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hana元パンクラス/ライト級/世界ランキング1位 花澤大介のフィットネスコラム

フィジカル勝負の時代に 2nd Season(仮名) #8
「トレーナー花澤のウエイトトレーニング考2015」


サプリマスターユーザーの皆さんこんにちは!!

今回はウェイトトレーニングでよく使われる〔効かせる〕という、体の使い方について、僕の考えを語らせて頂きたいと思います。

今回のコラムでは斉藤マスターの考えに、反論するような内容も含まれているかもしれませんが…僕個人の考えとして捉えてください。

考え方としては「自分の体を感じる」というピラティスの理論を、ウェイトトレーニングにも反映させているつもりです。


僕がパーソナルトレーナーとして指導をスタートした当初に、苦戦したのがトレーニング経験の少ないクライアントさんに、ウェイトトレーニングでベンチプレスやダンベルフライ、もしくはラットプルダウンやダンベルローイングなどの〔コンパウンド(多関節)〕系の、一般的に「胸のトレーニング」や「背中のトレーニング」と言われる種目で、〔大胸筋〕や〔広背筋〕などの、大筋群を主導筋として意識して貰うことです。

特に大胸筋を意識して貰う事が難しいと感じています。

例を挙げるとベンチプレスを行って頂いた際に「どこの筋肉が一番キツいですか?」と、尋ねると「三頭筋かな〜」や「肩が痛い…」というような返答が返ってくる事が多くありました。

最初の頃は「じゃあインクラインでのダンベルフライをやってみましょう」「ディップスならどうですか」「両手の平でプレート挟んでプレスをしてください」という感じで、さまざまな種目のトレーニングを行って頂き、なんとか意識をして貰おうと努力をしていました。

※実際の指導の際にはトレーニングに精通されていない方には、上記のような専門用語は極力使わないようにしていますが、ここでは分かり易いかと思い、このように書いています。



僕は格闘技をする以前から、フィットネス業界で働いていて、ボディビルジムにも通い続けていたので、現役時代に所属していた各道場の道場生に、ウェイトトレーニングについて質問をされる事がよくありました。

その時には少し変わったトレーニング種目を伝えたり、フォームを少し修正する事で、大筋群を〔効かせる〕という感覚を伝える事は容易でしたが、パーソナルトレーナーとして、ウェイトトレーニングの経験が少ないクライアントさんには、なかなかその感覚を掴んで頂けないケースが多々あり「どのように指導をしていけば大筋群を〔効かせる〕感覚を掴んで頂けるか?」をかなり悩みました。

なによりも大胸筋に関しては、競技をされていない方にとっては、普通の生活の中で使う必要性がほとんど無い筋肉だと思います。

そのような筋肉を「意識してください」と言われても〔効かせる〕どころか「使えているかどうかも理解出来ない」というのは当然です。

またこの感覚は個人差が大きく、簡単に掴んで頂ける方と、そうでない方がいらっしゃるので、余計に悩みます。


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総合格闘技花澤大介選手
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