体脂肪率が何%になれば、腹筋がクッキリとしてくるかは、体質や体組成計の性能によって異なる為、明言は出来ませんが、12%を切る頃にはうっすらと腹筋が割れてきて、10%を切ればそこそこハッキリとした6パックのディテールが表れてくるはずです。

上の辺りまで到達すれば、誘惑とストレスの多い現代社会においては、合格と言って良いでしょう。



夏が終わるまでは、そのコンディションをキープする為に、食事とトレーニングに気を遣うだけです。

10%未満を目指して、もう一絞りしたい場合は、状況や体質から「最終フェーズ」か「オフサイクル期」の減量プランを採り入れてみると良いでしょう。

8%以下から更に絞り込みたい場合、下がり気味の代謝を高める高強度トレーニングとして、週2〜3回、パワーリフティング系やウエイトリフティング系、またはスプリントを行ってみるのも良いですが、「夏の6パック計画を終えて 中編2」で紹介したように、4WAYメガバーンなどでL-カルニチンとCoQ10をしっかり仕込みつつ、心臓血管系トレーニングをガッツリと取り組んでみるのも有効です。

これを数週間継続することで、しぶとく残った体脂肪を削ることができるはずです。その際、週2回程度、太陽光で日焼けを行うことが出来れば、更にパリッと仕上がるでしょう。



体脂肪率が15%前後、あるいはそれ以上の人で、夏の初めには間に合わなくても夏の間には、何とか腹筋と対面したいと言う人は、もちろん、頑張る価値が充分にあるので、基本的には「6パック最終フェーズ」に準じつつ、出来る範囲で自分に厳しく、予算の許す範囲で豪華なサプリメンテーションを組んで、現在の自分に抗ってみましょう。

本気モードに突入する前に、ファスティングを行っておくのも有効です。大雑把に体重と体脂肪率を削っておくと言う意味合いも大きいですが、無駄な食欲や欲望が低減するため、その後の食事制限が成功しやすくなるからです。



「6パックに成功することの意味」

見た目がそんなに重要なのか?

見た目が変わったからって、中身が伴わなければ、意味がない!

何て人の足を引っ張ってくる六道輪廻の亡者が周りにはウヨウヨしていますが、本当に彼らの言うことは正しいのでしょうか?

別枠で時間を取りたいと思いますが、簡便に説明すると、しっかりと絞れた身体や見事に発達した身体は、実の所、その人の知識や実践力、実行力、習慣と言った内面が変化した結果であり、それは脳の中でニューロンが新規形成されたことに他ならず、性格や人格が変わったことを意味します。

大きく見た目が変わったから性格が変わるのではなく、身体作りの過程で内面が変化したから外見が変わったのです。人間の身体においては、良くも悪くも見た目が変わると言う事は、その人の中身が変化した結果です。

詰まるところ、人間性と言っても良い中身の変化が先に起こり、中身が良質であるから、外見も良質に変化するのです。ただ、身体的な見た目に関しては、価値観や習慣だけでなく、肉体が物質で構成されている以上、身体に取り入れる食べ物や栄養素も良質でないといけないので、考えながら口に入れるものを取捨選択し続けることが重要です。

後編へ続く



【Ex】
〜ネクストシーズンへ向けて〜
夏の6パック計画を終えて 前編
夏の6パック計画を終えて 中編1
夏の6パック計画を終えて 中編2
夏の6パック計画を終えて 後編

【関連】
6パック計画は進んでいるか?-Part.1
6パック計画は進んでいるか?-補講
6パック計画は進んでいるか?-Part.2
6パック計画は成功したか? 前編
6パック計画は成功したか? 後編