低炭水化物ダイエット期におけるGCS750やファイナルブロックの出番-前編

Q:炭水化物を完全にカットと言うほどではありませんが、できるだけ少なめの食事法を続け、イグナイトを利用しています。今のところ、かなり満足した結果が得られていますが、ここにGCS750を加えれば、更に良い成果が得られますでしょうか?

サプリ塾のメインコンテンツのひとつ「体脂肪燃焼サプリ サイクル考」の#13〜15をクリアすると、GCS750やファイナルブロックという補助的サプリが必須のように思えますが、限定的なある条件下においてはこれが当てはまらない場合があります。

それが

・炭水化物を完全にカットした食事方法
・少なめの炭水化物摂取を心がけた食事方法
・1回1回の食事における3大栄養素の比率と量を完全にコントロールした食事方法

と言った方法を採用した減量期における「1日3〜6回の食事」です。


GCS750は、摂取炭水化物が通常〜多めの際に最も活躍するように設計されたサプリメントです。血糖値の急上昇によるインシュリン多量分泌の予防と脂肪合成の抑制を助け、摂取炭水化物がグリコーゲンとして蓄積されることをサポートします。

炭水化物を完全にカット、あるいはかなり控えめの食事内容の場合、急激なインシュリンの分泌が起こりがたいので、基本的には食事の際にGCS750は必要ありません。同様に炭水化物だけでなく、脂質の摂取量までコントロールできている場合は、ファイナルブロックの出番もないでしょう。

ですので、完全にクリーンな食事を続けている場合、各食事におけるGCS750やファイナルブロックの必然性は低くなります。

ただし、低炭水化物食下でクレアチンなどのインシュリン依存性が高いクレアチンの吸収率を高めたい場合にGCS750は非常に役立つ為、完全なカーボカットを行っているクレアチン愛好家にはGCS750は欠かせないアイテムとなるでしょう。また、トレーニング直後に単糖類や二糖類を始めとした炭水化物をドカッと身体に入れたい人や反対にインシュリンによって吸収率が上がるEAAなどの遊離アミノ酸やプロテインの吸収率を少ない炭水化物摂取量であっても向上させたい場合もGCS750は有効な手段となります。

つまり、カーボカットダイエットや(比較的)低炭水化物ダイエット中であっても、クレアチン摂取時とトレーニング直後にGCS750があれば、非常に役立つと言うことです。



ただ、今回のように低炭水化物ダイエット中に、イグナイトに加えることで、より減量に役立つアイテムとなれば、当然ながら優先順位は異なります。

予算が許すのであれば、今回の場合はアルファリーンや4WAYメガバーン、あるいは両方を加えるのが良いでしょう。

アルファリーンは、イグナイトのオフ期間に充てたいサプリメントですが、脂肪細胞からの脂肪酸遊離を促すというその特性故にイグナイトなどのファットバーナーと組み合わせることで相乗効果が期待できます。また、細胞内小器官の発現、活性は、ミトコンドリア経路以外での脂肪酸の酸化(燃焼)処理を改善します。

4WAYメガバーンもまたイグナイトやファイナルバーンのオフ期間のリリーフピッチャーとして、単体あるいはアルファリーンと組み合わせて使用したいサプリメントです。4WAYメガバーンもイグナイトと全く異なる経路で、脂肪細胞に働きかけて脂肪酸の放出を促す上、脂肪酸をミトコンドリアへ送り込むL-カルニチンとミトコンドリアを活性化するCoQ10を主体とし、脂肪酸酸化の最終段階までサポートする為、やはりイグナイトと併用することで相乗効果を期待することができます。

完全な糖質オフダイエットや低炭水化物ダイエットを行っている人がイグナイトに更にサプリを加えたい場合、アルファリーンや4WAYメガバーンが適します。どちらか一方のみを選びたい場合、どちらでも良いのですが、比較的運動量が少ない人はアルファリーン、比較的運動量が多い人は4WAYメガバーンを選ぶのが良いでしょう。

後編へ続く



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