鉄棒またぎで解決-ケースB

Q：ウエイトトレーニングを定期的に行っていて、自分なりの高重量フルスクワットやデッドリフトに取り組んでいるにもかかわらず、思ったほど臀部が発達してくれません。そこで、日常生活時における下半身裏側の神経の緊張も発達に関係するかも知れないという意見に従って気をつけてはいるのですが、イマイチ、意識しきれません。

臀部のサイズを気にかける人がウエイトトレーニングを行っているならば、チャチなグルートマシンの類ではなく、高重量のフルスクワットやデッドリフトのバリエーションを行う方が遥かに効果が高い手段となるのは確実ですが、ひとつだけ問題点があります。各々の癖によっては、外見上は理想的な動作を行っていても、臀部に刺激が入りにくいケースがあるということです。

単に立っている状態だけでも、裏側で支えている場合と表で支えているのでは、神経の発達具合が異なるので、運動時やエクササイズにおける裏表の使用比率に影響が出るという理屈です。

そこで、トレーニング以外のシチュエーションにおいて、常に脚の裏側を意識することで、運動時における使用率向上を狙うわけです。


この神経系のシフトに関しては、意識性やなるべく階段を使うなどの日常レベルでの対処とストレッチによって、徐々に改善されると思います。また、股関節が柔らかいと言うのも、予測ですが裏側の発達に関係すると思うので、この部位のストレッチによる柔軟性改善も有効ではないかと考えますが、もっと良い方法があったのです。

それが「鉄棒またぎ」です。

曇り時々公園トレ-26「野外トレ補助種目-1」へ続く



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