FP年間を通したトレーニングサイクルにファスティング期を組み込む意義は大きい。

まず、思い浮かぶのがかなり積極的な健康増進目的である。確かに、絶え間なく活動し続ける内臓を休ませるのは身体に良いだろう。しかも、ファスティングによって休まるのは胃腸だけではない。食べ物を食べることによって余儀なくされる解毒を担当する肝臓や腎臓を休ませることもできる。

断食に専用のファスティングドリンクを用いて血中ミネラル濃度を意図的に調節することは、臓器や筋組織に溜まった重金属などの有害なミネラルの排出を促すことができるメジャーなデトックステクニックである。つまり、悪玉金属の排出は、悪い物が通過、蓄積しやすい腎臓や肝臓だけでなく、筋肉質な胆管や心臓と言った器官までクリーニングしていることに他ならない。

この数年で大病を患うには若すぎる世代の脳や心臓、肝臓、腎臓と言った病気の話を嫌と言うほど耳にするようになったが、最近ではここに胆管や膵臓の話も加わるようになってきた情勢を鑑れば、臓器の休息と解毒は現代人の「必修科目」、「一般教養」と言っても過言ではないだろう(※)。

ファスティングはその手段の筆頭なので、健康的な身体作りのみならず、身体作りの継続と言った観点からも、トレーニングサイクルに組み込むのは理に適っている。不健康ならトレーニングを継続できないからだ。

ただ、今回は健康増進や解毒の観点からではなく、筋肉増強と老化防止というより身近で誰もが欲する点から、年間のトレーニングサイクルにファスティング期を採用する利点について解説したい。



個人的な話になるが、昨年は5〜6月に2回、8〜9月に1回、ファスティングを行った。その際に筋肉のリバウンドを体験したと以前紹介した

その理由として、もちろん、ファスティング後に筋肉増強効果が高い組み合わせのサプリメンテーションを組んでいた影響も大きいと思われるが、ファスティング自体が筋肉と体内環境に与えた影響もかなりのものであったと確信している。

つまり、ファスティングを行うと筋肉が付きやすくなると言いたい訳だ。

※ と言っても、ファスティング行為はやや取っつきにくいので、レバーブロウもオススメ

後編へ続く



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