6月末〜8月初旬までの夏本番には、身体をパリッと仕上げたい。

その様な目的を確実に達成したい場合、3月から4月初旬には、減量期を開始し、5月には減量の第二段階か、第三段階に入っていることだろう。

そこで、今回は減量期第二段階におけるサプリメントテクニックについて考えてみよう。


プレ減量期における緩やかなカーボ摂取コントロールに続き、減量期第一段階におけるファットバーナーの投入とカーボ摂取コントロールを4週間以上継続しているのであれば、ある程度の結果が出ているはずである。8週間前後の減量によって、身体が強固な防衛反応を起こすことはないと思われるが、全く同じ手法を続けていると、以前ほどの効果が得られなくなる人がほとんどだろう。

身体が体脂肪率の急激な低下に対して基礎代謝を下げて体脂肪を減りにくくしようとする防衛反応が起こっているわけではなく、それほどに、身体は賢く、それを取り巻く環境に適応してしまうからである。以前は通用していた方法が通用しなくなってしまう初期の停滞原因はここにあるだろう。

その初期の停滞を打破するために、イグナイトとファイナルバーンをスタックするような方法を採用する人も多いが、少し待って欲しい。確かに刺激をレイズする手法は、計算上も経験上も正しく、効果はあるだろう。しかし、身体の適応という点から考えると、刺激の量を増やすのも一つの方法ではあるが、刺激に変化を付けるという方法の方がスマートと言える。

刺激に変化を付けると言うのは、多種類の経路から脂肪燃焼を促す方法をとるということである。



例えば、筋肉のインシュリン感受性を高めつつ、脂肪酸放出と燃焼を助けるCLAオメガ3脂肪酸を組み合わせたアルファリーン、あるいは、L-カルニチンやシネフリンなどを豊富に含む4WAYメガバーンなどと、イグナイトやファイナルバーンをスタックする方法である。

代謝を積極的に高めるサーモジェニックスと助燃剤的な補助サプリを組み合わせるラピッドスタックの採用は、脂肪細胞からの脂肪酸放出とその酸化を加速するのに役立つだろう。

そして、忘れてはならないのが、脂肪燃焼におけるもう一つの重要なファクターの追加である。

サプリ塾塾生であれば常識であるが、次回までにベストなスタックを考えて頂きたい。

中編へ続く



【関連】
〜第一フェーズ〜
夏の6パックに向けたトレサイクルは既に始まっている-前編
夏の6パックに向けたトレサイクルは既に始まっている-中編
夏の6パックに向けたトレサイクルは既に始まっている-後編
夏の6パックに向けたトレサイクルは既に始まっている-補講編

〜第二フェーズ〜
夏の6パックに向けたトレサイクル フェーズ2-前編
夏の6パックに向けたトレサイクル フェーズ2-中編1
夏の6パックに向けたトレサイクル フェーズ2-中編2
夏の6パックに向けたトレサイクル フェーズ2-後編

〜第三フェーズ〜
夏の6パックに向けたトレサイクル フェーズ3-前編
夏の6パックに向けたトレサイクル フェーズ3-中編
夏の6パックに向けたトレサイクル フェーズ3-後編

〜第四フェーズ〜
夏の6パックに向けたトレサイクル フェーズ4-前編
夏の6パックに向けたトレサイクル フェーズ4-中編

考える体幹のトレーニング-まとめ

基本サプリとオプショナルサプリを理解する為のエッセンス-Part.1
基本サプリとオプショナルサプリを理解する為のエッセンス-Part.2
基本サプリとオプショナルサプリを理解する為のエッセンス-Part.3