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誰もが陥るプロテイン性能のミスリード #2
Q:ホエイ、カゼイン、ソイ(大豆)、エッグ、ブレンド等、様々なプロテインがありますが、どれが一番良いでしょうか?
Q:プロテインの中で筋合成刺激が最も高いと言われるホエイが、やはりベストでしょうか?
プロテイン選びはマニュアルやエビデンスを教典として頑なに従うのではなく、自分自身に最もマッチするもの、「都合の良い製品」を選べば良いと言うのが、このシリーズのテーマの一つである。都合が良い、マッチするとは、体質や味覚、コストなどの性能云々の外にある感覚的な使い勝手まで加味した総合的な評価をさす。
今回は、その基準の中で最も重要な体質的視点が養われる題材を例に挙げて考えてみよう。
誰もが陥るプロテイン性能のミスリード #2
Q:ホエイ、カゼイン、ソイ(大豆)、エッグ、ブレンド等、様々なプロテインがありますが、どれが一番良いでしょうか?
Q:プロテインの中で筋合成刺激が最も高いと言われるホエイが、やはりベストでしょうか?
プロテイン選びはマニュアルやエビデンスを教典として頑なに従うのではなく、自分自身に最もマッチするもの、「都合の良い製品」を選べば良いと言うのが、このシリーズのテーマの一つである。都合が良い、マッチするとは、体質や味覚、コストなどの性能云々の外にある感覚的な使い勝手まで加味した総合的な評価をさす。
今回は、その基準の中で最も重要な体質的視点が養われる題材を例に挙げて考えてみよう。
「エビデン信者の盲点」
ホエイは体内利用率が高い!?
カゼインは体内通過速度が遅いから間食や就寝前に最適!?
それは、誰にとってなの?
あなたは、お酒を飲むことがあるだろうか。アルコール類を体内に入れる機会がある人は、自分がアセトアルデヒド脱水素酵素に欠損を持つか持たないかを経験によって自然と理解しているだろう。
つまり、お酒に強いか弱いかである。日本人の半数はお酒に強く、もう半分はお酒に弱いと言われており、これは全て遺伝子の影響なのだ。
一方、お酒にめっぽう強いイメージを持たれるドイツ人を始めとする白人や黒人には、アセトアルデヒド脱水素酵素に欠損を持つ者はほぼ0%とされている。
さて、ビールはリラックス効果からマニアックな作用に至るまで、様々な健康に対する有益効果が判明しており、事実、ドイツ人は栄養ドリンク感覚でビールを嗜んでいるそうだ。
ただし、これをそのまま真に受けてはいけない。我々日本人の場合、半数近くがアルコールを摂り込むことによって発生するデメリットがそれらのメリットを上回ることが多いからだ(※)。
つまり、アセトアルデヒド脱水素酵素に欠損を持つ者がいない国で臨床試験によるアルコール類の有益性が確認されたところで、それがそのまま自分に当てはまるとは限らないと言う事だ。特にアルコール系に関しては、日本人において、50%近くがその適用外となる為、この視点を持つ意義は大きい。
お墨付きのエビデンスも、平均値や中央値も、遺伝的体質の前には全く無意味な場合がある訳である。
同様に、日本人成人の8割が牛乳に含まれる乳糖の分解が苦手な乳糖不耐性とも言われており、プロテインを含む乳製品の有益性を語る海外のエビデンスを丸々日本人に当てはめるのは、数字から観れば上の事例よりも滑稽と言える。
※ お酒に強い人であれば、これからも自信を持ってビールを普通に飲んでも良い(選び方の豆知識はパスワードで)
#3へ続く
【Ex】
マスターとレバーブロウ
帰ってきたお酒の話 2010-1
帰ってきたお酒の話 2010-2
帰ってきたお酒の話 2010-3
帰ってきたお酒の話 2011-1
帰ってきたお酒の話 2011-2
続・帰ってきたお酒の話 2014
【関連】
誰もが陥るプロテイン性能のミスリード-イントロダクション
誰もが陥るプロテイン性能のミスリード #1
誰もが陥るプロテイン性能のミスリード #2
誰もが陥るプロテイン性能のミスリード #3
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カゼインは体内通過速度が遅いから間食や就寝前に最適!?
それは、誰にとってなの?
あなたは、お酒を飲むことがあるだろうか。アルコール類を体内に入れる機会がある人は、自分がアセトアルデヒド脱水素酵素に欠損を持つか持たないかを経験によって自然と理解しているだろう。
つまり、お酒に強いか弱いかである。日本人の半数はお酒に強く、もう半分はお酒に弱いと言われており、これは全て遺伝子の影響なのだ。
一方、お酒にめっぽう強いイメージを持たれるドイツ人を始めとする白人や黒人には、アセトアルデヒド脱水素酵素に欠損を持つ者はほぼ0%とされている。
さて、ビールはリラックス効果からマニアックな作用に至るまで、様々な健康に対する有益効果が判明しており、事実、ドイツ人は栄養ドリンク感覚でビールを嗜んでいるそうだ。
ただし、これをそのまま真に受けてはいけない。我々日本人の場合、半数近くがアルコールを摂り込むことによって発生するデメリットがそれらのメリットを上回ることが多いからだ(※)。
つまり、アセトアルデヒド脱水素酵素に欠損を持つ者がいない国で臨床試験によるアルコール類の有益性が確認されたところで、それがそのまま自分に当てはまるとは限らないと言う事だ。特にアルコール系に関しては、日本人において、50%近くがその適用外となる為、この視点を持つ意義は大きい。
お墨付きのエビデンスも、平均値や中央値も、遺伝的体質の前には全く無意味な場合がある訳である。
同様に、日本人成人の8割が牛乳に含まれる乳糖の分解が苦手な乳糖不耐性とも言われており、プロテインを含む乳製品の有益性を語る海外のエビデンスを丸々日本人に当てはめるのは、数字から観れば上の事例よりも滑稽と言える。
※ お酒に強い人であれば、これからも自信を持ってビールを普通に飲んでも良い(選び方の豆知識はパスワードで)
#3へ続く
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