二年以上前から月末日記にて何度も「紅はるか」と言う品種のサツマイモを推しているが、その美味しさを引き出す焼き方を解説しないのは片手落ちというもの。

と言う事で、私が安納芋よりも美味しいと断ずる紅はるかの焼き方をここに紹介したい。



「熟成」
P1050141掘りたては、不味い。
1本1本を新聞紙に包んで、キッチンなどの暖かい部屋で保存。1ヶ月ほど貯蔵したら食べられるが、冷えで腐らせないのなら2ヶ月前後、熟成させられれば更に美味しい。
現在は、菜園の面積をかなり割いて紅はるかに充てているが、それ以前は洞窟で貯蔵されていると言うヤツを通販で購入していた。



「食べる時」
2軽く洗うだけ。たわしでゴシゴシやると皮がめくれてしまうので。
そして、アルミホイルでくるまずにそのまま焼く。
薪料理やBBQの火に放り込んで、副業的に焼く場合は、厚手のアルミホイルを巻くが、オーブントースターなどで焼く場合は裸のままがベスト。



「焼き」
3オーブントースターの温度調節が可能な場合、

1、140〜160度:15〜25分

2、180度:15〜25分

3、240度:15〜20分

と、じっくりと焼くとでんぷんの糖化が進んで甘〜くなる。時間設定は芋の太さによって変える。
時間がない場合は、1と3だけでもOK。

温度調節機能がない場合は?って!?
アルミホイルを何枚も巻いて、徐々に脱がして行くことで、到達温度に変化を付けるんだ。



「見極め」
4食べ時の焼き加減を見極める時の目安は、芋の先っぽから蒸気が吹き出て来たら、あと数分と言ったところ。表面の焦げ具合、蒸気の減衰、そして匂いによって、オーブンから取り出す時を決定する。
写真は、先やケツではなく、横から蜜が吹き出して、それが焦げ付いて来た状態で、これも焼き終わりの目安の一つ。



「完成〜♪」
5熟成と焼きが見事に極まると、そのままでスイートポテトや大学芋並に甘々で、トロトロの焼き芋になる。
つまり、甘くてドロドロなので、焼くだけでちょっとしたスイーツになるのだ。


近年では、焼き芋を美味しく焼くグッズが売られているが、オーブントースターだけで充分に美味しく作る事が出来る。炭火や薪も美味しいが、如何せん、出来映えが安定しないので、常に80点以上が取れるこの方法をお勧めしたい。



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