〜各種ホルモンレベルの調整-4〜
「成長ホルモン & IGF-1」
テストステロンなどの性ホルモンに並んで、年齢を重ねるにつれて分泌量が低下するのが成長ホルモンだ。
「成長ホルモン & IGF-1」
テストステロンなどの性ホルモンに並んで、年齢を重ねるにつれて分泌量が低下するのが成長ホルモンだ。
成長ホルモンは、筋肉を付けたい人達にしばしば強力なアナボリックホルモンと勘違いされることが多い。それは、完全な間違いではないが、成長ホルモンによってタンパク同化が昂進するのではなく、成長ホルモンに誘発されて分泌されるIGF-1(インシュリン様成長因子-1)がタンパク同化、いわゆる筋合成を高めているのだ。
成長ホルモン自体が筋合成昂進を起こす直接の物質でなくても、その分泌が増えれば、結果的に筋合成が高まることに変わりはない為、30歳以降のトレーニーが成長ホルモン分泌を気にかける価値はある。
ただし、多くの運動愛好家が着目すべきは、その間接的アナボリック作用よりも、成長ホルモンの代謝促進作用だろう。
成長ホルモンは、あらゆる栄養素の代謝を助け、特に脂肪燃焼を促進する作用を持つ。
年齢が上がるに連れ、体脂肪が付きやすくなるのは、成長ホルモン分泌量の低下が一因であり、ある意味自然な現象ではあるが、溜め込んでしまった体脂肪を手放したい場合や引き締まったリーンボディを維持することが目的であれば、筋量志向の人よりも、成長ホルモンレベルを高めたいところである。
しかしながら、IGF-1は細胞分裂を活発にするホルモンなので、DNAのエラーが増え始める40歳以降の人が、IGF-1や成長ホルモンを外部から直接的に体内に入れ続ける事や非常に高いレベルでそれらを保つことは、現代環境を加味しなくても些か問題がある為、神の見えざる手によって自然に調節される「体内での生成改善」を目指したい。
#7へ続く
【関連】
30代後半からの筋肉増強 イントロダクション
30代後半からの筋肉増強 #1
30代後半からの筋肉増強 #2
30代後半からの筋肉増強 #3
30代後半からの筋肉増強 #4
30代後半からの筋肉増強 #5
30代後半からの筋肉増強 #6
30代後半からの筋肉増強 #7
40代からの競技への挑戦
成長ホルモン自体が筋合成昂進を起こす直接の物質でなくても、その分泌が増えれば、結果的に筋合成が高まることに変わりはない為、30歳以降のトレーニーが成長ホルモン分泌を気にかける価値はある。
ただし、多くの運動愛好家が着目すべきは、その間接的アナボリック作用よりも、成長ホルモンの代謝促進作用だろう。
成長ホルモンは、あらゆる栄養素の代謝を助け、特に脂肪燃焼を促進する作用を持つ。
年齢が上がるに連れ、体脂肪が付きやすくなるのは、成長ホルモン分泌量の低下が一因であり、ある意味自然な現象ではあるが、溜め込んでしまった体脂肪を手放したい場合や引き締まったリーンボディを維持することが目的であれば、筋量志向の人よりも、成長ホルモンレベルを高めたいところである。
しかしながら、IGF-1は細胞分裂を活発にするホルモンなので、DNAのエラーが増え始める40歳以降の人が、IGF-1や成長ホルモンを外部から直接的に体内に入れ続ける事や非常に高いレベルでそれらを保つことは、現代環境を加味しなくても些か問題がある為、神の見えざる手によって自然に調節される「体内での生成改善」を目指したい。
#7へ続く
【関連】
30代後半からの筋肉増強 イントロダクション
30代後半からの筋肉増強 #1
30代後半からの筋肉増強 #2
30代後半からの筋肉増強 #3
30代後半からの筋肉増強 #4
30代後半からの筋肉増強 #5
30代後半からの筋肉増強 #6
30代後半からの筋肉増強 #7
40代からの競技への挑戦