Chapter6
「筋発発揮張力維持スロー法の研究」
〜証明されたスロトレ効果〜


日本におけるスロトレの研究では、4秒×4秒で動作を行うことが多い。

例えばスクワットの場合、

A:4秒かけてしゃがみ込み

B:ボトムで止まらずに切り返す

C:4秒かけて立ち上がる

A〜Cを止まらずに8秒かけて行う。


50%1RMで8回×3セットのスロトレを週2回3ヶ月続けた結果、高い筋肥大率が得られた。スロートレーニングは筋疲労が早く、特に後半にかけての疲労が大きくなると言う特徴の影響もあるだろう。

このことから、怪我をした場合などは、50%1RMでスロートレーニングを行うのが、治療中治癒中の筋力と筋量の維持に非常に有効であると考えられる。

また、これよりも遥かに落とした強度に設定することで、高齢者や低体力の人もスロートレーニングが可能となり、実際にも糖尿病の人の糖代謝改善が確認されている。



カナダの研究においては、筋バイオプシーを用いた幾分ドラスティックな方法で、スロトレの効果を確認している。

30%1RMで6秒×6秒のスロトレを被験者に課した結果、スロトレ後の筋肉において筋タンパクの合成が示された。

マーキングしたフェニルアラニンをトレーニング前に注入し、トレーニング後にそれがどれだけ筋中に取り込まれたが、筋細胞を直接抜き取ることで確認したところ、筋肉へのアミノ酸取り込み量が有意に増加していた。



筋力や体組成等の客観的、マクロ的な観測でも、筋組織を採取すると言った直接的、ミクロ的な観測においても、スロトレによって筋合成が高まり、筋肥大が起こることが証明されたこととなる。

このことは、単に筋肥大の為のほぼ唯一の方法であるとこれまで信じられてきた高強度の標準法以外にも、筋肥大に有効なトレーニング方法が存在することが発見されただけでなく、怪我人や高齢者でも、筋肥大の為のトレーニングを比較的簡単に行えることが判明したと言うことである。

#7へ続く



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