の過程を経て完成を目指すことをサプリ塾では勧めている。詳しくは、6パックスシリーズをご参照頂きたい。

私の場合、プレ減量期→減量前期→減量後期と言った順序を踏んで、陸上の記録会等に臨んでいる。



0、プレ減量期を設定し、緩い食事管理をスタートする
いきなり厳しい食事管理を行うと、心理的に辛く、また、反動で食べてしまう恐れがあるため、慣らし期間を設ける。



1、減量前期

食事:
夜の炭水化物を控える程度で、朝と昼は炭水化物を普通に食べる。できるだけ食事回数を多くしたいが、間食は心理的にも本能的にも飢えを消しにくい液体食や代用食ではなく、咀嚼を必要とするものを選ぶ。カーボチャージを目的としたチートデーの間食には、脂質をあまり含まない炭水化物主体の物を選び、普段はタンパク質主体で炭水化物控え目(脂質は気にしない)。

Ex:
ハモンセラーノダイエット

チートデイ1:
gcs激しいトレーニングを行うためにはグリコーゲンが必要なので、精神面のためではなく、グリコーゲン補給のためのカーボチャージデイを2日連続/週で設ける。この日は炭水化物主体となるので、タンパク質摂取量は控え目となる。40gを複数回採る方法では、「キリが無い」ので、1回当たり80g以上の炭水化物を摂取することが多い。
この為、自ずとGCS750の出番が多くなる。

チートデイ2:
bストレス解消のために、週に1回、夜に映画を観ながら、お菓子を沢山食べる。この際、摂取カロリー並びに油由来のカロリーが気になるが、それよりもその食品の「質」が良くないというのもある為、ファイナルブロックをしっかりと摂取している。

Ex:
チートデイ対策サプリ
低炭水化物ダイエット期におけるGCS750やファイナルブロックの出番


「アルファリーンの投入」
a上のようなそれほど厳しくない食事計画の場合、脂質の摂取量が増える傾向があるため、脂質代謝に優れた体内環境に導きたい。脂質代謝に優れた体内環境とは、代謝的にも腸内環境的にも、脂質をエネルギーに変えやすい状態であり、長鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸の燃焼を司るペルオキシソームの活性化や各種酵素の活性、脂質代謝を好む腸内細菌叢の発現等々が起こっていることである。

そのようなコンディションを作り出すのに役立つのがアルファリーンである。

アルファリーンの魚油とCLA、フォスフォリーンの組み合わせは、ペルオキシソームの脱共役タンパクの活性化による積極的脂質代謝を促進する為、脂質の摂取量が増えても、脂肪を燃やしやすく、またその蓄積を防いでくれる。

そして、魚油とCLAの組み合わせは、筋肉のインシュリン感受性を高めると共に食事からの中性脂肪合成を阻害するため、朝と昼、チートデイに摂取する炭水化物由来の脂肪合成を抑制しつつ、トレーニングに必要なグリコーゲン合成を促進してくれる。

Ex:
今更訊けないCLA+α



「UP!」
upUP!は本来、減量後期の投入がお勧めである。主成分のひとつチロシンは、正常な代謝、体温を司る甲状腺機能の維持に役立つだけでなく、やる気を促す神経伝達物質であるドーパミンを増やすからだ。

減量後期に体脂肪率が低下すると、賢い身体は生命維持の為に体脂肪をそれ以上減らさぬよう甲状腺ホルモンレベルを下げることで、体温を下げて消費カロリーを減らしにかかる。また、減量後期はそれまでの精神的疲れや我慢によって意欲の低下が起こりやすい。これらの状態を打破するのに、UP!のチロシンとこの成分と相乗するその他の成分が役立つ。

私の場合は、単に好みの問題で、減量の初期からUP!を使用するのが好きなのだ。UP!のチロシンとカフェインの組み合わせは、脂肪細胞からの脂肪酸放出を促進するアドレナリン、ノルアドレナリンの生成を増大させるが、私の場合、その単純な仕組みとイチョウ葉の組み合わせが、脂肪燃焼の体感をもたらしているようだ。

もちろん、この放出される脂肪酸の増加とイチョウ&ビンカマイナーによる血流量の増加は、アルファリーンによってもたらされた体内環境と相性が良い。



これらのさほどきつくはない手法で様子を見ながら減量を続け、後半戦へ入る。以前は、後半からETBを筋量維持と減量の加速目的で投入していたが、今回は前半戦から採用している。

後半戦へ続く



【関連】
サプリマスターの減量期 @2017-序
サプリマスターの減量期 @2017-前半戦
サプリマスターの減量期 @2017-後半戦